いつも、お見合いや交際、その後も、お相手への配慮が大切ですと繰り返していますが、「お相手へ配慮する」ことと、「見栄を張る」ことは違うので、注意してくださいね。
妻がお見合いしていたときのお相手で、最初のデートで、少し価格が高いお店へ誘われ、その後は、普通の居酒屋のようなお店だったのに、ある時、お相手から「これからも、こんなに高い店なのかな?」と言われたそうです。
妻は、別に価格が高いお店を希望していたわけでもなく、実際、高級店ではなかったのですが、お相手にとっては大変だったのでしょう。
男性としては、経済的な負担が気になるのも仕方がないと思いますし、その辺りのお互いの感覚について確認していくことも、お見合い恋愛結婚の交際では、とても大切なことです。
最初は少し奮発して、女性に喜んでもらえそうなお店へお誘いするのは、とても良いことだと思いますが、ずっとそんなことを続ける必要はなく、安いチェーン店で食事してみて、お相手の反応を伺ってみて、価値観を確認していくことも、今後のお互いにとって欠かせないことです。
同じことは、女性にもあてはまります。
最初の頃は、お化粧もしっかりして、おめかししていて、急にカジュアルな感じにすると、男性の反応が変わってしまうようなこともあります。
お相手の気持ちに配慮して、気配りすることは非常に重要なのですが、それが行き過ぎると、見栄に変わってしまうこともあります。
純粋にお相手の気持ちに寄り添って配慮しているつもりが、見栄に変わってしまうと、自分を良く見せようとする気持ちが強くなってしまいます。
結婚すると日常の連続なので、最初は礼儀として少し「奮発」しても、少しずつお互いの本来の価値観を共有できるように努めていくことが、長続きするための秘訣のひとつです。