男性も女性も、「何を考えてるか分からない~」と思うことはあるものです。
でも、その分からないと感じた異性の反応が、他の異性にあてはまる確率は、そんなに高くないことが多いです
(もちろん、連続して同じような方と縁があることもありますが)。
私が、「ギブ&ギブ&テイク」と呼んでいることですが、いわゆる「ギブ&テイク」という、「お互い様」というところからもう一歩踏み込んで、「ギブ」をもう一つ増やす感覚が大切です。
これは、決して言葉遊びではなく、コミュニケーションを円滑にし、信頼関係を強くするために、本当に重要なことです。
「○○してあげたのに」という感覚から、もう一つ先に進んで、お相手の気持ちに寄り添う姿勢をお互いに持つことが、結婚後もスムーズに暮らしていくために大切です。
ただ、それは、いたずらに「尽くす」ということとは違います。
献身的な姿勢は、とても素晴らしいことですが、一方的に尽くす関係は、いずれ、どこかで破綻する危険性が高いです。
そのため、「ギブ」だけでなく、「テイク」もある程度は返ってくる関係が望ましいですね。
そういう姿勢は、交際しているときはもちろん、結婚後にも大いに役立ちます。
例えば、子どもが生まれると、女性は、本当に寝る間もないくらいに子どもの世話に追われます。
男性が帰ってくると、ちょっとでも手伝ってほしいと思います。
一方、男性は、やっと仕事から帰って来て、ホッと一息つきたいです。
そういう状況でも、女性が子育ての合間を縫って少しでも食事を用意してくれたり、男性が疲れていても、子どもを風呂に入れて、少しでも女性が休めるようにしたりすることで、お互いに助けられる部分と助ける部分があって、良い関係が保てます。
もし、このような状況で、どちらかが、「自分はもう精一杯頑張ったんだから」というような姿勢を取ってしまえば、大ゲンカにしかなりません。
男心の細かい傾向などに振り回される前に、もっと基本的で大切な部分を共有できるお相手を見つけられるように頑張りましょう。