ひとつの出会いから、いかに学ぶか

合コンや婚活パーティ、お見合いなど、どんな出会い方でも、ひとつの出会いからいかに学べるかが、納得できる結婚に早く近づけるかどうかのひとつの大きな分岐点になります。

ほんの数分お話するだけの婚活パーティと、1~2時間お話するお見合いを同じにすることはできませんが、大切なのは、お相手を通して、ご自身の志向性やクセに気付いていくことです。

 

その上で、お相手に対して、絶対に譲れないことを明確にしつつ、その他のことについては、なるべく寛容になっていく習慣を付けていくことが大切です。

お客様とお話させていただいていると、1回のお見合いがうまく行かなかったり、交際が短期間で終わったりすると、必要以上に落ち込んでしまわれる方がいらっしゃいます。

 

私も、お見合いを33回もしたので、そのお気持ちはイヤというほどよく分かります。

経験されないとなかなか分からないことですが、手応えを事前に感じていればいるだけ、予想外に残念な結果になってしまうと、どうしても感情的になってしまうものです。

人間なので、ショックなことがあれば落ち込むのは仕方ないですし、むしろ、無理に感情を抑え込む方が問題が大きくなります。

 

しかし、少し冷静に考えて、お互いが、どれだけの情報を持った上で、「合わない」と判断しているかを考えると、そこまで落ち込む必要がないことが分かります。

お見合いがうまく行かなかったり、交際が続かなかったりするのは、お互いの「ある部分」が、早い段階で決定的に合わないということが分かっただけで、お互いの「すべての」人格が反映されて判断したわけでは決してないのです。

 

そのため、「私はダメだ」などと自分を全否定する必要は全くないのです。

感情的には、そのことを受け入れるのはとても難しいことですが、感情に振り回されないためにも、重要なところこそ、冷静に考えてみることも必要です。

 

また、貴重な休日などを使ってお見合いに行ったのに、お会いしてすぐに、「あっ、この方は違う」と生理的に分かってしまうときもありますし、会話を始めて短時間で分かるときもあります。

その方が良い悪いではなく、短い時間で、自分とは合わないということが分かるときがあるのです。

 

そういうときでも、大人として、少なくとも数十分から1時間程度、お話をするわけですが、どうしてもモチベーションが下がりがちです。

しかし、そのようなときでも、時間を無駄にしない方法はあります。

 

たとえ、目の前にいらっしゃる方とは、もうお会いすることがないと思っても、お見合いが成立したということは、ご自身のプロフィールのどこかに少しは共感されたわけですから、どういうふうに思われることがあるのかを、会話の中でやんわり聞き出すこともできます。

逆に、ご自身がお相手のどのような部分に、「違う」と感じたのかを整理することもできます。

ご自身の大切にしたい価値観を確認していくわけですね。

 

そのようにして、ご自身の周りからの見られ方や、ご自身のお相手への思いを確認する作業と思って切り替えると、失礼ながら、時間がもったいないと感じてしまいがちなときでも、お互いにとってとても有意義な時間にすることができます。

ほんとに、ひとつひとつの出会いから、ご自身とお相手のことについて、何を学ぶかということを意識して行動してみてくださいね。

 

一見、あまり関係ないと思われることでも、意外なところで繋がって来ることも多いです。

実際、細かい「条件」を意識しすぎず、ひとつひとつの出会いから素直に学ぼうとされる方ほど、成果が出るのも早いです。

その積み重ねが、婚期を少しでも早めてくれるだけでなく、実際に結婚した後も、夫婦で協力し合って楽しい家庭を築く礎になります。

ぜひ、参考にされてみてくださいね。

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