婚活は、義務ではないです

「婚活は、義務ではないです」などと書くと、「そんなこと当たり前でしょ!」とお叱りを受けてしまいそうですが、婚活を進めて行くうちに、そのような感覚になってしまうことも、実は少なくありません。

こちらのサイトでも、婚活は、あまり一喜一憂せずに行動を続けることが大切ですとお伝えしています。

目の前のことに感情が浮き沈みしすぎると、ご自身にとって本当に大切な価値観を明確にすることが難しくなるからです。

 

とにかく「活動しなきゃ!」といろいろ行動を起こして忙しくなり、「行動している」状態に安心してしまったり、お見合いをこなすことに一生懸命になってしまったりするのは、本末転倒です。

まずは、お見合いが成立するように、プロフィールの文面をしっかり考えて作成したり、写真スタジオで印象の良い写真を撮ったりして頑張るのは非常に大切です。

実際に、本気で結婚したいと考えている異性とお会いする機会が増えないと、大きな進捗があまり期待できないからです。

 

ただ、プロフィールや写真をしっかり準備し、お見合いを申し込んだり申し込まれたりして、多くの異性とお会いしても、それ自体が目的になっては、あまり意味がありません。

お見合いが徐々に成立するようになると、まるで仕事をこなすかのような感覚になってしまうことがありますが、そうなると、交際に至っても、本当に大切なところでの一歩を踏み出しにくくなりがちです。

 

私が婚活していたときも、最高で、1ヶ月に6名の女性とお会いしたことがありました。

毎週、お見合いが入っていて、しかも、1日2回のときもあるという感じです。

今日は、渋谷でAさんとお会いした後、新宿でBさん、来週は横浜でCさん・・・そんな感じでしたので、確かに、お見合いをこなすので精一杯になってしまいそうことも何度かありました。

 

事前にプロフィールをよく確認して、共通の話題を探したり、自分の話題を整理したりすることは欠かせませんが、忙しくても、お一人お一人、フラットで新鮮な気持ちでお会いするように心がけることが大切です。

どんなところから一気に進展するか分からないからです。

 

私と妻とのお見合いも、ゴールデンウィーク前後のバタバタしていた時期で、仕事も忙しく、いろいろ慌ただしい時期でしたし、婚活を始めて1年近く経っていたので、落ち着かないタイミングでした。

それでも、私は、決して、適当に「流さない」ことでチャンスを逃しませんでした。

いろいろと立て込んだ時期でも、お一人お一人大切にお会いしていきましょう。

 

繰り返しますが、お見合いは、決して義務ではありません。

万が一、そのような感覚になってしまったときは、一度、思い切って立ち止まり、冷静にご自分の状況を見直してみると良いかもしれません。

婚活が義務のように感じてしまうのは、お見合いが立て込んだりして忙しいときだけではありません。

単に、結婚相談所に登録しているというだけで活動している気になってしまうこともあります。

 

私たち日本人は、一般的に、何かの組織に登録すると、その一員であることに無意識に安心してしまう傾向があるからです。

実際には大して行動を起こしていなくても、会員様専用画面を時々眺めるだけで、活動している気になってしまったりすると、どんどん、時間が経過していきます。

 

そんなときに、相談所がちゃんとフォローしてくれれば良いですが、それもほとんど期待できないようですと、単なる時間と経費の無駄になってしまいます。

 

いずれにしても、当然のことながら、婚活は、ご自身が幸せな結婚生活を送るために頑張るものです。

誰かに強制されて行う義務ではありません。

 

たとえ、親御さんなどからのプレッシャーが強くても、です。

婚活を「こなさないといけない」ものと感じてしまっては、うまく行くはずのお付き合いも挫折してしまう可能性が高くなります。

苦しくなったときは、ゆっくり深呼吸をして、良く眠って、リフレッシュして、新しい気持ちで頑張りましょう。

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