ほとんどの人は、結婚相手を探すとき、お相手の性格や人柄、年収、容姿、結婚観、金銭感覚などを重視しますよね。
確かに、いずれも今後の人生を一緒に歩いていくためには、とても重要な要素ばかりです。
その中で、自分が絶対に譲れないことをはっきりさせていくことが結婚への近道ですと、こちらのブログでもいつもお伝えしています。
それらに比べるとやや優先順位が落ちますが、あなどってはいけないことがあります。
それは、お互いの物理的な距離です。
何だかんだと言っても、やっぱり毎週気軽に会える距離にいることはとても大切です。
LINEやメールでどんなに頻繁にやり取りしても、実際に会って話すことにはかなわないからです。
「遠くの親戚より近くの他人」と昔から言われていますよね。
心理学的にも「単純接触効果」と言われて、繰り返し接することで好意度が増していくことが実証されています。
距離が離れると、どうしても知らないうちに温度差が生まれやすい条件が揃いやすいのですよね。
たとえば以前、横浜と静岡でお付き合いされたお客様がいらっしゃいました。
初対面でかなり会話が盛り上がって、それからもお会いする度に「楽しい」という報告がありました。
でもしばらく経つと、横浜と静岡というそこまで遠いとは言えない距離でも、会える頻度が低いため、どうしてもその場を楽しむことが優先になってしまったようです。
結婚へ向けた本質的なお話はほとんどできなかったことで、そこから温度差が広がりお別れされました。
もちろん、数年前に歌手の中島美嘉さんが元バレーボール日本代表の清水邦広さんと、東京と大阪の遠距離恋愛を実らせて結婚したような例もあります。
海外との遠距離を実らせた人もいます。
しかし、正直なところ、全体としての可能性は低いと言わざるを得ないですね。
簡単に会える距離なら1週間で確認できることが、離れているがために1ヶ月かかるようでしたら、信頼関係を築くのにも時間がとてもかかります。
あまり付き合っている気がしないのに、気付けば半年経っていたということも珍しくありません。
「たかが距離、されど距離」です。
婚活する際は、お相手の人柄や条件、相性の確認だけでなく、物理的な距離もある程度考えましょう。
もちろん、「距離を乗り越えた愛」は最強でしょうから、どうしても実らせたいご縁があるなら、覚悟を決めて頑張ってみてください。
最後は、あなたの気持ち次第です!