「自分の希望条件を完璧に満たしているけれど、愛してくれるか分からない男性」
「とても相思相愛である一方、結婚に対して理解がない男性」
あなたなら、どちらのタイプを選びますか?
これは、今週放送されたフジテレビ系ドラマ『突然ですが、明日結婚します』の中で、大きくクローズアップされたテーマです。
ドラマ自体は、「月9」なのに視聴率が低迷していると言われていますが、見逃し動画などで後から見ている女性も多いようですね。
何としても結婚して専業主婦になりたいという西内まりやさん演じるあすかの希望を完璧に叶えてくれる山崎育三郎さん演じる神谷と、結婚願望は全くないがあすかのことを好きな山村隆太演じる名波という構図。
まだ付き合ってもいない神谷から、あすかが突然プロポーズされる分かりやすい展開で、あすかは冒頭のような選択を迫られているわけです。
Twitterでは、女性の中で「神谷派」と「名波派」に分かれたコメントが飛び交っていました。
あなたなら、どうですか?
「完璧な条件」か、「好き!」か。
多くの人は、「どちらも欲しい!」と思うのではないでしょうか?(笑)
確かに、どちらも揃えば言うことなしですが、世の中、そんなに甘くないですよね(笑)。
知人で、誰もが羨むお医者さんと結婚しても幸せになれない女性がいます。
お金などの条件には全く不自由していないのに、例えば子育てへの考え方が違い、自分の判断でほとんど何も決めることができずにストレスを抱え、別れてしまいました。
その一方で、貧乏でも共働きで頑張って、幸せな家庭を築けている女性もいます。
毎日、お互いに仕事も家庭も両方で慌ただしい反面、お互いに助け合うとともに自分の存在価値を感じられることで、充実感があるようです。
どちらが幸せなのか、それは人それぞれの価値観で全く変わりますので、「正解」はありません。
ただ、
「条件」か「好き」かよりもっともっと大事なことがあります。
それは、
何があっても向き合い、一緒に乗り越えていけると感じられるかどうか
ということです。
一般的に結婚生活は、何十年にも及びます。
その間、あなたが望む「条件」がずっと維持される保証は何もありませんし、お相手との愛情がずっと盛り上がったままという保証も全くありません。
今は経済的に何の問題がなくても、会社や事業がいつ傾くか分かりませんし、病気やけがで働けなくなるかもしれません。
今は相思相愛でも、何かのきっかけで大ゲンカをして口も利きたくなるかもしれません。
そんなときでも、お互いの気持ちや状況を理解し合おうとしてしっかり本音で話し合い、対策を考え、乗り越えていく、そういう決意が何より大切です。
そこが、「惚れた腫れた」の関係で良い恋愛と、日常生活を一緒に生きていく結婚の違いです。