あなたは、「理想の結婚」ができたら幸せになれると思っていますか?
「もちろん!」
もしそう思っていたら、ちょっと危険かもしれませんよ。
なぜなら、
自分が思う「理想の結婚」を果たしても、幸せになれるとは限らないからです。
知人の女性は、ずっと、「お医者さんと結婚したい!」と言い続けて、めでたく医師の男性と結婚できたそうです。
しかし、経済的には非常に余裕があるにも関わらず、子どもの習い事一つも自分で決めさせてもらえなかったようです。
旦那さんと意見が違えば、全く聞き入れてもらえず、従うしかなくストレスがどんどん溜まっていきました。
結婚したときは、自分の夢が叶って幸せの絶頂だったはずの彼女も耐えられず、結局離婚する道を選びました。
一方、別の女性は、年収が高くない男性と結婚したため、常に共働きで朝から夜遅くまで、仕事や子育て、家事などでドタバタのようです。
でも、彼女はめちゃくちゃ忙しくて目が廻るけれど、自分も働くことで家事だけではない貢献を家庭にもたらすことができ、旦那さんともうまく協力できているのでやりがいがあると言っていました。
夫婦でしっかり役割分担を随時変更させながら、幸せに過ごせているようですが、「理想の結婚」からはイメージが違ったようです。
あなたなら、どちらのパターンが良いでしょうか?
結婚生活は、目に見える条件も大切ですが、最終的には、居心地の良さや自分の存在価値を確認できないと長く続かないものです。
そもそも、結婚相手に求める「理想」って、ほとんど「自分がラクするためのもの」です。
「年収が高い」「料理ができる」「頭がいい」「優しい」などなど、いずれも自分があまり働かなくて良かったり、料理をする必要がなかったり、難しいことを考える必要がなかったりと、「自分の代わりに」してもらえることがほとんどです。
そちらを優先でして考えていくと、たとえ「理想の結婚」が実現しても、幸せになれるとは限りません。
自分の代わりに何かしてくれることだけでなく、お互いの考え方や存在価値を認め合って、何かあっても一緒に生きていく人を探す方向性でぜひ頑張ってくださいね。