なぜ女性が結婚をコスパで考えすぎない方が良いのか?

あなたは、結婚を「コスパ」で考えたことはありますか?

 

明治安田生活福祉研究所が行った「第9回結婚・出産に関する調査」によると、
結婚を「金銭的な損得」や「コストパフォーマンス」の観点で考えたことがあるかを尋ねたところ、

 

未婚男性(20代) : 31.3%  (30代) : 45.7%
未婚女性(20代) : 44.7%  (30代) : 48.3%

 

これだけの割合の人が、「考えたことがある」と回答しています。

 

サンプリング数が各世代300人ということで、この結果を基に断定することはできませんが、とても興味深い数字です。

特に、30代では男女ともに半数に迫るくらいの人が、結婚をコスパで考えたことがあるというのはシビアですね。

 

この結果を見て、「結婚なんてお金には代えられないよ!」と一笑に付すのは簡単ですが、そんなに単純な問題ではありません。

なぜなら、独身でいる理由について、未婚男性では20代で27.3%、30代で27.0%の人が、「家族を養うほどの収入がない」を挙げているからです。

 

<女性が婚活で求める「普通」の年収はホントに普通?>でご紹介していますように、男性の半数近くの年収が400万円未満という現状では、単純に「損か得か」ということではなく、切実に「家族を養っていけない」という実情が浮かび上がって来ます。

私たちはどうしても、自分が生まれ育った環境よりも良い家庭を築きたいと思うものですし、その前向きな気持ちは家族全員にとっても良いことです。

 

自分が子どものときに、学校から帰ってくればいつもお母さんがいる環境で育った人は、当たり前のように自分の子どもにも同じようにしてあげたいと思うでしょう。

逆に、そもそもお母さんがいなかったり、いつも子ども(たち)だけで留守番していた環境で育ったりした人は、自分の子どもには淋しい思いをさせたくないと思うでしょう。

 

ただ、時代は変わっていきます。

 

男性は仕事、女性は家庭、もしくはその逆と決めつけないで、仕事も家事も二人でバランスよく協力していくスタイルでもいいと前向きに考えれば、意外に良い人が見つかるかもしれませんよ。

ぜひ、結婚後の生活スタイルを柔軟に考えてみませんか?

 

先の調査でも、コスパで考えたことがあるという人が多い一方で、既婚男性の47.1、既婚女性の57.2%が、結婚は「おカネには換算できない」と回答しています。

実際の結婚生活は、本当に細かい日常の繰り返しです。視野を広げて考えると、可能性も広がりますよ!

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