婚活を頑張っていても成果になかなか繋がらず、活動期間が長くなってくると、
「いつになったら良い人と出会えるんだ?!」
「こんな活動は一刻も早く終わらせたい!」
などと思うものです。
私も、相談所での婚活だけでも軽く1年以上取り組んでいましたので、その気持ちはとてもよく分かります。
せっかくの休日をつぶしてお見合いに行っても、全然ピンと来るようなお相手ではなく、がっくりして帰ったことも数え切れないです。
そのように思っているのはお互いさまと分かっていても、同じ展開が繰り返されると前向きな気持ちも失せてくるのですよね。
そうなると、本当にとにかく早く終わらせたいと思います。
でも実は、
そこに非常に大きな落とし穴があるのです。
それは例えば、一度交際相手ができると、実際には違和感があるお相手との交際を無理に頑張ってしまうことです。
「もう少し会えば、分かり合えるかも」「もっとお相手にも良い所があるのでは?」「自分が変わればうまくいくかも?」
そんな思いが自分を押すのですが、内心では「違う」と思っているのでいずれは関係が破綻して、結果的にさらに婚期が遅れるのです。
「またイチから出会いを探すのはしんどい」「何とか婚活を早く卒業したい」という気持ちが、冷静な判断力を鈍らせるからです。
誰しも、渦中にいるときは、自分がそういう状況にいるとは気づかないもので、関係が破綻してから「ハッ」と気付くものです。
私も、結婚式場が決まった段階からの婚約破談を経験して、めちゃくちゃ後悔するとともに、自分がいかに焦っていたかを思い知りました。
私はいつも、お客様に
「婚活が5㎞マラソンなら、結婚生活は100㎞マラソン」
と伝えています。
転んでも、傷ついても、何とか這いつくばって5㎞マラソンをゴールしても、その瞬間に、「100㎞マラソン、よーいドン!」と言われるようなものだからです。
5㎞マラソンを終えてへとへとになっていたら、当然、100㎞マラソンなんて走れるわけがないですよね。
でも、私を含む多くの人は、婚活に疲れてくると、つい5㎞マラソンをゴールできればそれでいいという感覚になりがちです。
心情的には無理はないのですが、その安易さは一生の後悔を招くことになるかもしれないので、要注意です!
目先のゴールだけを見るのではなく、粘り強く、本当のゴール、ずっと手を取り合って生きていける伴侶を見つけるように頑張りましょう。
本当の目的は、幸せな結婚生活を送ることですから!