本当に婚活は疲れるものです。
普段は、ただでさえ仕事でほとんど一日が潰れる中、貴重なプライベートの時間を削ってお見合いに行ったり、パーティに行ったり、交際相手とデートしたり…。
意気投合できる相手が見つかれば、そんな疲れもまさにぶっ飛ぶのですが、そうでなければ、心身ともに疲弊していく日々です。
だからこそ、何度か続けて会える「交際相手」ができると、とても嬉しいもの。
そして、今後のことを考えると、そのお相手とは「何か違うなぁ」と思っても、またイチから出会いを探す辛さを考えて、安易に断る勇気も出て来ないで、ズルズルと付き合ってしまうことはよくあります。
逆に、毎週あちこちに出かけて、一日中楽しいデートをして「ラブラブ」状態の場合も、「この楽しい関係を壊したくない」という心理から、将来へ向けての本質的な話やお互いについての深い話を無意識に避けてしまうこともあります。
いずれの場合も、お互いに早く結婚したい、もっと言えば、一刻も早く婚活を終わらせたいという欲求で一致しているので、ともすると、お互いのイヤな部分に目をつぶって、もしくは、あえて楽しいだけの勢いで乗り切ろうとして、「ゴール=結婚」まで進めようとしてしまうのです。
ただ、それをしてしまうと、とんでもなく大きなリスクを先延ばしすることになるだけです。
結婚式場まで決めてから婚約破談を経験した私が言うのだから間違いないです(笑)。
進むところまで進んでから、「やっぱり、この人とはやっていけない」と思っても、その「後始末」は途方もなく大変で、精神的に受けるダメージも本当に凄まじいものがあります。
婚活中だったら、お相手と合わないと思えば、大変ですが、またすぐやり直せるのです。
それも本当に大変なことですが、ゴール寸前やゴールしてから分かるのと比べれば、本当に「比にならない」です!!
もちろん、何でもかんでも言いたいことを言えば良いわけではないし、相手へのリスペクトの気持ちは忘れてはいけないです。
ただ、ある程度の交際段階になれば、「これでダメになるなら仕方ない」と腹をくくって、本音で向き合うことが絶対に必要です。
たとえ、一時的に険悪な雰囲気になっても、そこからお互いの気持ちを大事にして、お互いにとってベターな解決方法を導きだしていければ、今後も、何かあってもちゃんと向き合って乗り越えていける可能性が高いです。
もし、それができないなら、お互いのために早く交際を終了した方がいいです。
それくらい、結婚生活は日常そのものなので、男女としてだけでなく、同士として大事なことは本音で話し合えることが欠かせないのです。
そのことを頭の片隅に置いて、婚活をしてくださいね。