「お見合い時間は1時間」と誰が決めた?

婚活アプリやサイトでの出会いでは、最初から本人同士で連絡を取り合って、双方が合意したら実際に会う流れなので、お会いしたときに何時間くらい一緒にいるかという目安などもありません。

その点、結婚相談所での出会いの場合は、基本的にお会いする場所や時間は仲人が調整して、「お見合い」という位置づけでお会いするため、相談所ネットワーク上で「お見合い時間の目安は1時間」とされていることがほとんどです。

 

初対面であまり長く話し過ぎるのも良くないということもあり、そのような目安が提示されることになったのでしょう。

それ自体は、会員様に活動の流れを示すという意味で良いことですが、あくまで「目安」。

 

それを「お見合いは1時間で終えなければいけない」というルールとして捉えている会員様や相談所が少なくないです。

事前にプロフィールである程度の情報は見ているとはいえ、男女が初めて会うわけなので、相性が合うときもあれば合わないときもあります。

 

例えば、それなりに会話が弾んでいて気分よく話しているときに、お相手から「1時間になりましたのでそろそろ…。」と言われると、「あっ、そう。つまらなかったんだな」と思ってしまうものです。

たとえ、「ルール」を遵守して、「お相手のことを考えて失礼のないように」1時間で切り上げようとしたとしても、相手としてはどうしても途中で「切られた」印象が強くなってしまいます。

仮に、お相手もお見合い時間は1時間が「ルール」と思っていたとしても、心情的には違和感が残りやすいです。

 

目安はあくまで目安で、一番大事なのは言うまでもなく、お互いのコミュニケーションがうまく取れるか、相性が合うかどうかを確認して、ご縁に繋がるかを考えることです。

なので、会話が盛り上がって、双方が合意すれば、お見合いが1時間半になろうと2時間になろうと構わないはず(時に、一方が話し過ぎて相手がガマンして聞いて長引くことがあるので注意は必要)です。

 

実際、私たち夫婦のお見合いは2時間でしたし、成婚されたお客様でも1時間半以上になられた方はたくさんいらっしゃいます。

もちろん、いたずらに長くするのは逆効果になることもあるので気をつけないといけませんが、少なくとも会話の区切りが来るまでは流れを止めない方がいいです。

会話の流れが落ち着いたところで、「じゃ、そろそろ」と切り出して終えるのがスマートです。

 

逆に、何回もお見合いをしていると、たまに、どうしても会話が成立せず、1時間どころか、30分も持たないというケースもあります。

私も経験がありますが、どうにか会話を続けようとしてもキャッチボールが成立せず、すぐに長い沈黙ができてしまうのです。

 

そういうときも、できるだけ大人としてある程度頑張るべきですが、本当にダメなときは、お互いにストレスが溜まるだけなので、30分くらいで切り上げるのも仕方ないです。

本来は望ましくないですが、その辺りも臨機応変に考えていくことが大事です。

 

婚活は疲れるものなので、必要以上に疲弊しないようにするのも欠かせないポイントです。

相談所での出会いは言うまでもなく、お見合いから始まります。

1時間という「目安」にこだわりすぎて貴重なご縁を失わないように気をつけましょう。

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