この数ヶ月で、まさに世界の日常が激変してしまいましたが、もちろん、結婚相談所業界も例外ではありません。
外出自粛要請に続いて緊急事態宣言も発出された今、これまで毎週、ホテルのラウンジなどで日常的に行われていた対面でのお見合いは、もはや空前の灯となりつつあります。
そんな中で、業界でにわかに注目されるようになったのが、「オンラインお見合い」です。
Zoomを中心としたネット会議ツールなどを利用して、文字通りオンラインでお見合いをしてしまうというものです。
ほんの少し前まで、誰も想像さえしていなかったツールが、急速に日常化していて、エールマリアージュでも積極的に活用しています。
既に、多くのお客様が利用されて、その後の交際に繋がっている例も少なくないことを考えれば、今後もますます重要なツールになっていくことでしょう。
新型コロナウィルスの影響で、お見合いの形は大きく変わりつつありますが、実際にオンラインお見合いに取り組んでみて、改めて確信したことがあります。
それは、
人間の信頼関係を築く第一歩は、リアルでもオンラインでも全く変わらない、
ということ。
対面でのお見合いの場合、日程調整のスピード感、場所の選定、待ち合わせ、最初の挨拶、会話、最後の挨拶という一連の流れの中で、お互いの人柄や相手との相性を確認していきます。
その過程で、いかに自己中心的にならず、かと言って、へりくだりすぎず、お互いに対して興味を持ち、安心感を持てるかが重要です。
特に、会話では、お互いへ配慮した、スムーズな言葉のキャッチボールができるかどうかが、どちらかもしくは双方が、お見合い開始早々に、「あっ、もうナイ!」と思ってしまうかどうかのカギになります。
当たり前と言えばそれまでですが、オンラインお見合いでも、その重要性は全く変わらないことを日々、痛感しています。
しかも、オンラインの場合は、どういう環境(背景)で自分を映すかというところから、お相手への姿勢が見えるので油断大敵です。
会話にしても、対面ではたいてい待ち合わせから席へ移動する流れがあるのに対して、オンラインの場合は、突然会話がスタートしてしまう感が強いので難しい面もありますが、いきなり「自己紹介します!」と一方的に話されたり、逆に話しかけられてもほとんど反応しなかったりすると、その時点で「もうナイ!」となってしまう可能性が高いです。
やはり、オンラインでも、お相手に適切に関心を持って話を振り、それに対して自分も答えるなど、スムーズな言葉のキャッチボールを心がけることが、ご縁の第一歩として非常に大切です。
オンラインだからと言って油断せず、丁寧に頑張っていきましょう。