女性に「なぜ私なの?」と思わせてしまう婚活男性の落とし穴

「とても誠実で優しく、気を遣ってくれるし、話しやすい男性です…」

と、一見申し分ない感想を持つ女性のお客様に、

「どうして前向きな気持ちになりづらいのですか?」

と聞いてみたときに、意外に多い反応があります。

 

それは、

「どうして私がいいのか、全く伝わってこないんです・・・。」

というものです。

 

自分のどこが気に入って優しくしてくれたり、デートを誘ってくれたりしているのかが分からないので、何度か会っていてもしっくり来ないと感じるのですね。

そういうとき、逆に男性側の話を聞いていると、特に恋愛経験があまり男性に多いのですが、

「○○さんだから」ということではなく「女性が反応してくれるから」

という感覚になってしまっているのです。

 

これまで、あまり女性と親しい関係になれた経験がないと、とにかく女性が良い反応を示してくれるのが嬉しくて、頑張ってしまうという流れですね。

女性に対しては甚だ失礼なことなのですが、男性にとっても全く悪気はないので、「どうして○○さんが良いと思うのですか?」と聞くと、答えに詰まってしまうのです。

何かを企んでいるわけではなく、シンプルに分からないだけなので…。

 

でも、それでは、女性にとっては、

「異性である女性であれば誰でもいいの?」ということになってしまいますので、なかなか信頼関係を築くのは難しいです。

これからの半生を一緒に生きていくというパートナーを探しているのに、どうして自分がいいかという問いに答えられない人を信頼することができないのは当然ですから。

 

そして、その女性に対して失礼なだけでなく、男性自身も女性に慣れて来て「目が覚めた」とき、「どうしてこの人と一緒になったんだろう?」と疑問を持ちかねません。

そうならないためにも、もっと一緒に過ごす時間を増やして、もっとしっかりコミュニケーションを取ってお互いのことを知っていくことが大事です。

それで、お互いに「やっぱりこの人がいい!」と確認できれば、これから先、何があっても二人で協力して乗り越えていける関係になっていきやすいです。

 

これは、他人事として聞いてしまえば、おそらくほとんどの男性が、「自分はそんなふうにはならない」と思うものですが、実際には上記のようなループにハマってしまっている人は意外に多いです。

せっかくのチャンスが来たときに、それを逃さないために、他人事として流さず、ぜひ自分にもそんな要素がないかを振り返ってみてほしいですね。

 

そして、万が一、そういう状態になってしまったときに、その自分に気付けるように、少し客観的に自分を見る習慣もつけたいです。

そもそも、お互いに「話しやすい」「気を遣わない」「感じがいい」と思える異性と会えること自体が、とても貴重な相性なので、自分だけの主観で見るのではなく、時には俯瞰して捉えるようにしてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次