なぜ、お見合いが世間話とプロフィール確認だけで終わってしまうのか??

「コロナの話とプロフィールの確認をひと通りしたら、会話が止まりました…。」

 

これは、今、お見合い後に最も多い感想です。

 

時勢柄、お互いの仕事や生活におけるコロナの影響について話題になるのは仕方ありませんが、油断すると、10分くらいとりとめのない「コロナ話」で時間が経ってしまうこともあります。

そして、お相手のプロフィールで覚えている内容から、「お仕事は○○でしたよね?」「趣味は△△とありましたが?」などと、矢継ぎ早にプロフィールに書いている内容を確認して、「あれっ、もう話すことがない!」となってしまうパターンです。

 

私も、婚活時代にたくさんお見合いも経験して、正直、「会話が止まる」ことは何度も経験していますので、気持ちはよく分かります。

それはそれは、本当に辛いものですし、今はオンラインお見合いもあるので、Zoomなどの閉ざされた環境ではもっと気まずい雰囲気になると思います。

 

もし、お見合いでなくても、あなたが少しでも婚活を経験しているなら、その辛さは簡単に想像できることでしょう。

 

では、

なぜ、お見合いが世間話とプロフィールの確認だけで終わってしまうのでしょうか?

 

もちろん、相性が基本なので、いくら努力しても会話が続かないこともありますが、少なくとも、お互いに貴重な時間を会っているので、会話の糸口をつかむ努力はしたいものです。

 

最大の原因は、一方もしくは双方が、スムーズな会話のキャッチボールを意識できていないことです。

 

たとえば、

「お仕事は営業をされているのですよね?」

「そうです、○○業界で新卒以来ずっと営業をしています。~~」

「……。」

と、聞かれた側が自分の話だけをして止まってしまう展開です。

 

本来は、自分の話をある程度したら、「□□さんのお仕事は~~ですよね?」とお相手に返せば、自然と会話が続きます。

そして、お互いに感じた感想を出し合ったり、共通点や感銘するところがあれば、それらを伝え合ったりして、双方向に会話の「ボール」を投げ合う意識があれば、「フィーリングが合うかどうかは別にして」、会話はある程度スムーズに進むものです。

 

しかし、多くの場合は、「ボール」を受けても返さなかったり、逆に、「ボール」を投げ続けて受けることをしなかったりして、「キャッチボール」が続かず、結果的に会話が止まり、沈黙の悪魔が訪れることになるのです。

 

イギリスの有名な政治家、ベンジャミン・ディスレーリは、

『人と話をする時は、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。』

と言っています。

 

難しく考える必要はありません。

 

プロフィールに書いている事実を確認するだけでなく、

「お相手はそれに対してどのような思いがあるのか?」

「どんな経験をしてきて、これからどうしたいと思っているのか?」

「どういうことを大切にして生きて来たのか?」

など、

 

個人情報ではない、お相手の「思い」の部分について、会話の「ボール」を投げて受けてを繰り返すことを少し意識するだけでいいのです。

 

その中で、相性が合うときは、「何となくその感じ分かるなぁ」と思ったり、自然に会話が続くようになって心地良かったりするものです。

逆に、相性が合わないときは、どんなに「会話のキャッチボール」を意識しても会話が盛り上がらないものです。

 

ただ、普段から会話の「ボール」をスムーズに投げたり受けたりすることを意識していないと、たとえ相性が合う人と出会えても、簡単にチャンスを逃してしまう可能性がとても高いです。

 

エールマリアージュで成婚されたお客様はみなさん、「不思議と自然に会話が弾んだんです。」とおっしゃいます。

 

今年は特にコロナで大変な年でもありますし、チャンスを逃さないよう、お見合いでは、できるだけ、コロナの話とプロフィールの確認だけで終わらないように心がけましょう。

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