人によって、結婚したい理由はさまざまです。
「信頼できるパートナーと温かく楽しい家庭を築いて、暮らしたいから。」
「子どもが欲しいから。親を安心させたいから。」
「社会的な信用を得られるから。」
「経済的に安定したいから。」
「周りが既婚者だけで、年齢的に結婚していないと恥ずかしいから…。」
などなど…。
その中でも、男女ともに多いのが、「独りでは寂しいから」という理由です。
ただ、安易に「寂しいから」という動機で結婚してしまうと、後悔してしまうことも少なくありません。
今回は、
安易に寂しさを埋めるための結婚をして後悔しないように、「寂しさ」と「結婚」の考え方について書きます。
この記事を読み終えると、あなたの幸せな結婚が近づくかもしれませんので、最後まで読んでみてくださいね。
ではまず、「寂しいから結婚したい」は「あり」か「なし」かについて見て行きましょう。
「寂しいから結婚したい」は「あり」!!
まず、私は、「寂しいから結婚」というのは、結論としては「あり」だと考えています。
結婚したい理由は、上記に挙げたように、人によってさまざまですが、基本的には、何だっていいと思います。
私自身も、30代半ばで婚約破談して、一度は結婚をあきらめたものの、40歳手前になって「このまま独りで老後を迎えるのは寂しすぎる」と思って、再度婚活して結婚しました。
要は、寂しかったからです。
お客様でも、「このまま独りでは寂しいから」と活動されて、幸せな結婚をされていかれた方は、たくさんいらっしゃいます。
「寂しい」という気持ちも、十分に、結婚への動機になりますよ。
ただし、ひとつ、絶対的に重要な前提があります。
それは、
お互いさまの気持ちを持てる
ということです。
自分の寂しさを埋めてくれることを一方的に求めたいなら、「寂しいから結婚」は、お互いが不幸になるのでやめた方がいいですね。
結婚生活は、日常そのものですし、通常は数十年にも及ぶものです。
どちらかがどちらかへ、特に精神的に依存するような関係性は、長続きしません。
お互いにお互いを気にかけ合え、思い合える姿勢があればこそ、愛情や絆が育ち、結果として、必要なときにお互いの「寂しさ」をある程度埋め合うことができるようになるものです。
決して、その逆ではないのですね。
つまり、
お互いのことを尊重し合って、気遣い合って、助け合える、「お互いさま」の関係を築けないと、たとえ結婚できても、早晩破綻してしまうということです。
では、次に、そのような失敗をしないために、どのように考えていけば良いかについて、お伝えします。
「寂しいから結婚」を「幸せな結婚」にするための3つのポイント
みんなが自己重要感を持っていることに気付く
私たちはほぼ誰でも、自分が自分で重要な人間であると思いたいですし、他人からも自分が重要な人間であると思われたいという欲求(自己重要感)があります。
きっと、あなたも、自分で少しでも満足できるように、また、周りの人たちからなるべく認められるように、毎日頑張って生きているのではないでしょうか。
とても素晴らしいです。
でも、ちょっと考えてみてください。
その自己重要感、周りにいるあの人もこの人も、実はあなたと同じようにしっかり持っていると考えたことが、どれくらいありますか??
当たり前の事実ですが、
私たちは、どうしても自分のことで精一杯になっているうちに、他のみんなも、自己重要感を満たすために、一生懸命頑張っていることに、恐ろしいくらい無関心になりやすいのです。
まず、このシンプルで重要な事実に、改めて気付くことがとても大切です。
周りで「(何でも)くれくれ」になっている人を見る
私たちは、誰しも自己重要感を満たすことを望んでいる、という視点で、周りを少し見たり、感じたりしてみてください。
周りを見渡すと、驚くほど、あれをしてほしい、これをしてほしい、それが条件と言わんばかりの言動を取っている人が多いことに気付きませんか?
今はコロナ禍で難しいですが、男性は仕事後に同僚と飲みに行って奥さんの不満を並べ、女性は昼間にファミレスで旦那さんの不満を並べる、そういう光景を私はよく見てきました。
相手や周りに感謝することもできず、不満ばかりを並べる人たちの多くは、幸せな結婚生活を送れていないのではないでしょうか。
よく言いますよね、「ギブアンドテイク」って。やっぱり、「ギブ」が最初なのですよね。
自分から相手の自己重要感を先に満たすことを心がける
あなたが、本当に幸せになりたいなら、自分から一歩、いや半歩先に、相手の自己重要感を満たすことに意識を向けてみませんか。
そうすると、よほど変な人でない限り、少しずつ信頼関係が築けていき、結果的に、あなた自身の自己重要感も満たしてくれるようになるはずです。
今度、相手に納得がいかないと思ったとき、ちょっと立ち止まってみてください。
そして、
相手はなぜその言動を取ったのか、何を大事にしたかったのかに少し思いを馳せて、ちょっとでも相手の自己重要感を満たしてあげることを考えてみましょう。
決して、聖人君子になる必要はないのですが、見返りを求めてということではなく、まず「自分から」という心がけでいることで、良いご縁が近づきやすくなります。
少し遠回りのような気がするかもしれませんが、幸せな結婚へ繋げるために、とても重要な考え方ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
「寂しいから結婚したい」という気持ちは、何も間違えていません。
ただ、お互いにとって心地良く、信頼し合える関係を築くことが大前提です。
そのためには、誰にも自己重要感があることを意識して、先に相手の自己重要感を少しでも満たそうとする姿勢が結果的に、あなたの幸せな結婚につながりやすくなります。
ぜひ、心がけてみてくださいね!