高額な費用を払ったのに事業者が全く動かない。
担当者の一方的な考えを押し付けられる。
追加費用を次々に要求される。
担当者がコロコロ変わる。
入会時の説明と違ってサポートが全くない。
コース変更したら出会いが増えると言われる。
契約について明確な説明がない。
途中解約しても清算金が支払われない。
これらは、結婚相手紹介サービス関連で、国民生活センターのホームページから、2015年の1年間に寄せられた2,156件の相談のごく一部を抜粋した事例です。
健康食品関連の相談などは20,000件以上なので、それらに比べると少ないですが、1日6件近くのペースですからやはり多いですよね。
同業者として、こんなにたくさんの苦情が寄せられている業界であることは、本当に悔しいですしとても残念です。
ただその一方で、私自身もかつては結婚相談所を利用していた立場としては、その多さが不思議ではないと感じてしまうのも正直なところです。
なぜなら、私が最初に登録した相談所は入会後全くサポートがなく、我慢できずに登録先を変更してもまた同じ目に遭ってしまいました。
また、相談所を運営する側になってからもお客様から似たようなお話をよく耳にするからです。
本来、結婚相談所のお見合いシステムは、いわゆる適齢期を過ぎた人にとっては本当に大きなチャンスがある魅力的な仕組みです。
私自身も、それを利用して無事に結婚しました。
同業者として、また、相談所婚活の経験者として、せっかくこのシステムに関心がある人が幸せな結婚を掴むチャンスを逃さないように、結婚相談所でのトラブル防止方法をお伝えします。
これらのポイントを押さえておけば、結婚相談所でのトラブルをかなり避けられます。
① 「格安!」に気を付ける
誰でも支払う費用は少ない方が良いのですが、お客様ごとの状況に合わせたお手伝いを本気で行うためには、どうしてもある程度の人材と時間をかける必要があります。
そのため、あまりの低価格では、既存会員のフォローより新規会員をどんどん増やすことに注力せざるを得ません。
② 成婚料が安いところに注意する
成婚料は、お客様が成婚という成果を出せないと相談所側は1円もいただけない料金です。
そのため、相談所はお客様を全力でサポートします。
成婚料が安いということは、初期費用や活動費用で十分な利益を得ているということなので、成婚までしっかりしたサポートを期待するのは難しいです。
③ 入会説明をした担当者が入会後も担当するか?
率直に言って、相談所側としては入会説明と入会後の担当を別々にしたら効率が良いです。
ただ、ユーザー側としては自分の思いが入会後の担当者に伝わらず、かなりストレスが溜まることが多いです。
④ 毎回の面談であなたの身の上話や相談事を聞いて、担当者がメモを 熱心に取ろうとするか?
活動中もしっかりアドバイスしようと思えば、 あなたに関する情報をきちんと残す必要があります。
都合の良いことばかり言ってくるときは要注意です。
⑤ 実際の活動開始前に、担当者が2回以上会ってあなたのことを理解しようとするか?
入会だけなら1回で十分ですが、本当にあなたのことを 理解しようと思うなら、2回は会おうとするはずです。
⑥ 担当者が結婚相談所を利用したことがあるか?
実際に相談所を利用したことがある人の方が実感を込めたサポートをしてくれる傾向があります。
もちろん、これらに気を付けても完全にトラブルを避けることは難しいかもしれませんが、かなり避けられるのは間違いありません。
もっと細かいことで注意した方が良いこともありますので、不安な場合は、一度ご相談ください。
当社へのご入会に関わらず、プロとしてまた経験者として、あなたに合った相談所の探し方をアドバイスさせていただきます。