現在、結婚相談所で活動している人も、これから活動を始めようと思っている人も、こんな不安はありませんか。
「今どきのお見合いのマナーやルールってどうなの?」
「なんとなくしかわからないんだけど……」
でも、大丈夫です。
お見合いのマナーやルールといっても、そんなに難しいものはありません。ただそれだけに、油断してマナー違反やルール違反をしてしまうと、具体的な相性確認の前に大事なご縁を失ってしまうことになります。
そこで今回は、結婚相談所でのお見合いにおける重要なマナーとルールをわかりやすくお伝えします。
注意すべきマナー違反の例も具体的にご紹介しますので、最後まで読んで参考にしてくださいね。
結婚相談所のお見合いではマナーとルールが大切
お見合いのマナーやルールを「面倒くさい」などと、軽視しないようにしましょう。
私は結婚相談所を8年以上運営していますが、結婚への価値観などの前に、お見合いへの姿勢にその人の人柄がとてもよく出ると感じています。
単に「義務だから…」と軽く考えたり、「なるべく損したくないな」とかけひきを考えていたりすると、相手にその姿勢を見透かされるでしょう。
ましてや、マナーやルールを守らないと、どんなに年齢や容姿、年収などのスペックがよくても、よいご縁はなかなか巡ってきません。
一日も早く幸せな結婚をしたいなら、まず大人として適切な言動をとることが大切です。
マナーやルールへの姿勢に人柄が出るんですね…。
ほんと、怖いくらいに人柄が出るので気をつけましょう。
お見合いのマナーとルール<日程&場所調整>
ここからは、お見合いのマナーやルールについて具体的にご紹介していきます。まず、日程や場所の調整での大切なポイントからです。
お見合いは日程調整から始まっていると言っても、けっして過言ではありません。
それくらい本当に重要なことですので、油断しないで確認してくださいね。
日程調整のやりとりは速やかに対応する
お見合いの日程調整に関する連絡は、できるだけ速やかに対応するのが欠かせません。
連絡が遅くなるだけで、相手は「前向きさや誠実さがないんだな」と感じてしまいます。
とくに、法人の結婚相談所や個人運営でも休日をしっかりとる結婚相談所では、定休日や担当者の公休日のために2日間程度、連絡が止まることも多いです。
そういう点も含めて、日程調整のやりとりはスムーズに行うことが大切です。
同じ日時で複数案件の調整をしない
これは、会員側では気づけないことが多いので、本当に注意しましょう。
担当者が、同じ会員でいくつかの案件を同時に抱えている場合に、同じ日時を同時に各相手側相談所へ候補日として提示。
そして、別々の相手から同じ日時で返答が来たら、どちらかの相手に「その日時はもう埋まったので、別の日でお願いします」と再調整させてしまうのです(エールマリアージュでは、絶対にこのような対応はしていません)。
当然、返答した側は「そちらが提示した候補から返したのにどうして?」と思いますよね。
自分は意図していなくても、担当者がそのような対応をしていれば、知らないうちに相手からの心象が悪くなっていることもありえるのです。
双方の会員にとってはまったくメリットはありませんので、面倒でもそれぞれの相手に重複しない日時を提示するようにしましょう。
誠実に対応してくれる相談所選びも大事かもしれませんね…。
そうですね、相談所選びはほんとに大事だと思います。
直前すぎたり先すぎたりする日時を提示しない
自分が日時を提示する場合に、直前すぎたり先の日付すぎたりする日時を提示すると、相手を困らせたり、印象が悪くなったりします。
明日や明後日のように直前すぎると、お互いの結婚相談所を通した調整と確認が間に合わないですし、逆に、1ヶ月以上先の日時を提示すると、相手に後ろ向きの印象を与えてしまうからです。
少なくとも数日、できれば1~2週間くらい先を提示すると、自然な流れで調整が進みやすいでしょう。
自己都合を優先しすぎて場所を決めない
自分の都合や利便性を優先しすぎた場所で決めようとすると、お見合い前から相手のモチベーションを下げてしまうので、注意が必要です。
結婚相談所でのお見合いでは通常、お見合いを申し込まれた側が場所を提示できますが、お互いの中間地点をめどに調整するのがいいでしょう。
とくに、相手に都府県をまたいだ移動を強いる場所の設定は、いくら申し込まれた側でも印象がよくないので避けたほうが無難です。
自己都合でのキャンセルはしない
当然ですが、お見合いが成立したら、自己都合でのキャンセルはNGです。
結婚相談所のルールとして、自己都合でキャンセルすると10,000円くらいの違約金を求められますが、お金を払えばいいという問題ではありません。
道義的にも、相手の貴重な時間をとってもらっているわけですから、安易にキャンセルしないようにしましょう。
自分もキャンセルされたら、気分がよくないですもんね。
お見合い前から、相手の気持ちを考えた行動を大事にしたいですね。
お見合いのマナーとルール<事前準備>
次に、お見合いの日程調整を終えたあと、当日までの準備で気をつけるべきマナーとルールをお伝えします。
お見合いのマナーとして男性はどんな服装がいい?
男性は、基本的にスーツでお見合いに臨みましょう。
スーツでないといけないルールはなく、ジャケットにシャツくらいであれば、とくに問題にはなりません。スーツですと、個性が出づらいという声を聞くこともあります。
ただ、いたずらに服装で個性を出そうとすると、カジュアルになりすぎたり、TPOに合わなくなったりしやすいもの。
そのため、男性はスーツで臨むのが無難です。Tシャツやジーンズ、短パンなどは論外ですので注意しましょう。
それ以外に、男性がお見合いの身だしなみで気をつけるべき点を下記にあげておきます。
- スーツなどの洋服はサイズ感が合ったもので、シワがないものを選ぶ
- 靴を磨いて清潔にしておく
- 髪や髭、爪の手入れをしっかりする
- バッグをスーツに合わせたもので、ヨレヨレしていないものを選ぶ
- ハンカチやティッシュなどのエチケット用品を準備しておく
男性の第一印象が悪いことで、お見合いが不調に終わるケースは多いので、本当に気をつけたいところです。
身だしなみは無難に収めたほうがいいんですね。
もちろん、いろんな考え方がありますが、私は、お見合いでは服装などで個性を出さなくてもいいと思っています。
お見合いのマナーとして女性はどんな服装がいい?
女性は、いつもより少しおしゃれにしつつ派手すぎず暗すぎない、清潔感とバランスを考えた服装にしましょう。
スーツ中心になる男性より個性を出しやすいですが、少し控えめにしておくのが無難。
普段、明るめの服装が多い女性は派手すぎないようにして、逆に、黒色系などの暗めの色を好む女性は中立的な白色を基調にするなど、初対面の男性に違和感をもたれないようにしたいですね。
メイク、ヘアスタイル、アクセサリー、ネイルや、バッグなどの持ち物も、服装に準じたバランスが大切です。
男性に比べて頻度は低いですが、女性の服装などが雑すぎたという声も聞きます。油断しないでしっかり準備しておきましょう。
自分のプロフィールを誠実で話題を広げやすいように見直す
お見合い前に、自分のプロフィールをしっかり見直して準備することも、とても大切です。
会話のきっかけは、お互いのプロフィールに書いていることにしかありません。単なる自己紹介ではなく、相手が思わず聞きたくなるような内容も入れておきましょう。
具体的にどんな準備をすればいいかは、下記記事の「お見合い前に準備しておくこと」のなかで詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分のプロフィールは一度書いたら、そのままにしやすいので見直します。
異性のプロフィールばかりチェックして、自分のプロフィールはチェックしない人が多いですよね。
相手のプロフィールをしっかりチェックしておく
お見合いで会話を広げられるように、相手のプロフィールもきちんと確認しておくことは欠かせません。
私は結婚相談所を長年運営していて本当に驚くのですが、想像以上に相手のプロフィールをチェックしないでお見合いに臨んでしまう人が多いです。
結婚したくてお見合いをしていて、実際にもしかしたら結婚するかもしれない相手と会うのに、プロフィールも確認しないのはまったく理解できません。
こちらも、下記の記事のなかでどのような点に注目すればいいかを書いていますので、しっかり確認してくださいね。
待ち合わせ場所への行き方・日時を確認しておく
お見合い前日までには、待ち合わせ場所への行き方などを必ず確認しておきましょう。
正当な理由なく、お見合いで遅刻するのは、本当に心象が悪いです。理由によっては、それだけで実質的にNGの結果が決まってしまうこともあります。
遅刻しなくても、待ち合わせ時間ぎりぎりに到着する人も、男女どちらのお客さまからもネガティブ評価が強いです。
「自分は大丈夫」と油断しないで、念には念を入れて、遅くとも10分前には着けるようにしましょう(週末午後のお見合いなど、混雑が予想されるときは、もっと早く着くことが望ましいです)。
たしかに、遅刻は印象が悪いですよね。
遅刻されたほうは、ほんとにガックリきますよね。
当日の緊急連絡方法を調べておく
どんなに事前準備をしっかりしても、万が一のために、当日の緊急連絡方法はちゃんと確認しておきましょう。
最大手の結婚相談所連盟であるIBJでは、当日だけお互いに直接連絡をとれる「緊急連絡フォーム」というものがありますが、それ以外の連盟では自分が所属する結婚相談所を通して連絡をとる必要があります。
いざというときに、担当者に連絡がとれないと、とても大きなトラブルになってしまいます。
何かハプニングが起きても大丈夫なように、当日の緊急連絡方法を調べておくことが大切です。
お見合いのマナーとルール<当日>
どれだけ事前準備をしっかりしても、当日の対応がよくなければ台なしです。ここでは、お見合い当日に気をつけるべきマナーやルールをご紹介します。
お見合いは待ち合わせの何分前に着くといい?
お見合いの待ち合わせ場所には、遅くとも10分前には着くようにしましょう。
ただ、週末午後のホテルラウンジなどはとても混雑します。状況によっては、30分以上待たされることも珍しくありません。
そのため、とくに男性は早めに到着して順番待ちなどをできると、女性からの印象はよくなります。
男女ともに、お見合いに遅刻しないように、余裕をもって行動することが大切です。待ち合わせ場所へ行く前に、一度お手洗いに寄って身だしなみを整えられるくらい、早めに動きましょう。
お見合いでの席取りはどうすればいい?
予約席でなく、混雑が予想される時間帯の場合は、男性がなるべく早めに席を確保するようにしましょう(もちろん、女性が先に対応してもかまいません)。
とくにコロナ禍以降、事前に予約できるラウンジやカフェはとても少なくなりました。その影響で、多くの場合、お店入口付近の待ち合わせになります。
それだけに、待ち合わせをどれだけスムーズに対応できるかも、お見合いのより大きなポイントのひとつになっているといえるでしょう。
単純に「10分前に着けばいい」と考えるのではなく、そのお見合い場所や時間帯などを考慮して、臨機応変に対応することが欠かせません。
柔軟な対応が大切なんですね。
本当にその通りです。待ち合わせからお見合いが始まっているという感覚をもちましょう。
お見合いの待ち合わせで目印対応は必要?
お見合いの待ち合わせで「目印対応」(当日の服装やわかりやすい持ち物などを先方へ伝えること)は、任意です。
ここは結婚相談所や会員によって、考え方がかなり違いますし、各結婚相談所が加盟する連盟でも対応がわかれますが、いずれも必須のルールとはなっていません。
一度にたくさんの人が待ち合わせする場所なので目印対応があったほうがわかりやすいと考える人もいれば、目印を伝えることで「そちらから声かけしてください」と言われているようなプレッシャーを感じる人も。
個人的には、大人として待ち合わせの際にどのようなふるまいをするかも、人柄の大事な要素のひとつなので、無理に目印対応はしないでいいと考えています。
お見合いの待ち合わせで挨拶は男性から
お見合いの待ち合わせでは、基本的に男性から声をかけて挨拶しましょう。
今はなんでも「男女平等」が叫ばれる時代。男性から声かけしないといけないわけではありませんが、やはり多くの女性は、男性から声をかけてほしいと思うもの。
実際、エールマリアージュでも女性のお客さまから、「待ち合わせで目が合っているのに、こちらから声をかけるまで知らないふりをされた」とか、「待ち合わせ時間になっても、自分からまったく探そうとしなかった」などという声をけっこうよく聞きます。
私がおじさんだからかもしれませんが、男性には自分から声をかけるくらいの気概はもってほしいなと思ってしまいますね。
目が合っているのに男性から声をかけられないと、かけひきされている感じがしますね。
そうなんですよね、そういう余計な印象を与えやすいですよね。
お見合いマナーとしての会話の進め方|会話がつまらないときは?
お見合いでの会話は、相手にしっかり関心をもって、一方的に話しすぎず聞きすぎず、前向きでバランスのいいコミュニケーションを心がけましょう。
就職試験の面接のように「では、私から3分くらいで自己紹介します」などと始める人がいますが、それでは相手に余計なプレッシャーをかけるだけでなく、会話のキャッチボールが成立しません。
お互いに話しやすい雰囲気をつくることが大切です。ほかにも、下記のような言動は、お見合い開始早々に「結果」が出てしまうので注意しましょう。
- 上から目線で話す
- おもむろに無愛想な態度をとる
- 相手の話をさえぎる
- スマホや時計を何度も見る
- 椅子に深く腰掛けるなど失礼な姿勢で話す
会話がつまらないときの対応なども含めて、お見合いの会話で気をつけるべきことを下記の記事で詳しく書いていますので、注意して読んでみてくださいね。
婚活状況や過去の恋愛には触れない
お見合いで、相手や自分の婚活状況や過去の恋愛について触れるのは、絶対にやめましょう。
結婚相談所での活動では、並行して異性にお会いするのは正式に認められていることもあり、相手の状況が気になるかもしれません。でも、そこは大人としてしっかりした対応をしましょう。
また、誰でも過去にはいろいろな恋愛事情があったことでしょう。ただ大事なのは、今の相手であり自分であります。
安易にこのような話題をしてしまって自滅しないように気をつけたいですね。
婚活状況や過去の恋愛について聞かれたら、一気に冷めてしまいますね…。
せっかくそれまで印象がよかったとしても、台なしになりますよね。
最初から条件確認ばかりしない
結婚相手を探しているからといって、初対面からどんどん条件確認をするのは禁物です。
お互いにある程度の好意をもててこそ、「将来どこに住むか?」「家事分担はどうするか?」などのイメージを具体的にできるもの。
初対面で突然このようなことを聞かれても、「その条件が合わなかったらダメなんですね?」という印象を与えてしまい、殺伐とした条件確認になってしまいます。
まずは、あまり条件を考えすぎずに何度か会って、一緒にいて心地いいか、会話が自然に盛り上がるかなどを確認することが大切です。
お見合いは何分くらいで終わらせる?
お見合いは基本的に、1時間をめどに終わらせましょう。
1時間でないといけないわけではありません。
「1時間経ったので終わりましょう」などと唐突に切り上げてしまえば、印象が悪いだけ。時間は、あくまで目安です。
幸運なことに意気投合して会話が盛り上がれば、あっという間に2時間くらい経っていることもありますし、どうにも会話が続かないときは30分くらいで終わってしまうこともあります。
いずれにしても、お互いにストレスが強くならないように、会話の流れをみて適切なタイミングで切り上げましょう。
会話の流れをみることが大事なんですね。
そうですね、1時間はあくまで目安ということをしっかり意識しておきたいですね。
お見合いのルールとしてお茶代は男性払い
ほとんどの結婚相談所連盟で、お見合いでのお茶代は男性払いという原則になっています。
これは今の時代にそぐわないと、けっこう長い期間、業界内でよく議論になっていることです。私自身も、お互いの納得感を高めるために、それぞれが自分のお茶代を払うのが望ましいと思っています。
ただ、大きな組織で昔からの慣習を変えるのには時間がかかるもの。ルールはルールとして、しっかり守ることが大切です。
もちろん、お見合いでの相性がよくなくても、男性は気持ちよくお支払いして、女性はきちんとお礼を言うという礼儀が欠かせないのは言うまでもありません。
お見合いの別れ際はどうするといい?
お見合い終了後は、いたずらに引っ張らずあっさり別れるようにしましょう。
奇跡的に意気投合した場合は別ですが、男性は社交辞令や礼儀と思って、最寄り駅の改札まで送ろうとするのはおすすめしません。
ここ何年か、改札まで送るのがいいというような風潮があるのですが、女性には女性の都合があるもの。実際、エールマリアージュのお客さまからも「しかたないので、一度改札のなかに入ってからまた出ました」というお話を何度も聞いています。
お見合いは「腹八分目」くらいの「ちょっと物足りない」感じで終わらせて、結婚相談所を通して交際希望を出すほうがスムーズです。
お見合い終了後は、あっさりお別れしましょう。
お見合い当日の連絡先交換はNG
お見合いでどんなに会話が盛り上がって印象がよくても、その場で連絡先交換をするのはNGです。
調子に乗って前のめりの対応をしてしまうと、かえって一気に信用を失いかねませんので気をつけましょう。
感触がいいときほど自制して、少しずつ進める心の余裕が大切です。
調子に乗らないように気をつけます…。
チャンスを逃すともったいないので、じっくりといきたいですね。
お見合いのマナーとルール<結果連絡>
さて、お見合いが終了するといよいよ結果連絡です。ここでは、お見合い後のOK/NG連絡で気をつけるべき点をご紹介します。
お見合いのマナーとして連絡先交換はどうしたらいい?
お見合い終了後は、当日もしくは翌日午前までに担当者へ、相手ともう一度会いたいかお見送りかの返事を伝えましょう。
お互いが「もう一度会いたい」(システム上は「仮交際(プレ交際)」というステータス)となれば、双方の結婚相談所を通して電話番号が交換されます。そこで初めて、お互いに直接連絡できるようになります。
ちなみに、「仮交際」成立後に一度も会わないで終了させてしまうと、違約金を支払わないといけませんので、しっかり考えて判断しましょう。
どういう点に注意して決めるといいかは、下記の記事を参考にしてみてください。相手への妥協について詳しく書いています。
ファーストコールは男性から
「仮交際」が成立して連絡先交換をしたあとは、男性から女性に電話(ファーストコール)をしましょう。
これも絶対に男性からかけないといけないわけではありませんが、そうするのがマナーとされています。連絡先交換の当日もしくは翌日には、男性から連絡しましょう。
そして、お見合いの印象がよくて仮交際が成立したのに、意外に早くもこの時点から「失点」してしまう男性も多いです。
とくに男性は、下記のような点には十分に注意してくださいね。
- 非常識な時間帯に電話してしまう
- 電話がつながらないとき留守電にメッセージを残さず、SMSからの連絡もしない
- いきなりなれなれしく話す
- 無愛想もしくは事務的に話しすぎる
- 相手の都合を考えずに初デートの予定を立てようとする
ファーストコールも大事なんですね。
ファーストコールを受けて「もう終わりにしよう」と思ったという女性の声は、けっこう多いですよ…。
お見合いマナー違反で男性が注意すべきことトップ3
ここまで、お見合いの流れに沿っておもなマナーとルールをご紹介してきました。こちらでは、それらを踏まえて、改めて男性がとくに注意すべきポイントをお伝えします。
身だしなみは絶対に気をつける
男性は、本当に油断せず、身だしなみには必ず気をつけましょう。
これは何度しつこく強調してもしすぎることはありません。<事前準備>の項目でお伝えした服装などはもちろん、会話における言動の「身だしなみ」にも十二分に注意する必要があります。
エールマリアージュでも女性のお客さまから、男性の身だしなみ関係を理由に「次はないと思った」というお声をよく聞きます。
「自分は大丈夫!」と思う人ほど、もう一度しっかり見直したほうがいいかもしれません。
第一印象で引かれてしまったら、もったいないですよね。
ほんとそうですよね。けっこう多いパターンなので、気をつけてほしいです。
女性を上から目線で見ない
女性を上から目線で見て、横柄な態度をとってしまうのも100%NGです。
女性に対して「アピールしないといけない!」と思ったり、「男らしさを見せよう」としたりしてしまう男性が多いからか、無意識的にやってしまうことがよくありますので、本当に気をつけましょう。
当たり前ですが、「上から目線」でいることが男らしさではまったくありません。むしろ、同じ目線で相手の考えや気持ちを尊重する誠実な姿勢のほうが、何千倍も好印象です。
この点も、女性のお客さまから「上司と話しているみたいだった」などという感想をよく聞きますので、男性はしっかり意識しておきましょう。
女性が話を合わせてくれていることに、調子に乗らない
とくに奥手の男性は、女性が話を合わせてくれたり、会話をリードしてくれたりすることに甘えて、調子に乗らないようにしましょう。
これは、男性が自分から話題を切り出したり、会話を広げたりできない場合に、コミュ力がある女性がうまく対応してくれるときによく起こります。
男性は「話しやすい」「会話が盛り上がった」と勘違いしてしまうのですが、実際には女性が合わせてくれていただけというパターンです。
控えめな男性も、会話を相手任せにせず、自分からも会話を広げていく姿勢が欠かせません。
繰り返しになりますが、こちらの記事にどのようにして話題を振っていくといいかも書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
たしかに、会話を任せっきりにされるとつらいですね…。
男性はつい「楽しく話せた」と勘違いしやすいんですよね。
お見合いマナー違反で女性が注意すべきことトップ3
では次に、女性がとくに注意すべきマナーについてお伝えします。
たとえルールでもお茶代のお礼は言う|勝手にケーキなどを注文しない
お見合いのお茶代は男性が支払うルールではありますが、女性はそれを当たり前に思わず、きちんとお礼は言いましょう。
常識がある人からすれば当然すぎるかもしれませんが、実際に男性のお客さまからときどき「会計には見向きもせず、お礼の一言も言わずに帰った」というような話を聞きます。
お見合いの内容に納得できなくても、大人としてごちそうになったお礼くらいは言いましょう。
ましてや、勝手にケーキなどを注文して一人で食べるのは失礼すぎますので、絶対NGです。私も婚活していたときに、お見合いで断りもなくケーキを注文して一人で食べて帰った女性が2人いました。
女性も、最低限のマナーはしっかり守りましょう。
お礼の一言も言わないのは、大人としてどうかなと思ってしまいますね。
そうですね、因果応報とよく言いますが、そういう態度をとっていると、そのうち自分にも回ってきますね。
男性を条件だけで決めつけない
女性も、男性のことを年齢や容姿、年収などの条件だけで決めつけないようにしましょう。
男性が自分を顧みずに若い女性を希望することが多いのが問題になりやすいですが、女性も自分のことはさておき、男性に高い年収などを求める人はけっこう多いもの。
もちろん、どんな人を求めるかは自由ですが、「○○歳だから年収はこれくらいあるべき」などと決めつけるのは失礼です。
せっかくのお見合いなので、まずは人間性の相性を重視して確認しましょう。
相手に合わせすぎて「接待」しない
とくに優しすぎる女性は、自分に無理して相手に合わせすぎるような「接待」はしないように注意しましょう。
相手や相手との会話に違和感があっても、「お見合いだから楽しい場にしなきゃ」「相手に失礼があってはいけない」などと考えて、必要以上に愛想よくふるまうと、男性に勘違いさせてしまいます。
もちろん、愛想よくしっかりコミュニケーションをとれることはとてもすばらしいことです。ただ、それがあまりに自分の本意からかけ離れていれば、お互いにとって不幸になります。
相性が合わないと思ったときは、失礼にならない程度に対応して終了させるようにしましょう。
たしかに、その場を気まずくしたくなくて、無理に盛り上げてしまうかも…。
女性としての気持ちもわかりますが、あまり期待させないであげてくださいね。
お見合いNGワード集
これまで、男女別に典型的なマナー違反をみてきましたが、実際にどんなNGワードがよく使われているのかをご紹介します。ごく一部ですが、ここにあげるようなワードは絶対に使わないようにしましょう。
男女共通のお見合いNGワードトップ3
男女問わず、お見合いの席でよく飛び交ってしまうワードです。
(プロフィールに書いているのに)「その趣味は最近やってないです」
プロフィールを読んできてくれている相手に失礼ですし、虚偽記載のようになってしまい、あなたの信用もガタ落ちです。
「結婚したらどこに住みたいですか?」
条件的な話題は気になると思いますが、相手とある程度の信頼関係を築けてからにしましょう。いきなりの条件確認は、百害あって一利なしです。
「上司がこんな人で…」(仕事の愚痴が止まらない)
誰だって多かれ少なかれ仕事に不満はあるもの。それを初対面で聞かされると、相手はうんざりするだけ。無意識的にも愚痴らないように注意しましょう。
お見合いで仕事の愚痴を聞かされるのはつらいですね…。
最初にこれだけ愚痴るなら、結婚したらもっと大変なことになると想像させてしまいますものね。
男性のお見合いNGワードトップ3
次は、とくに男性が安易に言ってしまいやすいNGワードです。
「料理は得意ですか?」
もちろん、自然な会話の流れで料理の話題になるのは問題ありませんが、条件確認のように切り出すのはやめておきましょう。
「どうしてお見合いを申し込んでくれた/受けてくれたんですか?」
自分へのよい印象を言葉にしてほしいというのは、子どもが「褒めて!」と言うのと変わりません。どういう理由で成立しようが、そのご縁を大切にしようとする姿勢のほうが比較にならないほど重要です。
「子どもは何人ほしいですか?」
そもそも、男性が理由で子宝に恵まれないことも十分にありえます。その点も踏まえて、子どもは望むだけ得られるような前提で話すのは、絶対に避けましょう。
無意識的に言ってしまっていました…。
男性はあまり考えずに言いがちなことなので、注意してほしいところです。
女性のお見合いNGワードトップ3
続いて、とくに女性が深く考えずに言ってしまいやすいおもなNGワードをご紹介します。
「私、収入が少なくて…」
場合によっては、実際に経済面で頼らざるをえないこともあるかもしれません。しかしその場合でも、一方的に要求するだけでなく、自分はどう貢献できるかを考えたうえで、言葉を選んで相談しましょう。
(本当はイヤなのに)「うれしいです!」「ありがとうございます!」
なぜなら、社交辞令や礼儀を超えて、相手を完全に勘違いさせてしまうからです。自分ではむしろ誠実でいるつもりが、迷惑になることも多いので注意しましょう。
「元彼はこんなふうにしてくれました」
もし、逆にあなたが同じようなことを言われたらどう思いますか? きっと、かなり不愉快な気分になりますよね。過去は過去、今の相手としっかり向き合うことが大切です。
過去の恋人と比べられたら、ドン引きですね。
意外にやってしまう人が多いんですよね。
お見合いを成功させる流れ|エールマリアージュへご相談を
お見合いのマナーやルールといっても、ひとつひとつはけっして難しいものはありません。
ただそれだけに、周りの人たちは当たり前のように守っているのに、自分だけ守らないととても悪い意味で目立ってしまいます。
お見合いを成功させるために、まずは下記の手順をしっかり復習しておきましょう。
- 日程・場所調整は絶対スムーズに進める
- 事前準備をしっかりする
- 当日は待ち合わせから気を抜かない
- 会話は「お互いさま」の気持ちで&NGワードは絶対に言わない
- 別れ際はあっさりスムーズに
とはいっても、自分ではちゃんとやっているつもりだと、何が良くないのかは自分で気づきにくいかもしれません。
そういうときは、ご遠慮なくエールマリアージュまでご相談いただければと思います。あなたのお話をしっかり聴かせていただきながら、さまざまなポイントを確認していきます。ひとつずつ丁寧に改善していきましょう。