一生の伴侶である結婚相手を探す婚活では、お互いに対して関心を持てるかどうかが、最初の大きな岐路です。
でも、この「相手に関心を持つ」ということが、勘違いされやすいのです。
「容姿が好みのタイプか?」
「年収が高いか?」
「スタイルが良いか?」
「アウトドア派かインドア派か?」
「一人暮らし経験があるか?」
などなど…
お相手に興味を持つきっかけはいろいろありますし、それは何でも良いです。
ただ、そのような視点だけで会話を続けると、質疑応答のようになり、表面的な「情報交換」に終始してしまいやすいです。
そして、話題が「一周」すると、「あれっ、次は何を話せばいい…??」と会話が行き詰まり、途端に居心地が悪い沈黙の時間が流れてしまうことが多いです。
その結果、「良い人だと思うんだけど・・・」という「可もなく不可もなく」の感想になって、「次」はなくなるのです。
もちろん、どんなに頑張っても表面的な「情報交換」しかできないことは多いものですが、もっとお相手ならではの想いや環境に思いを馳せてみて、お相手が「どういうことを大事にして生きてきたか」という視点で関心を持とうとするのが重要です。
どのような思いで仕事に取り組んでいるか、そのきっかけは何だったのか、あるいは、差し支えない範囲でどんな苦労をしてきて、そのときどんな思いをして乗り越えてきたのかなど、お相手の「想い」に少しでも触れられるように心がけると良いです。
そして大事なのは、その想いをまずしっかり受け止め、自分自身の経験から、少しでも共感できることがないかを考え、できれば、「私もこんなとき、こんな気持ちになりました」というような返答ができることです。
そうすることによって、お互いに似た環境・状況で、感覚が近い感情や反応になることが分かり、嬉しくなるし、安心もできるからです。
実際には、そのように共感できるポイントを見つけられる方が珍しく、表面的な内容に終始したり、会話が行き詰ってしまったりすることの方が圧倒的に多いです。
だから無駄ということではなく、逆に、普段からそのように心がけていればこそ、本当に相性が合う異性と出会えたときに、自然と共感できるところを見つけられて、お互いに好印象を持てるのです。
そうなれば、特に意識しなくても、会話がどんどん広がり、一緒にいて「楽しい!」という感覚になり、また次も会いたいと思えるようになります。
普段から、表面的・条件的な視点だけでなく、お相手の「想い」に関心を持つように心がけてみましょう。