当方のホームページは代表の経験から、文字通り、ご自身で「もぉ、ほんとに遠回りばっかりしてきたなぁ。そろそろ、早く結婚したいよ~。」と思われているような方を、心から応援させていただくサイトになっています。
「遠回り」って聞くと、どんなイメージを持たれますか??
おそらく、100人中99人の方は、何かしらマイナスのイメージを抱かれるのではないでしょうか。
当然と言えば、当然ですよね。
目的地に向かって、最短ルートではなく、長い距離を要すわけですから、本来あるべき姿から遠く離れている、そんなイメージを持たれるのが一般的かと思いますし、私自身も、最近までずっとそのように思っていました。
私も、なかなかの遠回りの人生を送って来ていますので、その辺りの話になれば、何時間でも語れると思います(笑)。
若い頃は特に、「なんで、こんなに頑張っているのに、やること為すこと、うまく行かないんだろう・・・」と嘆く毎日でした。
この辺りの気持ちは、似たような経験をされて来た方にしか伝わらないかと思います。
そのような経験がない方から見れば、「なぜ、そんなに被害者意識を持ってしまうのか?」などと指摘したくなるようなことだからです。
しかし、40歳になる頃から、「遠回りって、そんなに悪いのかな??」と思うようになりました。目的地に向かうということから見れば、遠回りしてしまうことは、無駄ですし、価値がないかもしれません。
ただ、人生は、最短ルートで進むことが、長い目で見て、必ずしも良いとは限りません。
以前はずっと、このような捉え方は、単なる負け惜しみだと思っていましたので、公言することはありませんでしたが、今では、本当にそう思うようになって来ました。
特に、結婚し、家庭を持ち、子どもが生まれてからは、そのような気持ちが強くなりました。
世の中を見渡せば、資本主義社会の中で、競争に勝たなければ生き残っていけない社会です。
今後は、政治・経済・環境など、様々な不安定要素が増えていき、ますます社会が混沌としていくと考えられる中で、生き抜く力はますます求められることでしょう。
そのためには、単なるきれい事だけではなく、泥臭い競争にも立ち向かわないといけないでしょう。
しかし、競争に勝ち抜くことだけに追われる人生もどうなのだろうと思わざるを得ません。
身を粉にして会社のために尽くしたところで、家庭内で不和が生じていれば、そこにどれだけの価値があるのでしょうか。
もちろん、価値観は人それぞれ違いますし、「家庭を犠牲にしてでも、仕事のミッションを全うすることが美徳」という価値観もあるかもしれません。
確かに、一流企業の社長さんや芸能人の方など、社会的影響度が大きくなればなるほど、そのような価値観が求められる側面もあるかもしれません。
それでも、私は毎日、無邪気に転げ回り、日進月歩で成長しようとする息子の姿と、それを懸命に支えている妻の姿を見ていると、一日一日、家族全員が無事に過ごせているだけで、とてもありがたいと思いますし、その過程を十分に共有しないというのは、本当にもったいない選択ではないかなと思ってしまいます。
先日、無料カウンセリングにお越しくださったお客様から、当方のホームページやブログをご覧になった感想で、「遠回りを前向きに捉えるってステキですね!」とおっしゃっていただきました。
私は、とてもうれしく、心が洗われるような気持ちになりました。
まさに、私がブログなどを通してお伝えしたかったことだったからです。
言い訳や負け惜しみなどではなく、「遠回り」を前向きに捉えて、自身を成長させてくれてきた糧として考え、そこから一つでも二つでも学習し、次に活かすことで、新たな成長へつなげるって、人生の最期に振り返ったときにこそ、その価値が分かるのかもしれませんね。
ぜひ、「遠回り」を前向きに捉えて、頑張っていきましょう!