早く結婚したいと婚活をがんばってもいいご縁に恵まれないと、悲しくなりますよね。
私も婚活していた時期が長かったので、よくわかります。
ただ、結婚は運やタイミングも大きな要素ですが、なかなか結婚できないのにはたいてい理由があるもの。
その理由を把握して改善することで、婚期はグンと近づきます。
そこで今回は、早く結婚したいと思っている人が結婚できない理由とその誤った方向性、早く結婚するために大切な考え方をお伝えしますので、最後まで読んでみてくださいね。
さっそく、早く結婚したくてもなかなかできない最大の理由からみていきましょう。
早く結婚したいのに結婚できない最大の理由
早く結婚したいと思っていてもなかなか結婚できない最大の理由は、下記の3つです。
- 婚活市場での需要と供給を無視している
- 「お互いさま」の感覚をもっていない
- 必要な行動をとっていない
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
【理由1】婚活市場での需要と供給を無視している
最大の理由は、婚活市場での需要と供給の関係を無視して、ほぼ自分の都合や希望だけで動いていること。
厳しいようですが、平たくいえばそれは「ほぼ誰にも相手にされない」世界で一生懸命がんばっている状況です。
私は日頃からブログなどで、「婚活は条件重視で考えすぎないほうがいい」とお伝えしており、その考えはまったくかわりません。
ただ下記のように、自分の求める条件と相手が自分に求める条件にギャップがありすぎると、さすがにいいご縁には恵まれにくいでしょう。
- 年齢差が開きすぎる(近すぎる)
- 相手に容姿の良さを求めすぎる
- 年収差がとても大きい
いたずらに相手へ条件のよさを求めすぎるのではなく、冷静に自分とのバランスを考えて動いたほうが「幸せな結婚」には近づきやすいですよ。
そのあたりについては、下記のコラムで詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。婚活をがんばる本来の目的を思い出せる内容になっています。
自分のことを冷静にみることも大事なんですね…。
そうですね、まずそれができるだけでも婚期はかなり近づきます。
【理由2】「お互いさま」の感覚をもっていない
早く結婚したくてもできないもう一つの大きな理由は、「お互いさま」の感覚をもっていないか少ないこと。
「お互いさま」の感覚とは、いつでも自己都合を優先して考えるのではなく、相手のことも自分のことのように大切に思い、自分から進んで協力して助け合う姿勢のことを指します。
このように書くと「相手のことはちゃんと考えているよ!」という声が聞こえてきそうですね。
ただ、今まで9年以上にわたり結婚相談所を運営してきて、本当に多くの人が自己都合を優先してしまっているなと感じます。
その大きな要因は、結婚相手選びで年齢や容姿などの「条件」を重視しすぎることにあります。
もちろん、条件もある程度大切です。しかし、そこにフォーカスしすぎると「条件争い」のようになってしまい、「お互いさま」の感覚がある深い信頼関係は築きにくくなるのです。
このあたりについては、下記のコラムで詳しくお伝えしています。条件を確認していくタイミングについても書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
【理由3】必要な行動をとっていない
明日にも結婚したいと願っているのにいいご縁に結ばれないのは、それにつながるだけの必要な行動をとっていないことも、大きな原因としてあげられます。
周りに、自然な恋愛から幸せな結婚をした友だちなどが多いと、「どうして自分だけこんなに婚活をがんばらないといけないんだろう……」と思ってしまうかもしれません。
しかし厳しいようですが、それもひとつの運命。目の前にいい出会いがなく、早く結婚したいなら、自分から積極的に動いていくしかないでしょう。
それ自体は大変かもしれませんが、逆にいえば、私が婚活していた頃に比べて婚活サービスは格段に充実しており、婚活に取り組む人の数もとても多くなっています。
その点では、自分に合った方法と環境でがんばり続ければ、運命の出会いにめぐり合える可能性は本当に高くなっているのです。
必要なだけの行動をとらないでチャンスを逃してしまうのは、きわめてもったいないといえるでしょう。
具体的にどんな行動が必要なのかについて、下記のコラムでご紹介しています。
また、婚活で簡単に心が折れないようにするためのポイントは、こちらの記事に書きました。
ちょっとがんばったくらいで、「その気」にならないようにします。
ちゃんと行動すればチャンスが広がるだけにもったいないですもんね!
すぐに結婚したいのにできない人の誤った現状認識
次に、すぐにでも結婚したいのにできない人が誤りやすい現状認識のしかたをご紹介します。思い当たるところがある人は、ぜひ注意してくださいね。
「せっかくこの歳まで独身なんだから…」
この言葉には大きく3つの勘違いがあります。
- 独身であり続けてきたことが、何かの特権や守るべきものと思いすぎている
- 長く独身でいたことで、自分の価値が高まっていると感じている
- ここまで待ったのだから、完璧な相手を探さないといけないと考えすぎている
いずれも、独身で長くいたことに価値を感じすぎていて、逆に、婚活市場のなかで自分がどんどん不利な立場になっていっていることへの客観的な認識がなさすぎる感覚です。
もし、一生独身を貫くのではなく結婚したいと思うなら、独身でいることに価値を感じすぎず、謙虚に自分が置かれている状況を見つめたほうがいいでしょう。
繰り返しになりますが、思い当たるところがある人は、下記のコラムもぜひチェックしてくださいね。
つい、似たような感覚をもちやすいです…。
気持ちはわからなくもありませんが、本当に危険な勘違いなので注意してくださいね。
「この出会いを逃したらもう次はない…」
この言葉にも、下記のような大きな勘違いや思い込みが含まれています。
- 出会いの機会はとても限られていると思いすぎている
- 結婚への焦りが強く、一番大切な結婚後のイメージができていない
- 自分の価値を過小評価することで、新しい出会いはないと思っている
- 無理に相手のいい点をみようとして、相手を理想化してしまっている
- 人生において結婚のタイミングは限られていると考えている
私も結婚を焦った結果、式場まで決まってからの婚約破棄を経験したことがありますので、どうしても結婚を焦ってしまう気持ちはよくわかります。
結婚すること自体は幸せになるための手段であり、けっしてゴールではありません。
その点を間違えてしまうと、たとえ結婚できても、しばらく経って「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性が高くなってしまいます。
そうならないためにも、短期的な焦りに惑わされず、結婚後の幸せを見すえて行動していきましょう。
この点が不安な人は、下記のコラムも確認してくださいね。
「自分は恋愛経験が少ないから…」
この表現にも、根本的な思い違いが多く含まれています。
- 恋愛経験が多くなければ結婚できないと思い込んでいる
- 恋愛経験が少ないことで、自分は結婚する能力がないと考えている
- 他人より劣っていると感じて、余計なプレッシャーを感じている
- 恋愛経験が少ないと、異性から相手にされないと思いすぎている
恋愛を多く経験していれば、それだけいろんな「引き出し」が増えてうまく立ち振る舞える可能性は高くなるでしょう。
とはいえ、恋愛経験が多ければ、すぐ結婚相手が見つかるわけではありません。
恋愛経験が多いことで、むしろ目が肥えすぎて欲張ってしまったり、ひとりよがりになってしまったりしてうまくいかないことも多いです。
大切なのは、自分の状況を客観的にみて「お互いさま」の感覚をもてるかなど、相手と深い信頼関係を築けること。
恋愛の経験が少なくても、相手のことをちゃんと考えてコミュニケーションを図れるなら、チャンスは十分にあるのです。
恋愛経験の少なさを引け目に感じる必要はないんですね。
そうですよ!私も恋愛経験は少ないほうですが、ちゃんと結婚して12年続いていますよ!
「仕事などが忙しいからしかたない」
いっけん正論のように思えるこちらの言葉も、下記のような勘違いが多いです。
- 人生で「落ち着く時期」はそんなに来ないかもしれないことを理解していない
- 婚活するには多くの時間が必要と思い込んでいる
- 婚活や結婚より仕事を優先すべきと考えすぎている
- 後回しにしても結婚できると軽く考えてしまっている
- 結婚への不安などから逃れるために、無意識的に言い訳として言っている
仕事をしていれば、実際にどうにもならないくらいに忙しく、婚活どころか寝る時間もろくに取れないこともあるでしょう。
もちろん、そんな時期に婚活をがんばる必要はありません。
ただ、そういう期間がずっと続くことは珍しいですし、もしずっと続く環境なら、そもそもその仕事を続ける意味を考え直す必要があるかもしれません。
いずれにしても厳しいようですが、「忙しい」というまともに思えそうな理由も、本質的には自分次第でどうにかできるものです。
「自分には大変な事情があるから…」
こちらも「しかたない」と思いがちですが、思い込みや誤解が多く含まれています。
- 「自分の状況は特別」と過度に思い込んでいる
- 自分が抱えている問題が解決されないと結婚できないと考えてしまっている
- 「大変な事情」を言い訳にしてしまっている
- 自分の特別な事情は誰にも受け入れてもらえないと思い込んでいる
- 周りからみればそこまで大変ではないのに、自分の状況を卑下してしまっている
もちろん、人によっては筆舌に尽くしがたいほど個人的に大変な事情を抱えていることがあります。
- 経済的な問題
- 家庭環境の特殊性
- メンタル面も含めた健康上の問題
- 職場環境(転勤など)の問題
- 信仰上の問題
上記のような問題がひとつだけでも大変ですが、複数重なっているケースも珍しくありません。
本人にとっては「周りの友だちなどはあんなに幸せそうに過ごしているのに、どうして自分は……」と、被害者意識が強くなりやすいです。
しかし、実際には誰しも多かれ少なかれ「大変なこと」を抱えながらがんばって生きているもの。
その「大変なこと」の重大性は他人と比べられるものではありませんし、比べる必要もないことです。
だからこそ、「自分だけが大変!」という感覚が強いと、なかなか異性からも理解されないでしょう。
相手の「大変さ」にもきちんと目を向けられるようになって初めて、自分の「大変さ」も受け入れられていくものです。
たしかに、ほんとに特殊な事情があると「自分だけが」となりそう…。
それだけに自分の気持ちをどうコントロールするかが、大事になってくるんですよね。
今すぐ結婚したいなら間違ってはいけない方向性
ここまで、早く結婚したいのにできないおもな理由と、そういう人の間違った現状認識についてお伝えしてきました。
「じゃ、そのあたりに気をつけてがんばろう!」という気持ちになると思いますが、もう少し待ってください。どのような方向性でがんばるかが大事です。
ここからは、婚活をがんばる人が誤りやすい方向性についてご紹介していきます。
「一本釣り」では運命の出会いはやってこない
「失敗したくない」「嫌な思いをしたくない」などと気持ちから少しずつ出会いを求めていたら、運命の出会いにはなかなかめぐり合えません。
たとえが適切かわかりませんが、広い海で一本釣りするようにお見合いなどを一人ずつ申し込んでいたら、出会いの機会もろくにやってこないでしょう。
結婚相談所でのお見合いでは、一般的に10人へ申し込んで1~2人成立したらいいほうです。
そのため、まずは「投網漁」のように、ある程度一斉にたくさん申し込んでいくことが欠かせません。
もちろん誰でもいいというわけではありませんが、出会う前から慎重になりすぎると、婚期は遠のくばかりです。
このあたりについては、下記のコラムで詳しく書いています。私が提唱している「お見合い3部理論」もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
慎重すぎるのもよくないんですね。
婚活もメリハリが大事ですね!
可もなく不可もない出会いを引っ張ると無限ループ
絶対NGではないけれど前向きになれないような、「可もなく不可もない」出会いを長く引っ張りすぎると、婚期がどんどん遅れる無限ループに陥ってしまいます。
婚活を早く終わらせたいという思いから、「なんとかしてこの出会いを実らせたい」という気持ちになりやすいのは当然でしょう。
しかしこの気持ちに流されると、下記のような悪い流れが続いてしまいます。
断りきれず中途半端に会い続ける
↓
無意識的に相手への情が強くなる
↓
さらに断りづらくなる
↓
新しい出会いが増えない
↓
婚活市場での位置が不利になっていく
↓
さらに目の前の相手に期待してしまう
↓
断りきれず中途半端に会い続ける
↓
……
この無限ループに陥ってしまうとどんどん焦りが強くなり、冷静に判断することが難しくなっていきます。
そして最終的には、「妥協するしかない」と思い込んで強引に交際を進めて結婚してから後悔するか、「もう結婚なんて向いてない」と決めつけてあきらめてしまうかのどちらかになってしまうのです。
そうならないためには、中途半端な出会いは勇気を出して積極的に断っていくことが欠かせません。
こちらのコラムで詳しく解説していますので、チェックしてくださいね。
結婚生活を独身生活の延長で考えるとうまくいかない
自由を謳歌できる独身生活の延長で結婚相手や結婚生活を考えると、うまくいきづらいです。
一人暮らしであれ実家暮らしであれ、独身でいる間は、時間やお金などをほぼ自分の好きなように使えます。どれだけ趣味にのめり込んでも、よほどのことがなければ、誰にも文句は言われないでしょう。
しかし、その自由さを基準にして「結婚相手」だけ都合よく見つけたいと思っても、それは道理が通りません。
なぜなら、結婚生活はパートナーとの共同生活であり、日常生活そのものだからです。
新しい幸せな家庭を築くには、どんなときもお互いのことを思いやり協力していくことが欠かせません。自分の思い通りにいかないことも多いでしょう。
もちろん、結婚してもある程度はお互いに一人の時間をもてるように協力することは大切です(子どもが生まれたら、しばらくはかなり難しいですが)。
それでも、独身生活の延長で結婚生活を考えるのではなく、二人で「新しい生活」をつくっていく感覚がとても重要なポイントになります。
このポイントを理解するために、恋愛と結婚の違いをもう一度見直したほうがいいかもしれません。詳しくは下記の記事に書いていますので、併せて確認してみてください。
たしかに、お互いに独身生活の延長で考えたら、うまくいかなさそうですね…。
無意識的に独身生活の延長で考えてしまう人が多いので、ぜひ注意してほしいです。
目的と手段をはき違えると「幸せな結婚」は遠のく
婚活を早く終わらせたいあまり、「お見合いや交際を成立させる」「結婚する」こと自体が目標になると、「幸せな結婚」は遠のくばかりです。
私も婚活していた期間が長いのでよくわかりますが、当初は「こんな幸せな結婚をしたい!」と思っていても、期間が長くなるにつれて「婚活を早く終わらせること」が第一目標になってしまうのですよね。
「とにかく結婚すれば何とかなるだろう」というような投げやりな気持ちになることもあります。
ただ当たり前ですが、婚活は幸せな結婚生活を送るための「手段」でしかありません。それを終わらせることを「目標」にしてはいけないのです。
結婚はけっしてゴールではなく、これから何十年と続く人生の後半のスタートでしかありません。
婚活は最後に運命の出会いにめぐり合うまで大変なことも多いですが、目標と手段を間違えないように気をつけましょう。
婚活にローリスクハイリターンを求めると失敗する
婚活でリスクをとらず、理想の相手を都合よく見つけようとすると、婚期はなかなかやってこないでしょう。
下記のコラムで詳しく書いていますが、婚活は日常的な社会生活とはとても異なる特別な活動です。
友だちでもなく、同僚・先輩・後輩でもなく、サークル仲間でもない、あなたにとってたった一人の「人生の伴侶」を見つける活動なのです。
おそらく、同性でも「心から信頼し合えて本当に何でも語り合える」親友は、5人もいないでしょう(これまで私がいろんな方にお聞きして「5人以上」と答えた方はいません)。
これまで何千人、何万人と会ってきた同性もそんなものです。
ましてや異性で、これからの生活を共にしていこうと思える人が、そんな簡単に見つかるでしょうか。
もちろん、運やタイミングがよければ、意外にあっさり見つける人もいるかもしれません。ただ、そちらのほうが圧倒的に少ないです。
だからこそ、下記のような自分からリスクをとるのを拒否する姿勢が強いと、いい出会いはやってこないでしょう。
- 理想の相手に出会いたいけど、不愉快な出会いは経験したくない
- 早く結婚したいけど、自分からたくさん申し込むのは面倒くさい
- なるべく自分からは動かず、こちらを向いてくれる人から選びたい
- 婚活は早く終わらせたいけど、休日はゆっくりしたり趣味を楽しんだりしたい
- 効率のいい出会いがほしいし、いつでも相談できる体制を求めたいけど、お金はかけたくない
もちろん効率をあげたり改善したりして、運命の人に出会える可能性を高めていく努力は大切です。
それでも、ある程度のリスクをとっていく覚悟がなければ、なかなか幸せな結婚にはたどり着けないでしょう。
下記の記事では、結婚相手にどのようなところを妥協すべきかについて、詳しく書いていますので、併せて確認してみてください。
できるだけ楽をして理想の相手を見つけたいと思っちゃいますね…。
リスクをとるのは怖いですが、その一歩が未来への扉を開けます。
早く結婚したいのに相手がいない人の思い込み
次に、早く結婚したいと思って婚活をがんばっているのに相手のいない人が、自然に思い込んでしまっていることが多いポイントをご紹介します。
どれも大切なものばかりですので、ぜひ気をつけてくださいね。
【思い込み1】恋愛テクニックが大事!
「自分は恋愛テクニックがないからうまくいかないんだ」と思っていたら、それは大きな間違いです。
もちろん時と場合によっては、「こんなときは、このように対応するといい」というようなテクニックが役立つこともあるでしょう。
ただそれはたいていの場合、そのテクニックを使えなくても、大きな問題にはなりません。
むしろ、小手先のテクニックで乗り切ろうとする姿勢が、かえって相手を不安にさせたり不快にさせたりすることが多いもの。
なぜなら、そこには本当の誠意がないからです。
大切なのは、心からの誠意と、「異性として」の前に「人として」相手にしっかり関心をもつことです。
いわゆる「下心」や安易な気持ちからどんな恋愛テクニックを駆使しても、相手には誠意としては伝わりません。
恋愛テクニックはあまり気にせず、相手と心からの信頼関係を築くことを心がけましょう。
下記の記事はお見合いについてですが、大切なポイントは同じです。こちらも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なんとなく恋愛テクニックがないからダメだと思ってしまいますね…。
自分に自信がないとそうなりがちですが、本来の自分らしさを大事にしてほしいです。
【思い込み2】自分か相手のせいにしすぎる
婚活がうまくいかない原因を自分か相手のせいにしすぎるのも、大きな思い込みです。
コミュニケーションは双方向で成立するもの。
どちらかが明らかに不誠実で無礼な態度をとったなら別ですが、通常は相性が合わなかったにすぎません。
自分に自信がなさすぎたり、逆に自分のことを過信したりして、下記のように思い込まないように注意しましょう。
自分を責めてどんどん自信をなくしたり、自分を正当化して相手を悪者扱いしたりしても、何も始まりません。
婚活は「(相性が合うかどうかの)答え合わせ」くらいに考えて、積極的にいろいろな異性と会っていきましょう。
【思い込み3】マナーやルールを軽く考える
お見合いなど婚活でのマナーやルールを軽く考えていると、幸せな結婚はとても難しいでしょう。
婚活といっても、けっきょくは人間関係のひとつ。
相性が合うかどうかはともかく、同じ結婚を目指す人同士として最低限の礼儀や誠実さは絶対に欠かせません。
どんなに他人が羨むほどのスペック(容姿・年齢・年収など)をもっていても、基本的なマナーやルールも守れないようなら、最終的に結婚相手として信用される可能性はとても低いです。
仮に結婚できたとしても、相手も同じような性質である確率が高く、心から信頼し合える関係を築くのは非常に難しいでしょう。
下記の記事はお見合いでのマナーとルールについて書いたものですが、本質的には婚活全体にあてはまることですので、ぜひ参考にしてみてください。
どんなに容姿などがよくても、礼儀と誠実さがなければ無理ですね。
そうですね、そういうところで損をしている人は多いので、本当に注意してほしいです。
【思い込み4】自分の気持ちを相手が察してくれるのが当然と思っている
相手が自分の気持ちを察してくれるのが当たり前と思うのも、大きな思い込みです。
「これくらいはわかってほしい」という気持ちが強すぎると、相手への不満が溜まりやすいですし、感謝の気持ちも出てきません。自分の常識感を相手に押しつけることにもなります。
それでは、相手との深い信頼関係を築けなくて当然でしょう。
まず相手に求める前に、自分が相手のことをしっかり気にかける姿勢を示すことが大切です。
その姿勢が伝わることで、相手もこちらのことをより気にかけてくれる可能性が高まります。
それでもお互いの理解が深まらないなら、もっと言葉を尽くして本音で向き合ってみましょう。
本音で向き合っていくことで、相手の本当の気持ちに触れられるようになり、お互いに相手の気持ちを察しられるようにもなっていくものです。
どんなにがんばってもお互いへの理解が進まなければ、相性が合わないということなので、次の出会いへ進みましょう。
このあたりについては、下記の記事で詳しく書いていますので、参考にしてみてください。お互いに納得できる相手を見つけるヒントになると思いますよ。
【思い込み5】別々の出会いをつなげて考える
ひとつの出会いの結果を別の出会いにつなげて考えすぎるのも、大きな思い込みのひとつです。
たとえば、次のように考えていませんか?
- 「Aさんが自分の容姿がタイプでなかったみたいだから、Bさんも気に入ってくれないだろう」
- 「Aさんが自分の年収に不満だったから、Bさんにも同じように思われるだろう」
- 「Aさんが家庭的な人を求めていたから、Bさんもそうに違いない」
- 「Aさんに自分と性格が合わないと言われたから、Bさんとも合わないだろう」
- 「Aさんに友だちとしか思えないと断られたから、Bさんも結婚相手としてみてくれないだろう」
私たちは、自分が気に入った異性から断られるとショックが大きいですし、時として自分という存在を否定された気分にさえなってしまいます。
そのため、Aさんに断られた理由がまるで「自分の欠陥」かのように捉えてしまい、Bさんやほかの人にも同じように思われるだろうと考えやすいのです。
しかし、どんなに恋愛経験が豊富な人でも、まだ出会っていない異性は数え切れないほどたくさんいるもの。
あなたの容姿や性格、年収などを気にする人もいれば、気にしない人もいます。
私自身、もともとイケメンとは真逆でしたし、婚活していた頃から髪が薄かったですが、妻は私の「目がいい」と思って、お見合いを申し込んでくれたそうです。
まさに、「捨てる神あれば拾う神あり」。
いつもどんな人へも「誠意と礼儀」を忘れなければ、断られた理由を気にしすぎることはありません。相性が合わなかっただけです。
別々の出会いをつなげて考えないことも、意外に大切ですよ。
気に入った人から断られた理由は、やっぱり引きずってしまいますね…。
その気持ちはよくわかりますが、切り替えが大切ですね。
【思い込み6】インターネットの情報に振り回される
インターネットにあふれる婚活情報に振り回されると、幸せな結婚は遠くなってしまいます。
私もこうやってブログなどで発信していますので、自己矛盾になってしまいますが、本当に注意が必要です。
私はできるかぎりキャッチーな表現を避け、ユーザーの方々の役に立つ本質的なポイントについてお伝えするよう心がけています。
ただ、情報があふれるインターネットでは目がとまるようにしないとなかなか読まれないため、どうしても目を引きやすいキャッチーな表現が多くなる傾向があるのです。
- 「最低でも3回は会いましょう」
- 「○回目のデートで手をつなぎましょう」
- 「40代で結婚できる確率は○%!」
このようなメッセージを素直に受けて行動してしまう人も、けっこういます。
エールマリアージュでも、「ネットで読んだのですが、前向きに思えなくても3回は会ったほうがいいんですよね」と真剣に言われることは珍しくありません。
どんな状況で、どういう理由で前向きに思えないのかを踏まえず、「まず何回会ったほうがいい」という考えでは本質を見失ってしまいます。
「インターネットに書いているから」と決めつけず、相手との関係性や自分の考えなどと照らし合わせて、主体的に判断していくことが大切です。
【思い込み7】「チャンスの神様は前髪しかない」ことを知らない
幸せな結婚をするためには、運命の出会いへ向けてしっかり準備して、チャンスが来たら逃さないように素早く行動する必要があります。
ギリシャ神話では「チャンスの神様は前髪しかない」といわれるように、そんなに何度もチャンスが来るわけではなく、チャンスが来たらすぐにつかまえることが重要です。
婚活でも、「これからの人生を何があっても一緒に生きていきたい!」と思えるような異性と頻繁に出会えるものではありません。
お客様の事例や私自身の経験でも、本気で結婚したいと思える人は実際に結ばれた人以外にはほとんどいないものです。
それだけ貴重なご縁をしっかりつかめるよう、普段からしっかり準備して粘り強く行動するようにしましょう。
下記の記事では、婚活を成功させるために一番大切な考え方をご紹介しています。本記事の内容で思い当たるところがあった人は、ぜひこちらを参考にして幸せをつかんでくださいね。
婚活をどう始めればいいかわからない人は、こちらで性別年代別におすすめの婚活方法をご紹介しています。
またご参考までに、もうすぐ結婚12周年を迎える私が妻との結婚を決意した経緯を赤裸々に書いていますので、一例として読んでみてください。チャンスをすぐつかむ大切さを感じていただければと思います。
「いつか結婚できるだろう…」などと甘く考えていたらいけないんですね…。
そうですね、自分でしっかり「結婚する!」と心に決めて行動していくのがポイントです。
早く結婚するには自分を見つめ直しましょう|いつでもご相談に乗ります
結婚には運やタイミングも大切ですが、なかなか結婚できないのにはたいてい理由があります。
その理由を把握して改善していくことで、幸せな結婚が近づいてきますよ。
婚活をがんばっても結婚に至らないおもな理由は、下記の3つです。
- 婚活市場での需要と供給を無視している
- 「お互いさま」の感覚をもっていない
- 必要な行動をとっていない
そして、婚活をがんばる方向性を間違えると、どんどん婚期が遠のくので、下記の点にも気をつけましょう。
- 「一本釣り」では運命の出会いはやってこない
- 可もなく不可もない出会いを引っ張ると無限ループ
- 結婚生活を独身生活の延長で考えるとうまくいかない
- 目的と手段をはき違えると「幸せな結婚」は遠のく
- 婚活にローリスクハイリターンを求めると失敗する
なかなか成果につながらないと、いろんな思い込みが増えやすいので、次のように思い込まないようにすることが大切です。
- 恋愛テクニックが大事!
- 自分か相手のせいにしすぎる
- マナーやルールを軽く考える
- 自分の気持ちを相手が察してくれるのが当然と思っている
- 別々の出会いをつなげて考える
- インターネットの情報に振り回される
- 「チャンスの神様は前髪しかない」ことを知らない
耳が痛いことも多かったかもしれませんが、幸せな結婚のためには自分を冷静に見つめ直すことはとても意味があります。ぜひ、ひとつでもいい方向に向かうきっかけになればうれしいです。
それでも「一人で自分のことを振り返って見つめるのは難しい……」という場合は、ご遠慮なくご相談くださいね。あなたにとって何がネックになっているのか、自分ごととして一緒に考えさせていただきます。