「自分はモテないからなぁ・・・」
若い頃にあまりモテなかった人や恋愛経験があまりない人が、結婚したいと思ったときに抱きやすい勘違いです。
異性にモテないと、多くの異性に気に入られないと結婚できないと思ってしまうのです。
確かに、モテるに越したことはありません。
それだけ、確率が上がるのは間違いないですから。
第一印象を良くするために洋服を新調したり、美容院に行ったり、会話術を学んだりすることも大事です。
ただ、「結婚相手は一人でいい」という極めてシンプルで当たり前のことをしっかり意識しておかないと、本末転倒になってしまう可能性があります。
なぜなら、
大勢の異性に振り向いてもらうこと以上に重要なことは、ひとつひとつの出会いをしっかり大切にしていくことだからです。
目の前の異性と向き合ってコミュニケーションを取れないと、何十人の異性と会っても成果は出ません。
お相手がどのようなことを考え、何を望んでいて、どんなことに関心があるのかということにしっかり向き合いながら、自分のことも話していく中で、相性が合うか合わないかが分かります。
そういうことを繰り返す中で、自分と本当に相性が合って、一緒に生きていきたいと思える人が見つかるのです。
お客様の様子を見ていても、
「モテる人」が必ずしも早く成婚できるわけではありません。
お見合いの申し込みが何十件も来る人は、とても魅力的な人であることに間違いはありませんが、当然のことながら、結婚するためには「お一人」の異性ときちんと信頼関係を築く必要があります。
それは、モテることとは関係がありません。
あまり「モテない」人でも、ひとつひとつの出会いをしっかり大事にして、目の前の異性に誠意を持って向き合うようにする人の方が、よほど成果を早く出しています。
また、それだけでなく、本当に幸せそうです。
そういうお客様がご成婚の挨拶に来てくださるときは、もうすっかり「夫婦」という雰囲気になっています。
お互いに「今までで一番惚れた人」言ってはばからないことも少なくありません。
そうやって、恋愛と結婚を短期間に一気に突破されたときの充実感は本当に素晴らしいです。
いたずらにモテようとしたり、大勢の異性に振り向いてもらったりすることだけに集中してしまうと、出会いの数は増えても、それが幸せな結婚に繋がる確率はかえって下がってしまうかもしません。
繰り返しますが、
結婚するのに必ずしもモテる必要はない。
「ケンカに負けて勝負に勝てばいい」、それくらいの気持ちで頑張ってみませんか。