結婚相手になる人へはどんなことを求めたいですか?
年収、容姿、性格、学歴、スタイル、職業、料理の腕前、家柄、地域などなど…。
ひとによって違いますが、きっと挙げようと思えばいくつでも挙げられるのではないでしょうか。
中には、「これは絶対に譲れない!」というものが一つや二つ、あるかもしれませんね。
もちろん、結婚すれば、これまでの人生と同じくらい、場合によってはそれ以上の長い期間を一緒に生きていくことになるわけですから、誰でも良いわけがありません。
二人の暮らしや子育て、介護、老後の生活などが控えているので、ある程度しっかり見極めないと本当に取り返しのつかないことになります。
この点は、結婚式場まで決まった段階からの婚約破断を経験した私としては、とても実感しているところなので、しっかり考えるべきことは考えてほしいと心から思います。
ただ、本当に多くのお問い合わせなどに対応していると、時々、もっと大切にしてほしいなぁと思う視点があります。
それは、
体調を崩したときに本当に心配してくれる人を大事にしているか?
ということです。
どんなにお金持ちでも、どんなにスタイルが良くても、あなたが体調を崩したり、病気になったり、妊娠したりして十分に動けないときに真剣に心配してくれなかったら、それは幸せな結婚生活と言えるでしょうか。
そんなことはないですよね。
でも、私たちは、「今まで独身で来たのだから、結婚するなら少しでも『条件』の良い人と結婚したい!」と思いがちです。
つい、「欲」が出てしまうのですよね。
それは決して間違いではないですし、むしろ、自然な流れです。
ただ、その思いが強すぎると、バランスを崩して、最も大切なことに目が向かなくなる危険があります。
結婚生活は、まさに日常生活そのものなので、本当に大切なのは、お互いを心から思いやり、尊重し合え、助け合えることです。
もしそうでなければ、この先何十年も、ひとつ屋根の下で幸せに暮らしていくことは到底できません。
逆に、そのような信頼関係がしっかり築けていれば、たとえどちらかが病気になっても、一緒に生きていこうという気持ちは変わらないどころか、むしろ強まるものです。
婚活中は、目の前の出会いに集中して、なかなか、「結婚後」のことはイメージできないものですが、本当に大事なのは、言うまでもなく結婚してからどれだけ充実した生活を送れるかです。
そのために、「条件」はほどほどにして、
お相手が病気になっても、一緒に生きていきたいと思えるか?
あなたが病気になっても、お相手は一緒に生きてくれると思えるか?
ぜひ、このような現実的な感覚で相性を確認するように心がけてみてくださいね。
後悔しない婚活を心より応援しています!