結婚相手へ求める要素として、「容姿」を一番に挙げる人は男女ともに多いです。
少しでも「カッコいい」「キレイな」異性を求めるのは本能的に当然かもしれません。
でも、実際の結婚生活を進める上では、容姿だけが重要ではない、と頭では分かっているものの、やはり、ドキドキできる外見のお相手でないと難しいと感じる人は多いものです。
表面的には、「容姿は気にしないよ」と言っている人でも、本音ではかなりこだわっているということも少なくないです。
そういう人の中には、「容姿が良ければ、他のことはかなりガマンできるから」と考えている人もいます。
たとえ、お相手に自己中心的な言動が目立ち、とてもマイペースな人でも、容姿が「免罪符」になるから問題ないという論理ですね。
実際、以前のお客様でそれを文字通り実行して、望み通りの結婚をされた方もいらっしゃいます。
お相手へ求める要素を「100」とすると、「80:20」で容姿を重視するということであれば、価値観としては「あり」です。その割合を本当に全うできるのであれば…。
ただ実際には、交際を進めていくうちに、「自分を大事にしてくれない」「話が長い」「金銭感覚が合わない」「年収が少し低い」「愛想が良くない」など、徐々に気になることが増えていくことが多いです。
その要素が、「80:20」の「20」以内に収まっている間はいいのですが、「20」以上になることも多く、極端な場合は「20」が「80」になってしまうことさえあります。
つまり、容姿と同じくらいに他の要素もこだわってしまい、気づけば、「80+80=160」となり、「100」を優に超えてしまうということです。
さすがに、そんな「完璧(100)」を超えるような人なんていませんよね。
「そんなバカな…」と思うかもしれませんが、実際に知らず知らずのうちに、このような感じで「ないものねだり」をしている人は意外にたくさんいます。
自分では大したことを求めていないつもりでも、実際には常識外れな程度のことを求めているかもしれないです。
自分にとって本当に大切な価値観や条件は何なのかをしっかり見極めておかないと、いくら時間をかけて婚活を頑張っても、いつまで経っても婚期がやって来ないという悲劇的な展開になってしまう可能性があるので、気を付けたいですね。
勘の良い人は気づいていると思いますが、これは何も容姿に限ったことではなく、自分が「これだけは絶対に譲れない!」と思っていること以外にもあてはまり、実はこだわりが強く、的外れな婚活になっていることも多いです。
そもそも何のための婚活かと言えば、言うまでもなく、幸せな結婚のためのはずです。
なかなか成果に繋がらず、あれもこれもと思ってしまう人は、もう一度足元を見つめ直してみるのも大切です。
本当に自分に合ったお相手を見つけるために、自分の気持ちの「棚卸し」をしてみてくださいね。応援しています。