【婚活マスターコラム2】「婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソン」と心得よう

「婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソン」と心得よう

婚活において、とくに本質的で大切な考え方などをお伝えする「婚活マスターコラム」の第2回です。

今回は、結婚を焦りすぎないためにとても重要な考え方についてお伝えします。

婚活を本気で始めると、まず間違いなく「一日でも早く婚活を卒業したい!」という気持ちがどんどん強くなっていくもの。

婚活は孤独ですし、出会いと別れを短期間に繰り返すなどストレスも多いので、そのようになるのも当然ともいえます。

ただだからこそ、婚活では結婚を焦りすぎないことが大切なのです。そこで今回は、私自身の経験も含めて、その大切さをお伝えしますね。

みよし

さっそく、なぜ結婚を焦りすぎるといけないのかについて考えてみましょう。

目次

「婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソン」とは?

「婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソン」とは?

婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソンといえます。

30代で婚活を1年がんばって結婚したとしたら、結婚生活は40年という計算。実際にはもっと長い場合も多いでしょう。

それくらい、婚活に比べて結婚生活はとても長いもの。

考えてみれば当たり前とも思えることですが、婚活をする当事者になると、この明らかな事実をいとも簡単に忘れてしまいます。

なぜなら、婚活を始めて、早い時期にいいご縁がなければ、着実にストレスが溜まっていくからです。

具体的には下記のようなものをあげられるでしょう。

  • お金がかかる
  • 休日や終業後の時間がつぶれる
  • 自分がいいと思える人と会えない
  • 交際が長く続かない
  • 断られると自分を否定された気になる
  • 非常識な言動をとられて傷つく
  • もう結婚できないかもと不安になる

このようなストレスが日々積み重なっていくと、結婚後の時間のほうが圧倒的に長いことを忘れて、「婚活を一日も早く終わらせたい」という気持ちが強くなりやすいのです。

結婚生活はまさに日常そのものですし、単身赴任などでなければ、毎日一緒に暮らすことが大前提。お互いへの信頼関係が十分でなければ、何十年もとてもつらい日々を送ることになってしまいます。

婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソンともいえるくらい、結婚生活は長いので、結婚を焦りすぎないことがとても大切です。

たしかに、婚活でストレスが溜まると結婚を焦ってしまいそう…。

みよし

友達などのことなら冷静に考えられても、自分のことになると、つい焦りやすいんですよね。

婚活のゴールは「結婚すること」ではない

婚活のゴールは「結婚すること」ではない

婚活のゴールは「結婚すること」そのものではなく、結婚してから数十年以上、最期まで幸せに暮らせることです。

「婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソン」のたとえでいえば、傷だらけでなんとか婚活という5kmを走りきっても、結婚という200kmは「もう走れない」なら、結婚する意味はほぼないといえるでしょう。

私はこれまで約9年間、数多くのお客様のお手伝いをさせていただいてきましたが、相手が前向きの場合、自分が我慢さえすれば結婚できるというケースはけっこう多くありました。

相手に対して違和感があっても、(とくに女性の場合)「私が気にしなければ」と流してしまえば、少なくとも表面的には関係は進んでいくものです。

ただ繰り返しますが、婚活のゴールは「結婚すること」そのものではなく、「最期まで幸せに暮らせるパートナーを見つけること」のはず。

そう、無理やり結婚しても意味がないのです。

だからこそ、私はこれまで、問題点を見て見ぬふりして結婚しようとするお客様に一度立ち止まって冷静に考えることをおすすめしたことが何度もあります。

また、なんとなく「いい感じ」で付き合えていると、どうしても「このまま結婚してしまいたい」という欲求が強くなりやすいです。

結婚してから「こんなはずではなかったのに…」と後悔しないために、結婚相手の選び方や妥協の考え方について、下記の記事でポイントを押さえてくださいね。

もちろん、結婚後に離婚してやり直すことも可能ですが、結婚することの何倍も大変です。できれば離婚しないで、心から信頼しあえる伴侶と末永く幸せに暮らしたいですよね。

そのために、婚活の本当のゴールを見失わないようにしましょう

つい「結婚したらなんとかなる」と考えそうなので、気をつけます…。

みよし

慎重になりすぎるのもよくないですが、根拠のない楽観さも危険ですね。

結婚を焦って婚約破棄になった経験

結婚を焦って婚約破棄になった経験

こちらでは、いたずらに結婚を焦る危険性について、より実感してもらうために、私自身が婚約破棄になった経験を簡単にご紹介します。

30代に入ると、周りは既婚者だらけで、帰省しても私だけひとりぼっち。友達と飲みに行っても、子育ての話題についていけず、ポツン…

そうしている間にも、年齢がどんどん高くなっていきます。

「自分は一人で生きていくんだ!」と胸を張っていえる生き方をできればよかったのかもしれませんが、私にはそんな気概もなく、独りでいる寂しさと結婚への焦りがどんどん募っていく日々でした。

婚活パーティーや、今でいうマッチングアプリにあたるマッチングサイトを利用して婚活をがんばるも、思うように出会えず、出会えても先に続かずという展開の繰り返し。

そんなあるとき、やっとの思いで、婚活パーティーで出会った女性とお付き合いできることに。

私はこのチャンスを逃すまいと、とても誠実に、また慎重にお付き合いを進めたのです。その甲斐もあったのか、交際は順調に進み、1年ほどで婚約し、両家への挨拶も済ませ、結婚式場も決まっていました。

しかし、あるデート中のちょっとしたすれ違いから、関係がまさに音を立てて崩れるように急激に悪化したのです。

今は「ネタ」にしていますが、当時は本当に涙が止まりませんでした。

今から考えても「そんなことで?」と思ってしまうくらいのことなのですが、なぜそこまで急に関係が悪化したのかは明らかでした。

それは、お互いに一日でも早く結婚したいと焦っていて、本音ではちゃんと向き合えていなかったから。

もちろん、当時の私としては、手を抜いて付き合っている気なんてまったくありませんでしたし、真剣に向き合っているつもりでした。

ただ、結婚への焦りから、随所で自分の気持ちに蓋をしていたのでしょう。無意識のうちに本気で向き合うことを避けていたのだと思います。

想像以上にお互いへの信頼度が低かったことで、一度傾いた関係を戻すエネルギーと知恵は残っていませんでした。

結婚を焦っていたことだけでなく、私にいろいろ至らないところがあったからこその婚約破棄ですが、結婚への焦りが大きな要因であったことも事実。

長期的な視点を忘れ、目の前の結婚に突っ走ってしまったひとつの例として、頭の片隅に置いておいていただけるとうれしいです。

このあたりの想いについては、下記の記事で詳しく書いています。

式場まで決まってからって、自分なら立ち直れなさそう…。

みよし

最後、お相手の親御さんから式場の申込金が現金書留で返されてきたときは、涙が止まりませんでした。

結婚後をイメージして婚活しましょう|無料でご相談できます

結婚後をイメージして婚活しましょう|無料でご相談できます

婚活が5kmマラソンなら結婚は200kmマラソンといえるくらい、婚活に比べて結婚生活はとても長いものです。

結婚生活は、単身赴任などの例外を除けば、毎日一緒に暮らすことになります。お互いへの信頼関係が十分でなければ、何十年もとてもつらい日々を送ることになってしまうでしょう。

だからこそ、婚活のゴールは「結婚すること」そのものではなく、結婚してから数十年以上、最期まで幸せに暮らせることであると、強く意識することがとても大切です。

「なんとなくはわかるけど、まだ実感がないなぁ」と思ったら、ご遠慮なくご相談ください。結婚を焦って婚約破棄を経験してしまった一方で、お見合いから結婚して約12年経つ私が、結婚を長期的に考える大切さをお伝えさせていただきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お見合い33回を経て結婚した経験を活かして、結婚相談所エールマリアージュを運営。式場まで決まってから婚約破棄した経験もあり、お客さまの気持ちに寄り添うことを徹底。「成婚ありき」ではなく「お客さまの人生」を優先した対応が高評価を得ている。「IBJ Award2023」など、各結婚相談所連盟からの受賞多数。

目次