「早く結婚したいなら、出会いの幅を広げたほうがいい。それはわかっている。でも…(絶対に譲れないことがあるんだよ)」
婚活していてそのように感じることはありませんか?もし思い当たるなら、あなたは結婚相手に対してこだわりが強いほうかもしれません。
だからといって「結婚に向いていないかも…」などとかんたんにあきらめてしまうのはもったいない。
相手へのこだわりが強かったり、自分に厳しい制限があったりしてどうしても変えられないなら、それに合った対応をすればいいのです。
そこで今回は、自分の希望や制限から絶対に譲れないことある場合に、どのように婚活していけばいいかをお伝えします。
まずいちばん大切な結論から見ていきましょう。
こだわりが強いなら圧倒的に行動する
どうしても相手に譲れないことや自分に厳しい条件があるなら、圧倒的に行動する必要があります。
なぜなら、自分を対象としてくれる異性が本当に少なくなってしまうからです。
通常、お見合いを10件申し込んで1~2件成立するのがいいほうだとすると、その少なくとも10倍以上、つまり100件以上は申し込む気構えが欠かせません。場合によっては、そのさらに3倍以上が必要になることもあるでしょう。
厳しいようですが、婚活は需要と供給で成り立っています。自分がどれだけ望んでも、それに応えてくれる異性がいないと始まりません。
私も婚活していた頃、その厳しさによく泣かされましたが、とても大切な視点でもあることは事実。下記の「婚活マスターコラム1」で詳しく書いていますので、こちらも読んでみてくださいね。
また、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというほどかんたんなものでもなく、お見合いの申し込み方にもコツはあります。
ただ基本的な姿勢として、自分から対象を大きく狭めるなら、とんでもない行動量でカバーすることは絶対に必要です。
需要と供給…たしかに厳しいですが、現実を見つめないといけないんですね…。
そうですね、やはり「選ぶ側」にだけ立っていると、とても難しいですね。
本当に「譲れない」のかを再確認する
先ほどお伝えしましたように、本当に譲れないことがあるなら圧倒的に行動するしかありません。
「譲れない」ことにも、自分のシンプルな希望で相手に求めたいこだわりと、自分自身がもつ特性や環境などからどうしても相手に求めざるを得ないと考えるものがあります。
ただそもそも、それは本当に「譲れない」ことなのでしょうか?
もちろん、さまざまな事情から絶対に譲れないこともありますが、自分の勝手な思い込みや決めつけもあります。もう一度、自分の考え方や気持ちを見つめ直してみましょう。
「若い女性がいい」「同年代の男性を希望」 | ⇒ もう少し対象を広げたら、結婚生活にどんな支障が出ますか? |
「やっぱり大卒以上でないと…」 | ⇒ 高卒などでも社会で活躍している人はたくさんいますが、どうしてもダメですか? |
「大企業や公務員など安定した職業の人がいい」 | ⇒ 今はメガバンクでもリストラする時代ですが、職種に強くこだわり続けますか? |
「絶対に年収500万円以上」「自分と同じくらい年収はあってほしい」 | ⇒ 相手に高い年収を求めると、自分が求められるハードルも上がりますが大丈夫ですか? |
「通勤1時間以内のところに住みたい」「実家から近いところがいい」 | ⇒ 相手にも相手の事情がありますが、相談できそうにないですか? |
「小柄な女性がいい」「ヒールを履いても自分より背が高い男性がいい」 | ⇒ それは生理的にどうしても無理なくらい大切ですか? |
「共通の趣味がある人がいい」「趣味を理解してくれるのが絶対」 | ⇒ とくに子どもを希望する結婚生活では、趣味に割ける時間はとても限られますが、趣味を最優先しますか? |
「愛犬とは一緒に住みたい」「将来ペットを飼いたい」 | ⇒ どんなに考えても譲れないですか? |
「年収が低い」「パートでしか働いていない」 | ⇒何か少しでも改善できる方法を考えていますか? |
「容姿にコンプレックスがある」「モテたことがない」 | ⇒見た目はあまり変えられなくても、自己評価を下げすぎていませんか? |
「親との同居が必須」「バツイチで子どもがいる」 | ⇒その環境を求められる相手の気持ちをちゃんと考えていますか? |
「子どもはほしくない」「子どもは絶対ほしい」 | ⇒子どもを望むか望まないかは自由ですが、相手の状況や相手との相性によっても一切変えられませんか? |
「持病がある」「メンタル面の不安がある」 | ⇒できる範囲でしっかり改善しようとしていて、相手に依存しようとしていませんか? |
「特定の信仰がある」 | ⇒相手に安心してもらえる伝え方をしっかり考えていますか? |
もちろん、安易に妥協するのはよくありません。また、自分の厳しい条件はすぐにどうしようもないことも多いでしょう。
ただ、本当に変更・改善できないのかと柔軟に考える価値は十分にありますので、ぜひ真剣に見つめ直してみてくださいね。
そのうえで「やはり絶対に譲れない!」なら、覚悟を決めて動いていきましょう。
妥協のしかたについては下記の記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
なるほど、自分の思い込みでチャンスを狭めることもありそうですね。
意外に、自分のなかだけで「こうじゃないといけない!」と決めつけてしまうことも多いですね。
何と言ってもあきらめないことが大切!
どんなに相手へ求める条件を見つめ直しても絶対に譲れないことがあったり、自分の条件を変えられなかったりするなら、とにかく最後まであきらめないでがんばりましょう。
古びた精神論をふりかざす気はありませんが、対象となる母数が減ってしまうため、人並み以上に行動することはどうしても欠かせません。
ただ、私のお客様でも「この条件ではさすがに難しいのでは…」と思った方でも、ご成婚して幸せに暮らされている方々はこれまでたくさんいらっしゃいます。
たとえば、下記のような事例です。
- 自分の飼い犬と一緒に、現在ある持ち家に住んでほしい
- お相手の容姿が良ければ、あとはすべて我慢すると覚悟した男性
- 親御様との同居が必須
- シングルファーザーさん、シングルマザーさん
- 特定の信仰がある
- 国指定の難病を患っている
- 年収が低く、バツイチ、喫煙、親御様との同居が必須
- 適応障害を抱えている
- 恋愛経験がゼロ
もちろん、これらの希望や条件のある方が成婚することは、けっしてかんたんなことではありません。お見合いをどんどん申し込んでも、3~4ヶ月間成立しないこともよくあります。
それでもあきらめずにがんばるのは、本当に大変なことです。
しかし、いざお見合いが成立したときは、お相手は自分のプロフィールを読んでいて、ある程度は事情を知ったうえで会おうとしてくれていることになります。
それがとても大事なのです。
こだわりや制限要因が多いのに中途半端にしか動かず、「自分は結婚に向いていない…」などとあきらめるのはもったいない。
周りが何と言おうと、あなたが絶対に譲れないものがあったり、変えられない条件があったりするならしかたありません。その分、覚悟を決めて動きましょう。
あきらめないって、かんたんそうで難しいですもんね…。
私たちはどうしても楽なほうを選びたくなるので、いろいろ理由をつけてあきらめてしまいやすいんですよね。
粘り強く行動を続けましょう|不安になったらいつでもご相談ください
出会いの幅を広げたほうがいいとわかっているのに、どうしても譲れないことや自分の厳しい条件があるなら、周りの何倍も「圧倒的に」行動しましょう。
その前に、それらは本当に改善したり変更したりできないのか、改めて見つめ直してみることが大切です。
厳しいですが、婚活も需要と供給で成り立っています。少しでもチャンスが広がる方向で取り組めるように心がけていきましょう。
それでも、「自分は必要以上にこだわりすぎているのか?」などと不安になるようでしたら、いつでもご相談ください。あなたの身になって、あなたと一緒に考えさせていただきます。