相性がとても合ってお互いを信頼できているような夫婦であれば、
「黙っていても気持ちを分かってくれる」
「言葉に出す前に、こちらが何を言おうとしているかを察知してくれる」
ということは時々あります。
言葉にしなくても、相手が何を考えているかがなんとなく分かるのは、パートナーのことをよく理解して愛おしく感じている証拠ですね。
あなたも、付き合っている人や気になっている人が、言葉で伝えなくても「これくらい分かってほしいな」と思ったことはありませんか?
例えば、ある程度の期間付き合っている異性に対して、マメに連絡を取っているし、会っているときも会話が盛り上がって楽しいから、そろそろ結婚も考えていきたいなと思ったようなとき。
自分の気持ちを察して一歩踏み込んで来てほしいと心で願っていても、なかなか実現せず平行線のまま時間が過ぎていくようなことがありますね。
また、知り合ってまだ間もないのに、お相手が自分の予想より早い段階でタメ口を使ってきたようなとき。
それに対して違和感があることをなんとなく伝えようと試みても伝わらないと、せっかく前向きになりかけていたい気持ちが冷めてしまうこともありますよね。
でもどちらの場合も、もしあなたの気持ちや考えをしっかり伝えたら、お相手が理解してくれてそこからコミュニケーションが深まるかもしれません。
お願いすることは何も悪いことではありません。
しっかりお互いに言葉で伝え合って理解していくことが大切なのです。
基本的には、結婚しても同じです。
確かに、冒頭で書いたように、信頼関係ができている夫婦であれば、時として、「えっ、なんで分かったの??」とびっくりするくらいに思いが通じることはあります。
私たち夫婦も、結構な頻度でそういうことがあります(笑)。
ただ、大事なことは、
言葉にしなくて分かってくれる状態は、当たり前ではない
ということです。
私たち夫婦も、普段は、「ありがとう」「ごめん」を始め、しっかり言葉にして伝え合っています。
そういう基礎があるからこそ、時々、「えっ?!」と驚くくらいに思いが通じることがあるのです。
それくらい丁寧に言葉で伝え合える関係でないと良い関係はいつまでも続かないでしょう。
安易に、
「これくらい分かってほしい」というのは禁物です。
むしろ、お互いに分かっているようなことでも、時々しっかり言葉にするくらいの心がけが大切です。
結婚しても日常的にしっかり気持ちを言葉で伝え合っているからこそ、「言わなくても分かる」ということがありえるのです。
結婚前で付き合っている段階のお相手、ましてや気になっているだけの人に「自分の気持ちを察してほしい」は通じないです。
それは、単なるわがままになってしまいます。
意外に勘違いしやすいポイントです。ぜひ、気を付けてくださいね。