結婚するお相手にも悪いし、自分もしっかり高める努力をしてから活動すべき・・・とても素晴らしい心がけですね。
基本的に、お相手に求めるだけでなく、自分のこともしっかり顧みて努力するというのは、大切なことです。
例えば、ファッションが苦手な方が、少し周りの意見を取り入れて工夫するだけで、第一印象がすごく良くなることも珍しくないですし、会話が得意でない方が、意識して積極的に話しかけるようにしたら、好印象を与えることもあります。
ただ、あまりに自分を高めるということに意識が行くと、幸せな結婚がかえって遠のいてしまうこともありますので、注意してくださいね。
お客様からのお問い合わせでも、「もう少し、自分を磨いてから婚活を始めようと思います」などと言われることがありますが、つい、「じゃ、いつからですか?」と聞いてしまいます。
決して、いじわるするつもりではありませんよ。
自分では、自分を磨いているつもりでも、実は、周りはそう感じていないことも、意外に多いので、ご自身に確認していただくために聞いてみます。
もし、そうなってしまった場合、「自分磨き」に明け暮れていた分、婚期が遅れるという悲しい結果になってしまいます。
自分のことをしっかり顧みて努力するのは大切なのに、自分磨きに精を出し過ぎるのは良くない・・・ともすると、思いっきり矛盾しているように思えますよね。
ポイントは、「お相手に対する最低限のマナーに対すること」については、どんどん努力するべきですが、「必要以上に自分を良く見せようとすること」については、そんなに頑張らなくて良いということです。
先程の例のように、あまりに服装や髪形がだらしなかったり、自分から話しかけなかったりするのは、明らかに、初めてお会いするお見合いのお相手に失礼なことです。
逆に、自分だけ話して、お相手の話を聞かないというのも同じです。
ただ、必要以上にエステに通ったり、必要以上にダイエットしたり、異性の気持ちを理解するために心理学の勉強をしたり、そのようなことは、できるに越したことはありませんが、一言で言えば、キリがないことです。
万人に好かれる必要はないわけですから、数十年頑張って生きてきた自分らしさが自然に出るように心がけるだけで十分です。
お相手へのマナーについて、ある程度きちんとできている方であれば、今まで頑張って生きて来られた等身大のご自身と合う方を見つけるために、粘り強く行動する方に力を注いだ方が、きっと、結婚への道は近いですよ。
肩肘張らずに、頑張っていきましょう!