晩婚、非婚、結婚のコスパなど、時代が変化していく中で、結婚を巡る話題も、以前とは変わって来ています。
そんな中で、人々が結婚する理由は何なのでしょうか。
「愛する人と一緒に行きたい」
「子どもがほしい」
「孫の顔を見せたい」
「寂しい」
「付き合っていた流れで・・・」
などなど、おそらく理由を挙げれば、人によって数えきれないくらい様々な「結婚する理由」があり、どれも間違いなく正解です。
究極的には、生物として子孫を残すためということになるのかもしれません。
その中でも、ある程度の年齢になってくると、少し冷静な考え方も出てきます。E
xciteさんの記事(2015.3.23)に、フリーアナウンサー八木亜希子さんのお話が紹介されていました。
(引用始まり)
「私はこのままずっと、ひとりなのかもな~」と思い始めた頃、「でも、それってあまり人生経験としてよくないのでは」「もしチャンスがあるなら1回くらい(嫁に)行っといたほうがいいのかな」という考えが頭をよぎったとか。そのタイミングで、のちに旦那さんとなる友人(学生時代からの知り合い)と久々に会う機会があり、「僕もそう思う」と意気投合したそうです。
旦那さんも八木さんと同じく、長らく独身生活を楽しんでいたタイプ。二人は、ジブリ映画『もののけ姫』に登場する、悪いものを色々と身につけて巨大化してしまったイノシシ(乙事主/オッコトヌシ)を引き合いに出し、「このまま気ままに暮らしていたら、ああいう風になっちゃうかも!」「それはいかん!(笑)」なんて話になり、「お互いに(結婚が)窮屈だったとしても、頑張ってみようか」ということになったそうです。
(引用終わり)
オッコトヌシに例える冗談はちょっと極端かもしれませんが、私は、かなり共感できる部分が多いですね。
若い頃は、あれもしたいこれもしたいという気持ちで、いろんなことにチャレンジしていましたが、「いい年齢」になると、自分の中で、良くも悪くも、それまでの「欲」がそぎ落とされていくことで、目の前のかけがえのない小さな幸せに気付くようになってきました。
人生経験としてという言葉で簡単に片づけられるほど、結婚したり、親になったりすることは甘くないですが、独身とは違う大変さや窮屈さがあっても、経験しておいた方がいいと判断した八木さんご夫婦の考え方は、自分の中にスッと入ってきました。
人によって、結婚する理由は様々で、何が正解ということはありませんが、最も大切なのは、ご自身が納得できるお相手と納得できる理由で結婚するということです。
そのためには、ちょっとした勇気と根気が必要になってくるかもしれません。
頑張っていきましょう!