今回から何度かにわけて、【婚活マスターコラム】として、婚活で「運命の出会い」を見つけるためにとくに本質的で大切な考え方や心がまえなどをお伝えしていきます。
初回は、婚活市場についての考え方です。
「婚活市場」というと、ちょっと堅苦しく冷たい印象があるかもしれませんね。
ただ実は、婚活を成功させるためには、あえてそのような婚活市場を意識して、自分を客観的に見ることが、婚期を大きく左右するくらいに大切なのです。
そこで今回は、どうして婚活市場での位置を客観的に見る必要があるかをお伝えします。
さっそく、なぜ自分の立ち位置を客観的に見ることが大切なのかを見ていきましょう。
なぜ、婚活市場での位置を客観的に見る必要があるの?
婚活という、男性と女性が結婚を目指して出会う場では、需要と供給の関係がかなりシビアに働きます。
これは、一般的な恋愛とちがって、婚活では事前にお互いのプロフィールから「会うか会わないか」の判断をするためです。
- 写真
- 身長
- 体重
- 年齢
- 年収
- 職業
- 学歴
- 地域
- 婚歴
事前にこのような情報を見てしまうので、どうしても出会いの入口はある程度「条件」になってしまいます。
そうすると、どんなに魅力的な人柄をしていても、そこを知ってもらう前に「門前払い」されてしまうのです。
たとえば、50代で年収2000万円のイケメン男性が、20代の女性にお見合いを申し込んでも、ほぼ成立することはありません。逆に、30代で家事手伝いの女性が、同世代の年収1000万円の男性に申し込んでもとても難しいです。
もちろん、例外もありますが、この需要と供給のバランスを無視するとほとんどの場合、婚期はとても遅れるかやってこないでしょう。
だからこそ、婚活市場で自分が置かれている位置を理解しておくことが欠かせないのです。
冷静に自分の状況を見つめるのは怖いけど、大事なんですね…。
たしかに、いいことばかりではないので怖さもあるかもしれませんが、早くいいご縁を見つけるためには必要ですね。
「何のための結婚か?」をもう一度考える
「婚活市場での位置」などといわれると、冷たい印象を受けるかもしれません。
ただ、勘違いしないでくださいね。
ここでは、婚活市場における条件の良し悪しを問題にしているのではなく、自分の「立ち位置」を知るのが重要ということです。
身長や容姿、家庭環境など、先天的にほぼ決まっていたものも多いですし、これまでの人生も、思うように進めた人もいれば、思うようにいかないことが多かった人もいるでしょう。
そもそも、何のために結婚するのでしょう?
おそらく、ほとんどの人が結婚する理由は「幸せになるため」ではないでしょうか。ただ、「幸せ」の定義は人によってさまざま……。
- 自分より10歳以上若い女性と結婚することが幸せなのでしょうか?
- 年収1000万円以上の男性とご縁があることが幸せなのでしょうか?
- 誰もがうらやむ容姿をもつ異性と結ばれることが幸せなのでしょうか?
たしかに、そういう側面もありますよね。しかし、自分とあまりに釣り合っていない条件にこだわり続けて、婚期がどんどん遅くなっていくとしたらどうですか?
こういうことをいうと必ず、「妥協するくらいなら結婚しなくていい!」という声をいただきます。
もちろん、結婚するだけが人生ではけっしてありません。今は、独りでも生きていきやすい時代になってきています。
そういう意味では、婚活市場での位置がある程度釣り合う異性とどんどんお会いして、心から信頼し合える人との出会いを大切に育み、結ばれることも、大きな幸せな姿のひとつと考えていいのではないでしょうか。
婚活市場での自分の立ち位置を理解することは、けっしてネガティブなことではなく、むしろ大事なチャンスを逃さないために欠かせないことだと思いますよ。
ぜひ、そのあたりを踏まえて、もう一度冷静に自分の置かれている状況を見つめ直してみてくださいね。
たしかに、「何のための結婚?」というところに戻ってきますね。
そうですね、目的と手段を間違えると、偏った価値観で「少しでもいい人を!」となってしまうので、気をつけたいですね。
自分を客観的に見たことでチャンスが広がった経験
こちらでは、婚活市場で自分が置かれている位置を理解したことで婚期が近づいた、私自身の経験についてご紹介します。
私の詳しいプロフィールは、下記のプロフィール記事をご覧いただければと思いますが、子どもの頃からモテたことがなく、恋愛経験もとても少なかったです。
それでも30代から婚活をがんばり、なんとか婚活パーティーで知り合った方とお付き合い1年で婚約するも、式場まで決まってから婚約破棄になってしまいました。
「もう一生独りだ…」とほぼあきらめつつ、40歳の足音が聞こえてくるなかで、「もう一度だけがんばろう」と意を決して結婚相談所の門を叩いたのでした。
残念ながら、私が入会した結婚相談所はほぼまったくサポートはありませんでしたが、最新のお見合いシステムを知り、「こんなに女性の会員さんがいるなら大丈夫!自分でがんばればうまくいく」と高を括っていました。
そして実際に、お見合いを女性へ申し込んでいったのですが、まぁ見事に玉砕の連続。これでもかというくらい、不成立が続きました。
しかし、そこは式場まで決まってから婚約破棄も経験した40歳手前の私。「このままではいけない!」と思い、自分を冷静に見つめ直してみました。
あるひとつの「気づき」から流れが変わった!
しばらく自分と向き合っていくなかで、あることに気づいたのです。
「もしかして、自分って欲張ってる??」
私自身はけっしてお相手に多くを求めているつもりはありませんでしたが、改めて振り返ってみると、驚くくらい「美しくきれいな女性」にばかり申し込んでいました。
かたや、私はといえば、イケメンとはほど遠いブサメン、髪が薄いうえに身長も高くない、顔が大きく太りぎみ、おまけに年収も高くない……これでは成立するわけがないですよね。この事実に気づいたときは、自分でも笑ってしまいました。
そこで、私は考え方を変えました。
失礼な表現になりますが、男性で私のように条件が良くなく、前向きにがんばってもうまくいかない人がいるなら「女性にもそのような立場の方がいらっしゃるのでは?」と思ったのです。
それからは想像力をフルに働かせて、自分が「いい!」と思う女性ではなく、「自分のような人間にも興味をもってくれるかも?」と思える女性を徹底的にピックアップして申し込むようにしました
具体的には、下記のような姿勢で検索していたのを覚えています。
- お相手のプロフィールを読んで、そのご本人になりきって、その方の視点で「自分と会ってもいい」と思えるか?
- 自分から選ぶ要素はほぼ入れない
- 年齢などの条件はひとまずできるだけゆるくする
文字で書くとどうしても抽象的な表現になってしまいますが、私の意識が「選ぶ側」から「選ばれる側」へ変わったのはよく覚えています。
その数ヶ月後に妻と出会い、2ヶ月で成婚、半年で入籍して、今年で結婚12周年を迎えます。
もちろん、これはあくまでひとつの例で、すべてが私のようにうまくいくとはかぎりません。ただ、婚活市場での位置を冷静に見つめ直して、取り組み方を改善することで、チャンスが広がるのは確実です。
どれだけ相手の目線で自分自身を冷静に見られるかが大事なんですね。
そうなんです!自分の嫌いな部分も見つめ直さないといけないため、つらいこともありますが、必ず先にはつながりますよ。
勇気を出して自分を見つめましょう|わからない場合はいつでもご相談を
婚活市場で自分が置かれている位置を見つめ直すことは、人によってはとてもシビアでつらいことでしょう。
ただ、それはあなたの人間的な評価を表すわけではありません。
婚活市場での位置がある程度釣り合う異性のほうが、実際に会える可能性が高まります。そして、そのなかから信頼し合える人との出会いを見つける姿勢が、婚期を早める大きなコツのひとつです。
結婚相談所で婚活しはじめた頃の私は、お見合いがほとんど成立しませんでした。でも、お相手目線で自分を見ることで、どんどん成立率は高まっていきました。
ぜひ、あなたも勇気を出して、婚活市場でどのような位置にいるかを冷静に見つめてみてくださいね。
もし、自分で客観的に見つめ直すのが苦手だと感じたら、エールマリアージュへお気軽にお声がけください。あなたの立場に立って、婚活市場での位置を見たうえで、一緒に対策を考えさせていただきます。