結婚相手に求めたいことは人それぞれですが、「趣味の一致」を求める人も意外に多いですね。
独身時代は、趣味に費やせる時間もお金も多いので、それに対する思い入れが強くなりがちですし、結婚してもそのペースで続けたいと思うのも分かります。
だからこそ、パートナーとも趣味を共有できることが、幸せな結婚生活に欠かせないと感じるのですよね。
でも、実際には、結婚して子宝に恵まれたりしたら、それこそ趣味どころの話ではなく、一日一日を二人で協力して過ごすので精一杯になります。
特に子ども小さい間は、驚くほど「自分だけの時間」は減るもの。
それがイヤなことではなく、それまでとは全く違った生きがいや張り合いをもたらせてくれるのです。
それで、私を含めた多くの人が、「親バカ」になるのです(笑)。
また、趣味が一致すれば、初対面でも話しやすいし、会話が盛り上がりやすいので、一見、相性が合うかのように勘違いしてしまいやすいです。
でも、趣味が同じであれば、共有できることも多いし、気持ちも分かるので楽しいのはある意味で当然です。
ただ、その二人でなくても、趣味が同じ人だったら、たいてい会話は盛り上がるはずです。
逆に、趣味の話で盛り上がるだけに、それ以外のお互いの本質が分かりにくくなるというデメリットも意外に大きいものです。
前述したように、結婚生活において趣味が占める割合はごくわずかのため、いくらそこで共感できても、必ずしも幸せな結婚生活には繋がるとは言えません。
結果として、趣味が同じだと良いに越したことはないですが、
それよりも、一緒にいて自然にラクでいられるか、何でも気兼ねなく話し合えるか、喧嘩してもしっかり向き合って仲直りできるか、そういうことが何倍も大切です。
安易に、結婚相手に趣味が同じ人を求めることはやめた方がいいですよ。