結婚するなら、お相手はどんな職業の方が良いですか?
こんな質問をされたら、どうお答えになりますか。
今は、インターネットで少し調べると、いろんなランキングが出てきます。
どんな職業の方と結婚したいかについても、様々な会社や個人が、多くの情報を提供してくれています。
統計は、標本数(アンケートなどに答える分母)などによって、結果が大きく揺れるので、情報はよく吟味して解釈する必要があります。
概して、男性では、医師・弁護士・大手企業サラリーマン・税理士・公務員などが、人気があるようですし、女性では、保育士・看護士・キャビンアテンダント・公務員・デザイナーなどが、人気が高いようです。
男女別に、改めてもう少し詳しく書こうと思いますが、今回は、職業には、当然ですが、それぞれ一長一短があるということについて書きます。
例えば、女性に人気が高い医師や弁護士などでは、年収は2,000万円を超えることも珍しくないくらい高いですが、お相手の家柄などと合わなかったりすることもあります。
男性に人気の保育士や看護士は、子どもや患者さんへの献身的な仕事が求められる職業柄、家庭的なことを期待しがちですが、仕事がとてもハードなため、意外に家庭的になれない方もいたりします。
男女ともに人気のある公務員についても、民間に比べて安定度が抜群なのは間違いないですが、現代は、行政でも財政破綻する時代ですし、何より、安定性を求めて就いた仕事でも、毎日8時間以上働く中でストレスが溜まり、家庭に悪影響を及ぼす可能性もあります。
私も、お見合い申し込み200件以上、お見合いを33回する中で、保育士や看護士の方とお付き合いさせていただいたこともありました。
保育士の方は、経験豊富でとても仕事ができる方で、リーダー的な立場で頑張ってらっしゃる方でした。
お話していると、お仕事では、とても配慮が行き届き、きちんと指示を出したりされているんだろうなということがよく伝わってきました。
ただ、ご自身のことになると、結婚したいのかしたくないのかもはっきりせず、30代後半になっても、白馬の王子様を待っている様子で、会って間もない相手に対して、ビール片手にたばこを吹かしながら、ひたすら仕事の愚痴を話すことが続く状態に、私は、さすがに将来を共にすることは考えられませんでした。
もちろん、これは、私の個人的な経験で、保育士の方はすべてこんな感じだと決めつける気は、全くありませんので、誤解されないでくださいね。
大切なのは、職業によって収入や休日などが大きく異なるので、ある程度の希望は持っておく必要がありますが、少なくとも、職業と結婚するわけではないということです。
「結婚相手は、○○業に就いている人しかダメ」と決めつけるのではなく、お相手の方がどんな職業の方であれ、どのような姿勢で仕事に取り組み、今後どのような方向性を目指していて、それに対して自分がどう思うか、そのように、職業ではなく、お相手との生活が具体的にイメージできるかということを大切にしていただきたいです。
どんな方でも、仕事という鎧を脱いだところに、本当のその方の姿があります。
今後の半生を一緒に生きていく方です。
どうぞ、大切な部分の価値観を共有できることを優先して、婚活を頑張ってくださいね。