自分は、結婚に向いていない?

独身生活が長くなったり、婚活を始めてもうまく行かなかったりすると、「自分は、結婚に向いていないんじゃないか?」と思ってしまったりしませんか?

 

私も、そう思っていた時期がありました。

ネット婚活やお見合いパーティなど、思いつくものにはいろいろチャレンジしていたのに、うまく行かないのは、自分が結婚に向いていないからかもと。

 

もちろん、本当に結婚に向いていない人がいることも事実です。

私の知人の中にも、すべて自分の思い通りにしないと気が済まず、周りにほとんど全く気を遣えない人がいますが、そのような方は、どんなに優しい異性の方がいたとしても、共同生活を送ることは難しいかもしれません。

 

しかし、あなたがよほど自分勝手で、周りを顧みない方でないなら、婚活している「市場」が間違っているだけかもしれません。

「市場」という言葉で表すと、株式市場などのように無機質で冷たい印象があり、快く思われない方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただ、結婚を考える際、「好き」「嫌い」という感情的なことより、このような「婚活市場」について考えることの方が、何倍も大切なのです。

相性が合うか合わないかなどということは、その後に考えればよいことです。

 

なぜなら、結婚も、本質的には需要と供給の関係で成り立っているからです。

「カッコいい」男性や「キレイな」女性には、多くの異性が結婚したいと思うので、人気が集まりますが、実際に結婚できるのは一人であるため、必然的に「競争率」が高まります。

 

また、自分と年齢があまりに離れたお相手を探しても、お相手が見つかる可能性は低いでしょう。

60歳の男性(女性)と結婚したいと思う20歳の女性(男性)が、どれくらいいるでしょうか。

この例は極端すぎるかもしれませんが、結婚に対する本気度や年齢、収入など、ご自身の「スペック(条件)」を必要としてくれる異性が少ないところで、いくら頑張って活動しても、疲れてしまうだけになる可能性が高いです。

 

厳しいようですが、このような現実を見ることは、結果的に、自分を助けてくれることが多いです。

語弊があるかもしれませんが、「気付いた者勝ち」と言っても過言ではありません。

このことに気づけず、どんどん年月が経って行ってしまっている方を見ると、「早く気付いてっ!」と叫びたくなってしまいます・・・。

 

私は、30代半ばにして髪が薄く、少し太り気味で、年収も高くなく、取り柄と言えば、ちゃんとお相手と向き合ってコミュニケーションを取れることくらいでした。

どう考えても、「買い手」が見つかりにくい「スペック」ですよね・・・。

当時も、ネット婚活やお見合いパーティなどで頑張っていましたが、いくら誠実に一生懸命にアピールしても、私の「スペック」では、なかなか目に止めてもらえませんでした。

本当に、落ち込む日々が続きましたね・・・。

 

ただ、そういうことを繰り返しているうちに、ふと思ったのです。

弱い「スペック」の中で、お相手と誠実にコミュニケーションを図ろうとする取り柄を分かってもらうには、数分しか話せないお見合いパーティなどではなく、1時間でも2時間でも、じっくり話せるお見合いが良いのではと・・・。

 

それに気付いて、結婚相談所に登録してからも、最終的に33回のお見合いをして結婚に至ったわけですから、その過程も決して楽なものではありませんでした。

でも、自分を必要としてくれる人を見つけるにはここしかないという確信があったので、あきらめずに頑張れました。

 

実際、最初はなかなか決まらなかったお見合いも、プロフィールをいろいろ工夫したり、お申し込みする方法を考えたりしていくうちに、徐々に成立していくようになり、ようやく、「相性が合う」「相性が合わない」ということを考えられるステップに進めたのです。

その中で、妻と出会い、無事に結婚し、今に至っています。

 

人それぞれ、状況が違いますので、全ての方に私のケースがあてはまるとは決して思いませんが、もし、現在、「結婚に向いていないかな」「結婚できないかな」と思われているようでしたら、ご自身を必要としてくれる異性を見つけるには、どのような「市場」にご自身を売り出すことが良いのか、見直されても良いかと思います。

ご自身に合った「市場」が見つかることを、心よりお祈りしています。

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