これまで一生懸命に生きて来て、いざ結婚したいと思って婚活を始めると、
「カッコいい男性がいい」
「キレイな女性がいい」
「がっちりしていた方がいい」
「料理好きな人がいい」
「年収が高い人がいい」
「話を聞いてくれる人がいい」
などと、いろいろとお相手の条件を考えますよね。
もちろん、そういうことは全然問題ないですし、むしろ、自分の希望をイメージしていくのは、大切なことです。
しかし、実際にお会いしたときには、少し考え方を変える必要があります。
信頼関係がかなりできた後であれば問題ありませんが、まだ出会ったばかりの段階で、お相手に求める条件を積極的に話題にしたり、そのような雰囲気を出したりすることは避けた方がよいですね。
自分では、意識していなくても、お相手には、想像以上に、「求められる」という印象を与えてしまいがちです。
お見合いでは、特に、お互いに早く結婚したいと思っているので、早く見極めたいという気持ちが先行しがちですし、実際に、普通の恋愛より早く、お互いの相性が分かるという利点があるのですが、そのことと、お相手に求める気持ちが前面に出ることは別ものです。
例えば、若い女性が、かなり年上の男性とお会いして、第一印象で良い雰囲気になり、次もお会いしようということで交際に進展したとします。
若い女性は、男性がかなり年上なので、「大人な男性=包容力がある」というイメージを一方的に持って、会話を続けるとどうなるでしょうか。
それでうまく行くこともあるでしょうが、かなりの確率で、男性に引かれてしまうでしょう。
なぜなら、男性も、結婚したいと思っている以上、お相手にいくらかは求めたいこともあるはずです。それを、最初から求められる印象が強いお相手だと、疲れてしまいます。
信頼関係を築くためには、まず、先に「与える」ことが本当に大切です。
当方では、「ギブ&ギブ&テイク」と呼んでいますが、一般的によく言われるような「ギブ&テイク」ではなく、もう一つ「ギブ」が付くくらい、まず、お相手に思いやりや優しさ、配慮、理解などを示すことで、信頼関係が築きやすくなります。
もちろん、相性が合わない人とは、いくら頑張っても、結婚相手にはなれないでしょうが、そういう姿勢を意識していると、本当に自分と合う異性と出会った時に、まさに、「とんとん拍子」で交際が発展していくのです。
これは、結婚するためだけではなく、最も大切な結婚後の生活においても、非常に役立つ心がけです。
結婚後は、本当にいろんなことを協力して生きていく必要があります。
そんな中、お相手に求める気持ちが先行してばかりいると、早晩、その関係は破綻へ向かうでしょう。
納得できる結婚相手を見つけ、幸せな結婚生活を過ごすために、「ギブ&ギブ&テイク」の気持ちを大切に、お相手の気持ちに寄り添う気持ちを大切にしていきましょう。