親の心、子知らず(2)

ついに、親子3人での風邪ひきデビューをしてしまいました(笑)。

しばらく前から、息子が咳をするようになり、悪化してきたので、病院に連れて行ったりしていましたが、間もなく、妻も咳をし始めました。

その後、高熱が出なくて良かったものの、次々と風邪の症状が出てくるのです。

 

そのうち、私にも移るのかなと思いつつ、症状が出て来ないので、「これは、大丈夫かな!?」などと思っていたら、咳が出始めました・・・。

子どもから感染をもらっていくというのは、よく聞いていましたが、やはり、避けられないのかとしみじみ思ってしまいました(苦笑)。

何年ぶりかに風邪らしい風邪を引いたので、かなり辛かったですが、自分のことより子どものことが心配でした。

何と言っても、まだ生後8カ月なので、薬も飲めないのです。当たり前ですが・・・。

 

でも、苦しそうにしているので、何とか飲ませてあげようとするのですが、泣きじゃくって、薬を飲ますどころではありませんでした。

その後、別の病院に行って、吸引治療をしてもらうと、かなり楽になった様子で、回復に向かってくれたので、良かったですが、結構大変でした。

 

実際には、これからもっと体調を崩すことが増えてくるので、これくらいのことは序の口とも言えるほどのことだと思いますが、やはり、当事者としては落ち着かないものです。

同じ診察室で、息子、妻、私と、家族3人が順番に治療を受けるのは、何だか、不思議な感じがしますね。

 

息子の体調の変化に右往左往しながら、何とか、親としての役割を果たしていますが、別の視点から考えれば、自分たちもこうやって親に育ててもらったんだなぁとしみじみ感じることが多いですね。

お腹が空いても、体調が悪くなっても、何かイヤなことがあっても、ひたすら泣くことしかできず、いろんな人に支えてもらって生きて来られたんだなぁと。

 

私は、毎日、息子を風呂に入れていますが、そこで手を滑らしただけで、即刻、命に係わるような事態になりえるわけで、それが、大きなケガや病気もせず、大きく成長するだけで、本当にすごいことだと、最近とても思うようになりました。

子どものときや若いときは、毎日生きていることに何の疑問も持たず、時間が無限にあるかのような錯覚に陥り、一日が無事に流れていくことに感謝の気持ちを持つこともなく、過ごしていたのを思い出します。

 

経験してみないと分からないことだらけなので、仕方ないとは思いますが、本当に、親の心子知らずだったなぁと思います。

もちろん、親が健在な間にできるだけ親孝行しようと思いますが、親への恩は親にすべてを返すことはできないため、自分の子どもに返すつもりで頑張ろうと思います。

 

これからますます生きにくくなると思われる時代でも、自分でちゃんと判断して生きていけるように、主体性を大切にしながら、コミュニケーションをしっかり取っていこうと思います。

本当に、親になるといろんなことに気付かされますね!

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