結婚相手を探すとき、「理想の相手」を基準に考えると、どうしても減点主義になってしまいます。
そして、その「理想の相手」があなたのことを結婚相手に選んでくれるかは分かりません。
さらに、お相手があなたを選んでくれたとして、運よく結婚するまでは「理想」を維持できたとしても、結婚生活は数十年続きます。
結婚してから、どこかの段階で少しずつ減点要素が増えていくのは自然の流れです。
そう考えると、減点主義の場合、あなたの「理想のお相手」とず～っと仲睦まじく暮らしていくのは簡単ではありませんね。
結婚は決してゴールではないため、お互いへの信頼関係がしっかりしていないと、たとえ結婚できたとしても早晩、関係がぎくしゃくしてしまう可能性は高くなります。
では、どうすれば、結婚後もあなたと理解し合って暮らしていけるお相手を早く見つけられるのでしょうか？
そのためには、まず、
あなたが絶対に譲れない価値観や条件を２つまで決める
ことです。
あれもこれもではなく、あなたが本当にどうしても、「これだけは！」ということを決めるのです。
私の場合は、「何か意見のすれ違いなどがあっても、ちゃんと向き合って話し合えるかどうか」ということと、「タバコを吸わない」ということに決めていました。
そして、
それ以外は加点主義に徹し、穏やかな結婚生活をイメージできるお相手かどうかだけを考える
これが、本当に大切です。
あなたが設定した、「絶対に譲れないこと」以外については、食べ物の好みが違おうが、趣味が違おうが、少し年収が低かろうが、容姿が自分のタイプと違おうが、気にしないことです。
その代り、デートを重ねていきながら、楽しく過ごすだけでなく、日常生活を意識して、「気持ちよく一緒に暮らせるか」どうかを何気なく確認していくのです。
しかし実際には、「確認する」という作業はそれほど必要ではなく、
お相手と一緒にいるときに、日常生活をイメージしてみる
それだけで、多くの場合、自分の中で「あり」か、「なし」かがはっきりします。
これは理屈としては簡単なのですが、無意識になかなか受け入れられない人がとても多いのですよね。
何のために結婚するのか
もう一度考えてみてください。
減点主義では、温かい幸せな結婚生活を送れる可能性が低いのは間違いありません。
絶対に譲れないこと以外については、加点主義で婚活を進めることが、早く成果を出すためにも、また、結婚後も幸せに暮らすためにもとても大切なことです。
とはいえ、一人で考え方や気持ちの整理をするのは大変かもしれません。
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