結婚しようと思って婚活を頑張っても、なかなか相性が合って納得できるお相手が見つからないことがあります。
友達の紹介を頼ったり、婚活パーティに通ってみたり、婚活サイトを利用してみたり、結婚相談所でお見合いしてみたり・・・そうしてやっと「運命の人」と思えるお相手が見つかった。
「バンザーイ!!」
でも、ちょっと待ってください。
実は、結婚にはまだ超えないといけない大きなハードルがあるのです。
それは、
両家の「親」という問題。
封建時代と違って、今は本人同士の意思で結婚できる世の中と思われています。
実際、昔に比べて本人同士の気持ちが優先されることが圧倒的に多いのは確かです。
それでも最後には、「親」、「家」という問題がニョキニョキと顔を出してくることがあります。
そして、時として、どんなに頑張っても乗り越えられない鉄壁となって立ちはだかるのです。
ずっと順調に交際が続き、まさに相思相愛でお互いの意思は結婚へ向けて動いていたお客様がいらっしゃいました。
親御様への挨拶の段階になって、先方様のお父様から猛反対されて、結局お会いすることもできずにお別れになってしまいました。
そのお客様のスペックは悪くないどころか、かなり優秀な方です。
他の会員様だったら、おそらく大歓迎されていたであろうというくらい魅力的な方です。
ただ、お父様の経験上、不安定な業界と思われた会社にお勤めだったことで完全に反対されてしまったのです。当初は前向きだったお相手も、親御さんの猛反対の前になすすべなく、あきらめてしまったようです。
これは、もはや良い悪いという話では片づけられない問題で、仕方がないとしか言えません。
本人同士がどんなにフォローしようとしても、親御様が鶴の一声で猛反対されてしまってはどうしようもないです。
私の経験でも、相手が親御様へ逐一報告していたことで話がややこしくなって別れたこともあります。
意外なところで、「親」の存在がカギを握ることもあるので油断できません。
今の時代、さすがに本人同士が認め合っている状態から猛反対されるケースはとても少ないですが、決してゼロではないということは、頭の片隅に入れておいた方がいいですよ。
それで、すべてが解決するわけではありませんが、場合によっては事前に手を打つことも可能かもしれないですので。
婚活では、まずお相手を見つけることが何をおいても大切ですが、その後ろに「家」があることは少し意識しておきましょう。