最後のチャンスにすがるような思いで婚活を始めても、お見合いが思うように成立しないと、「やっぱり私には向いてないのかしら……」と思ってしまいませんか?
私も婚活していたとき、しばらくお見合いがほとんど決まらなかったので、気持ちはよくわかります。
でも、そんなに自分を責めないで大丈夫です。お見合いにもコツがあります。それをつかめば、意外と成立していくので安心してくださいね。
今回は、お見合いが成立しない女性の理由と、お見合いの成立率を上げるためのポイントをご紹介します。
具体的な改善のしかたもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで、できるところから対策してみてください。
さっそく、お見合いが成立しない女性の理由トップ5から見ていきましょう。
お見合いが成立しない女性の理由トップ5
ここでは、女性のお見合いが成立しない理由トップ5をお伝えします。多くの女性が無意識的にやってしまいがちなことばかりなので、しっかり確認してくださいね。
【理由1】高年収の男性を求めすぎてお見合いが成立しない
女性が、自分の状況をあまり顧みずに高年収の男性を求めすぎると、お見合いは成立しづらいです。
私が運営する結婚相談所エールマリアージュでも、女性のお客様にお相手へ求める年収を尋ねると「とりあえず、500万円以上かな」という反応がよく返ってきます。
ただ、下記のグラフをご覧ください。
総務省の調査結果によると、20代はもちろん、30代以降の全年代でも平均年収で500万円に達していません。
また、国税庁のデータからは、年収500万円以上の男性は47.6%と半分にも達しておらず、600万円以上になると33.4%しかいないことがわかります。
そして注意が必要なのは、これらのデータは既婚者も含んでいるということ。独身者だけに絞ると、数値はもっと下がると考えられます。
これらの情報からわかるように、独身男性の年収「500万円以上」はけっして普通ではないのです。
この事実を踏まえないで、年収が高い男性ばかり申し込んでいると、お見合いはなかなか成立しないでしょう。
※ インターネットでは、厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」から「35~39歳で500万円以上稼ぐ人は6.8%」などと書いている記事が散見されますが、これは「賃金」(特定月の給与)の数値を「年収」(年間の給与)と取り間違えていますので、注意してください。
そ、そうなんですね…安易に「500万」と考えていたかも…。
きっと、そういうイメージはありますよね。まず現実をしっかり知っておくことが大事ですね。
【理由2】同世代の男性に申し込みすぎてお見合いを断られる
同世代の男性にこだわりすぎても、お見合いは決まりづらいです。
女性としては、結婚して長く一緒に暮らすためにも、年齢の近い相手を希望するのはよくわかります。
ただ、下記のグラフをご覧ください。
男性は40代以降になると、5~6歳年下の女性と多く成婚していることがわかります。このことから、とくに女性は40代以降になると、同世代の男性と結婚するのが難しくなっていくと言えるでしょう。
無理しすぎない範囲で、相手の希望年齢を広げることも大切です。
【理由3】プロフィール写真の印象がよくないとお見合いは不成立になる
お見合いを申し込んだり、申し込みを受けたりする決め手となるプロフィール写真の印象がよくないと、お見合いは成立しづらくなります。
とくに下記のような写真は、男性から敬遠されやすいです。
- 自撮り写真
- 化粧が濃すぎて自然さが感じられない写真
- 素人が撮影した写真
- お見合いにはそぐわないカジュアルな写真
- 証明写真のように表情が厳しく堅い写真
- 加工しすぎて違和感がある写真
プロフィール写真の影響はとても大きいので、ある程度時間が経ったら、タイミングを見て変更してみましょう。
写真は一度撮ったからといって安心しちゃいけないんですね。
そうですね、写真で印象が本当に大きく変わるので、変化をつけることも大切ですね。
【理由4】自己PR文が男性に響かないとお見合いはお断りばかり
自分が書きたいことだけを自己PR文に書いてしまうと、読み手の男性に響かず、断られることが多くなります。
少なくとも次のリストにあるようなことには、ぜひ気をつけましょう。
- 自己中心的な内容が多い
- 相手に求めすぎている
- 漠然としすぎてわかりづらい
- 趣味重視で、生活感がみえない
- 文面が短すぎる
自分に興味をもってほしい人に響くように、心をこめて自己PR文を書くことが大切です。
【理由5】自分(女性)から申し込んでいないとお見合いすらできない
「お見合いがなかなか成立しない」という女性にかぎって、自分からほとんど申し込んでいないことが多いです。
とくに優しすぎる女性ほど「待ち」の姿勢が強くなってしまう傾向があります。しかし、待っているだけでは、いい出会いはやってきません。
いわゆる恋愛の告白とはまったく違い、「一度会ってみませんか?」というお誘いにすぎません。「断られてナンボ」くらいの気軽な気持ちでどんどん申し込んでいきましょう。
あなたも、申し込まれたお見合いをなんとなく断っているはず。相手もそんなにあなたのことを気にしていません。いい意味で深く考えずに申し込んでいくことが大切です。
どうしても「待ち」の姿勢になってしまいます…。
その気持ちはよくわかるんですが、将来のために勇気を出して進みましょう!
女性がお見合いの成立率を上げるために大切な3つのポイント
では次に、女性がお見合いの成立率をもっと上げるために大切なポイントをお伝えします。
【ポイント1】お互いに協力してやっていけそうというメッセージ性を出す
男性にとって、女性から求められるだけでなく、お互いの気持ちや意見を尊重しながらやっていけそうと感じられるメッセージ性を出すことがとても大切です。
そのために、結婚後の生活について自分の理想や想いを語るだけでなく、相手の希望や気持ちなどに寄り添う姿勢を示しましょう。
恋愛と違って、結婚生活は通常、数十年以上続くもの。だからこそ、何気ない毎日を一緒に歩んでいけるイメージをもてることが欠かせません。
恋愛と結婚の違いについて詳しく知りたい人は、下記の記事も読んでみてくださいね。結婚生活について考えやすいように、わかりやすくまとめています。
どうしても自分の希望中心になるので、注意します。
気をつけないと、誰でもやってしまうことなので、ぜひ見直してみてください。
【ポイント2】経済面で男性任せにしないという安心感を示す
自分の収入が多い少ないにかかわらず、経済面で男性任せにしない姿勢を示すことも必要です。
良い悪いは別にして、今でも日本では、経済面は男性中心という家庭が多い一方で、男性の収入も上がりづらくなっています。
そのあたりも踏まえて、女性も経済面で貢献する気持ちがあるとわかれば 、男性は安心しやすいです。
ただ、共働きする際の家事育児について、自ら率先して取り組もうとする男性ばかりではありませんので、そこはシビアに見極めていきましょう。
【ポイント3】ある程度は家庭的な面があることを垣間見せる
女性も、家事をある程度はできることを示すのは大切です。
もちろん、女性が安易に「家庭的」アピールをすると、そこに頼ろうとしすぎる男性が寄ってきやすいので注意しなければなりません。とくに、料理が得意だとアピールしすぎるのは、おすすめしません。
ただ逆に、実家暮らしで(実家暮らしが悪いという意味ではありません)、家の手伝いもほとんどしていないような印象を与えると、男性が結婚のイメージをもちづらくなります。
男性が不安にならない程度には、家庭的な面を垣間見せておきましょう。
女性も家事ができない人がいるって、聞いたことがあります…。
そうですね、やっぱりここでも「お互いさま」の気持ちが欠かせないですね。
女性がお見合いをもっと成立させるための対策
お見合いの成立率を上げるために大切なポイントを踏まえて、いよいよこちらでは、女性がお見合いでもっと多くの出会いを得るための具体的な対策をお伝えします。
【対策1】本当に譲れないポイントを見直す
どうしても「あれもこれも」と相手に対して欲張りやすくなるため、あなたが本当に譲れないポイントを見直してみましょう。
誰かに見られるわけでもないので、遠慮せず思いつくだけ書いてみましょう。
①で書き出した「苦手な男性の性質」の反対を考えると出てきやすいです。
年齢・外見・収入・地域などの条件について、「これ以上は広く考えられない」というくらい、できるだけ広く考えたうえで絞り込みます。
あまり広く考えすぎず、逆に絞りすぎもしない、バランスを意識することがとても大切です。
本当に譲れないポイントのまとめ方は、下記の記事の「失敗しない結婚相手の選び方7ステップ」に詳しく書いています。
たしかに、あれもこれもとなってるかも…。
知らないうちにそうなるので、怖いですよね…。
【対策2】プロフィール写真を撮り直す
お見合いを少しでも多く成立させるために、プロフィール写真を変えてみるのもいい方法です。
無理をして「奇跡の1枚」と言われるような写真を目指すのではなく、あなたらしい自然で温かい雰囲気の写真になるように心がけましょう。
次のようなポイントに気をつけて撮り直すことが大切です。
- 婚活写真の実績があるスタジオで撮影してもらったか?
- 普段よりはおしゃれして温かい感じになっているか?
- 自然な笑顔が出ているか?
- 化粧が濃すぎたりきつい印象になったりしていないか?
- 全体としてさわやかな雰囲気になっているか?
- ピントがしっかり合っているか?
期間を少し空けて何枚か変えていくと、男性からの反応がいい写真がわかってきますよ。
【対策3】自己PR文を男性目線で書き直す
自己PR文で相手に求めたいことを中心に書くのではなく、男性から共感されやすく興味をもってもらえやすいことを書くと、お見合いの成立率は上がります。
以下のような点には、ぜひ気をつけてみてください。
- 自分の希望や理想より、男性が読んで共感しやすいことを書いているか?
- 明るくわかりやすい文章になっているか?
- 相手の気持ちも尊重しながら協力していく姿勢が出ているか?
- 会話のきっかけになるエピソードを含めているか?
- 無難に書きすぎて個性がなくなっていないか?
どうしても自分目線が強くなってしまう人は、周りにいる既婚男性の意見を聞いてみると客観的な視点をもちやすくなりますよ。
一生懸命になればなるほど、この点は気づけなさそうですね。
まさに「灯台下暗し」ですよね。自己PR文は会えるか会えないかを大きく左右するので、十分な注意が必要です。
【対策4】自分(女性)から積極的に申し込む
お見合いの成立を増やすためには、女性も自分から積極的に申し込むことが本当に大切です。
自分から申し込むのに慣れていない女性が多いと思います。ただ、恋愛の告白とは違って、単に「一度会ってみませんか?」というお誘いにすぎないので、気軽にいきましょう。
経験則ですが、女性から申し込んだほうがその後もうまくいきやすいです。これは、男性は女性に比べて申し込まれることに慣れていない人が多いため、申し込まれるとまずうれしい気持ちが出るからだと思われます。
そのため、女性から申し込んだ場合、相性が合うと想像以上にとんとん拍子で交際が進展しやすいです。
女性が自分からお見合いを申し込むことで、チャンスがグンと広がりますので、積極的に申し込んでいきましょう。
【対策5】お見合いを断られてショックでも落ち込まない
自分から積極的に申し込んでいくと、その分、断られることも増えていきますが、断られてもあまり落ち込まないことも欠かせません。
実際には、私たちは感情の生きものなので、断られても気にしないほうが難しいです。
しかし、失恋とは違って、まだ一度も会っていない相手です。本人のなかで何かが違うと思って、断ったのでしょう。それ以上に意味はありません。
ひとつひとつの出会いでできるだけ落ち込まないで、淡々と次の出会いへ向かうことがとても大切です。
落ち込んで立ち止まるだけ、時間がもったいないですよ。
やっぱり断られるとショックですが、自分もたくさん断ってますしね…。
そうなんです。女性は男性の比にならないほどたくさん断ってきたはずです。いい意味で軽く考えていきましょう!
お見合いをもっと成立させたいなら、お気軽にご相談ください
お見合いが成立しづらくても大丈夫。何かしら原因があるはずですので、改善できることから少しずつ取り組んでいくことが大切です。
まずは、下記のリストでどんな改善点があるかをチェックしましょう。
- 高年収の男性を求めすぎてお見合いが成立しない
- 同世代の男性に申し込みすぎてお見合いを断られる
- プロフィール写真の印象がよくないとお見合は不成立となる
- 自己PR文が男性に響かないとお見合いはお断りばかり
- 自分(女性)から申し込んでいないとお見合いすらできない
そして、次の対策を真剣に打ってみましょう。
- 本当に譲れないポイントを見直す
- プロフィール写真を撮り直す
- 自己PR文を男性目線で書き直す
- 自分(女性)から積極的に申し込む
- お見合いを断られてショックでも落ち込まない
「もう無理!」と思っていたとしても、まだまだ対策は打てます。ぜひ、これまでにお伝えした内容を踏まえて、ちょっとずつでも取り組んでみてくださいね。
もし、「どう取り組んでいけばいいんだろう?」と思った人は、お気軽にエールマリアージュまでご相談いただければと思います。全国4091社から「お見合いが多い相談所150社」に選ばれた実績をもとに、あなたが一歩ずつ前に進める方法をお伝えさせていただきます。