なぜ結婚するのか|結婚のメリットがわからない人へ【結婚する理由】

なぜ結婚するのか、結婚のメリットがわからない人へ

「結婚しなきゃダメ?」

表立っては言いづらくても、そんなふうに思っている人は意外に多いのではないでしょうか。

今は価値観が多様化している時代とはいえ、自分の周りを見渡すと「既婚者ばかりでプレッシャーを感じる…」こともありますよね。

そこで今回は、なぜ結婚するのかや結婚のメリットは何かがわからない人へ、人が結婚する理由やどうして結婚する意味がわからなくなるかなどをお伝えします。

婚活以前に「結婚したほうがいいか?」と悩んでいる人は、最後まで読むと方向性が見えてくるかもしれません。

みよし

さっそく、なぜ人は結婚するのかから見ていきましょう。

目次

人は何のために結婚するの?

人は何のために結婚するの?

こちらでは、多くの人にとって結婚の義務はないなかで、何のために結婚するのかをお伝えします。

そもそも結婚とは何か

人が結婚する理由について考える前に、そもそも「結婚」とは何かについて整理しておきましょう。

結婚の定義|事実婚や恋愛との違い

現代の日本でもっとも一般的な「結婚」は、婚姻届を提出することで法律上の婚姻関係が成立して、戸籍上夫婦となる「法律婚」です。

法律婚には、子どもが2人の子ども(嫡出子)として認められたり、法定相続人になれたりするなどのメリットがあります。一方、婚姻関係を解消するためには離婚の手続きをとる必要があったり、どちらかが姓を変えないといけなかったりするのがデメリットです。

法的定義ではありませんが、法律婚のなかには、「別居婚婚姻届を提出した上で夫婦が別居を続ける)」や「週末婚週末だけを夫婦で一緒に過ごす)」と呼ばれるスタイルなどもあります。

その一方で、婚姻届を提出しないもののお互いに結婚する意思があり、夫婦としての生活実態もあるのが「事実婚」です。

事実婚は法律婚より基本的に制限がありますが、実際に戸籍を入れている状態と同程度に夫婦関係があると認められれば(住民票に「未届けの妻(夫)」と表記されている場合など)、事実婚でも法律婚と同程度の権利が得られる場合もあります。

法律婚にしても事実婚にしても、お互いに「結婚している」と認識していることがポイント。

「付き合っている」だけと認識している段階の「恋愛」や、一緒に住んでいてもお互いを「恋人」として認識している「同棲」とは大きく異なります。

少し広めにまとめると、結婚は、一時的な関係ではなく将来にわたって(多くの場合、法的根拠を伴いながら)生活を共にしていく関係といえるでしょう

結婚も、細かく定義するといろいろあるんですね。

みよし

そうですね。いざというときには法律が関係してくるので、ひと通りざっくりと理解していたほうがいいですね。

結婚する必要性はある?

結婚する必要性はある?

では、今の日本で生きていくには、結婚を絶対にしなければならないのでしょうか?

結論からいえば、必ずしも結婚する必要はありません。

結婚相談所を運営している私がいうのもおかしいかもしれませんが、昔とは時代が違い、価値観がとても多様化しています

地方によっては「結婚して一人前」のような昔ながらの文化・風潮が残っているところもありますが、とくに都心部ではそのような傾向はかなり弱まっているといえるでしょう。

たとえば、結婚することより自分自身の夢を追求したりキャリア形成を重視したりしやすくなってきていますし、昔よりは女性も経済的に自立して結婚しなくても生活できる人が多くなってきています。

また、日本では少子高齢化が喫緊の課題で一刻の猶予も許さない状況ではありますが、個人レベルではこの時代に、子どもを産み育てることが前提となりやすい結婚に躊躇する人がいてもおかしくはありません。

積極的な理由にせよ、消極的な理由にせよ、個人レベルの生き方としては必ずしも結婚する必要はないといえるでしょう。

結婚する意味をどこに感じる?

必ずしも結婚しないでもいい時代に、多くの人が結婚する意味を感じるのは「一人で生きていくより二人(以上)で生きていくほうがいいと思う」からだと考えられます。

具体的な理由については後ほど見ていきますが、二人で生きていくことに価値を感じなければ一生独身でいいはずです。

とくに一人暮らしであれば、何時に起きて何時に寝ようが誰にも文句は言われませんし、他人に迷惑をかけなければお金も自由に使えます。

向上心をもって何度も転職してもいいでしょうし、逆に、残業はできるだけ避け、休日は家で一日中のんびり過ごしてもいいでしょう。

しかし多くの人は、それぞれのタイミングと理由で「一人で生きていくより二人(以上)で生きていく」ことに価値を感じるようになるため、結婚するといえます。

「一人より二人がいい」と思えるかなんですね。

みよし

そうですね。そのあたりについて、次に詳しく見ていきましょう。

結婚する理由ランキング

結婚する理由ランキング

ここでは、人がなぜ結婚しようと思うのか、具体的に「結婚する理由」をご紹介します。

【1位】好きな人と一緒に生きていける

まず、自分が心から「好き」と思える人ができると、「この人と一緒に生きていきたい」と願うようになるのがもっとも多い理由でしょう。

もともとは結婚願望があまり強くなかった人でも、本当に愛し合える異性とご縁があると、「このままずっと一緒にいたい」と考えるのは自然だといえます。

  • 深い愛情で結ばれたパートナーと暮らすことで、日々の生活における小さな幸せがより豊かに感じられる
  • 愛し合える人がいることで精神的に安定して、大変なことがあってもお互いに協力し合い乗り越えていける
  • 好きな人と将来へのライフプランや目標を共有でき、一緒にがんばっていける

このように、好きな人と一緒に生きていけると、自分一人でいるより何倍も前向きで充実した生活を送れると考えて、結婚したくなることが多いです。

ずっと一緒にいたいと思える人ができれば、結婚したくなりますね。

みよし

もっとも自然な流れですよね。

【2位】大切に思い合える家族ができる

大切に思い合える家族ができる

結婚して自分自身の新しい家庭を築き、大切に思い合える家族とともに暮らしたいと思うのも、結婚する大きな動機になります。

身近なきょうだいや友人などが幸せそうな家庭生活を送っているのを目の当たりにすると、その気持ちはとくに強くなるでしょう。

  • お互いに愛し合い助け合える家族がいることで精神的に安定するとともに、喜びや悲しみを分かち合い、困難な状況を乗り越えていける
  • 信頼できるパートナーと協力して新しい生活スタイルを築く過程で、家族としての一体感が深まる
  • 子どもを授かれば育児に励むなかで、夫婦としてだけでなく親子としても愛情や責任を分かち合え、家族の絆が強くなる

自分の生まれ育った家庭への印象がよければ、上記のように前向きな思いで「自分も結婚して家庭をもちたい」と思いやすいですし、自分の生まれ育った家庭にうんざりしている場合は、「自分こそ幸せな家庭を築きたい」と思うかもしれません。

いずれにしても、自分の新しい家庭をもつために結婚したいと考えることは多いです。

【3位】生涯独身でいるのは寂しい

最期まで独身でいるのは寂しいと思って結婚したいと考える人も多いです。

ある程度の年齢以上になって周りが既婚者ばかりになると、よほど「自分は独りで生きていく」と強い意志がある人以外は、「このままずっと独りなのかな……」と寂しくなるでしょう。

  • 結婚することでパートナーと日常的に支え合える関係を築けるため、孤独感や老後への不安が和らぐ
  • パートナーとさまざまな時間や経験を共有することで、人生の満足感が高まる
  • パートナーと深い感情的なつながりができるため、喜びや悲しみを分かち合い、感性が磨かれる

「寂しさを理由に結婚するのは消極的でよくないのでは?」と考える人もいますが、そんなことはありません。

上記のようなメリットがありますし、いくつかの点に気をつければ、独りでいる寂しさから結婚したいと思ってもまったく問題ありません

このあたりは下記の記事で詳しく書いていますので、ぜひチェックしてみてください。自分の判断に自信をもてますよ。

やっぱり、周りが既婚者ばかりだと寂しくなりますよね。

みよし

私もそういう環境にいたので、よくわかります…。

【4位】子どもがほしい

子どもがほしい

結婚そのものより子どもがほしい気持ちから、結婚したいと考える人もいます。

日本では、結婚しておかないと二人の子どもが嫡出子として認められないため、結婚しないで子どもができると法的な面などで不利益を被りやすいです。

そのため「子どもがほしいから結婚したい」という考えが成立するのですが、子どもにとっては両親の関係がいいほうが望ましいことは間違いありません。

  • パートナーと協力して新しい命を育てることで、家族としての一体感が生まれる
  • 子どもを育てる過程で、親としての愛情や責任を共有できる
  • 子どもを育てるなかで喜びや成長を感じられ、親としての満足感や充実感を得られる

子どもをもてば、上記のようなかけがえのない経験ができるのですが、それも健全な夫婦関係があってこそ

その点に注意すれば「子どもがほしいから」も結婚したい理由になります。

【5位】経済的に安定できる

将来に備えて経済的に安定させることも、結婚したい理由になります。

以前には社会進出しづらかった女性が、経済的な安定を求めて結婚するケースが多い時代がありましたが、それも今となっては昔のこと。

日本的経営といわれた終身雇用制度が崩壊の一途をたどり、就職氷河期世代の低所得がクローズアップされるなど、多くの男性にも経済的な不安が強まっています

そのなかでは下記のように、結婚することの経済的なメリットも大きいといえるでしょう。

  • 共働きの場合、パートナーと家計をまとめて管理できるため、生活費などの負担を減らせるとともに、将来へ向けた長期的な計画を立てやすくなる
  • 一方が収入を失った場合でも、もう一方がサポートすることで、生活を維持しやすくなる
  • パートナーと一緒に資産を形成していくことで、将来的な安定を図れる

ただ、こちらも夫婦関係が良好でなければ、いくら経済的に安定していても本末転倒でほぼ意味がありません。

お互いへの深い信頼関係を前提にすれば、経済的な安定を求めることも、結婚したい理由になるでしょう。

経済面ばかり考えると、条件重視になりすぎますよね。

みよし

知らず知らずのうちにそうなっている人が多いので、気をつけてほしいです。

【6位】親を安心させられる

親を安心させられる

親の「結婚して幸せになってほしい」という自分への期待に応えたい気持ちも、結婚したい理由になります。

価値観が多様化している現代とはいえ、やはり自分の子どもがずっと独身でいることに不安を感じる親は多いもの。

下記のように、結婚することで親を安心させられる要素はけっこうあります。

  • 多くの親は子どもの結婚を望んでいるため、結婚することで親の期待に応え、安心感を与えられる
  • 自分が結婚することで親にとっても「家族」が増え、社会的なつながりが強化される
  • 親が子どもにも信頼できるパートナーができたことで、子どもの将来に対する不安を軽くでき、親との関係も良好に保たれやすくなる

しかし、これも「親の期待に応えるため」という気持ちが強すぎると、自分が納得できない相手と結婚してしまいやすくなり、最悪の場合、早い段階で離婚に至ってしまうでしょう。

自分の人生であることを忘れず主体的に考えられるなら、親を安心させることも結婚したい理由になります。

【7位】社会的な信用を得られる

どちらかといえば二次的な理由になりますが、社会的な信用を得ることも、結婚したい理由になります。

もちろん、社会的な信用を得るのが大きな目的で結婚すると、あまり幸せな結婚生活にならないかもしれませんが、下記のようなメリットがあるのも事実です。

  • 結婚することで周囲からの信頼や評価が高まりやすくなる
  • 価値観が多様化した今でも、まだ一般的なライフステージとされており、結婚することで社会的な期待に応えられる
  • 結婚して安定した生活を築くことで、他者からの信用を得やすくなる

このような風潮も少しずつ変わってきているとは思いますが、日本ではまだまだ結婚していると、社会的な信用が高まる傾向はあります

とくに仕事で一定以上の高い立場にいる人などは、結婚することで周りから信用されやすくなるケースは多いでしょう。

それだけが目的では本末転倒ですが、二次的な目的として結婚したい理由にはなります。

たしかに、会社の上司をそういう目で見てしまうかも…。

みよし

望ましくはないでしょうけれど、実際にはよくありますよね。

どうして結婚する理由がわからないと思うのか?

どうして結婚する理由がわからないと思うのか?

多くの人が結婚する理由を見てきましたが、その一方でどうして「結婚する理由がわからない」と感じる人もいるのでしょうか。

ここでは、結婚への思いが揺らいだりわからなくなったりする原因を見ていきましょう。

デメリットだらけと感じ結婚のメリットがわからない

最大の原因は、結婚するデメリットのほうがメリットより圧倒的に多く感じてしまうことです。

先に見てきたように、結婚したい人の多くは下記のようなポイントにメリットを感じて結婚しようとします。

結婚するメリット
  • 好きな人と一緒に生きていける
  • 大切に思い合える家族ができる
  • 生涯独身でいる寂しさから解放される            
  • 子宝に恵まれる可能性がある
  • 経済的に安定できる
  • 親を安心させられる
  • 社会的な信用を得られる

ただ、それは逆にいえば、以下のような不満や不安にもつながりやすいものでもあります。

結婚への不満や不安
  • パートナーと一緒に生活することで、これまで享受できていた独身生活のさまざまな自由が大きく制限される
  • 家計の管理や家事育児など、心情面や経済面での負担が増える
  • 今まで他人であった、価値観やライフスタイルなどが異なるパートナーと一緒に生活を共にする不安が強い
  • 自分の親が離婚していたり、周りに離婚している人や結婚生活がうまくいっていない人が多かったりすることで、結婚そのものに対してネガティブな印象がある
  • 「結婚しないといけない」というような社会的なプレッシャーがストレスとなり、前向きに考えられない

このような結婚のネガティブな要素ばかりに目がいってしまうと、「結婚する理由がわからない」と強く感じてしまいます。

とくに、結婚生活は二人で新しく築いていくものですが、これまでの独身生活の延長で結婚生活を考えると、結婚することの魅力はとても低く感じるでしょう。

ネガティブに考えだすと、どこまでもネガティブになれそうですね。

みよし

そうなんですよね、何にフォーカスして考えるかで大きく変わりますよね。

その一方で「結婚したほうがいいかな?」と思ってしまう

その一方で「結婚したほうがいいかな?」と思ってしまう

結婚へのネガティブな印象が強い一方で、「自分は一人で生きていく」と言い切れず心が揺らいでしまうのは、「やっぱり結婚したほうがいいのでは?」と思ってしまう自分もいるためです。

今は結婚に魅力をほとんど感じていなくても、将来にわたってその感覚が変わらないかは確信をもてないので、不安な気持ちにもなるのですよね。

  • 「やっぱり1回は結婚してみたほうがいいのかな?」
  • 「今はよくても、10年後20年後に『結婚しておけばよかった』と後悔しないかな?」
  • 「このままずっと一人でいて寂しいと思わないかな?」
  • 「結婚している友人などを見てうらやましくならないかな?」
  • 「50歳くらいになって子どもがほしいと感じないかな?」

たとえばこんなふうに、ほぼ取り返しのつかない時期になってから後悔したくない気持ちも強いことで、一生独身で生きていく覚悟まではもちづらい可能性が高いです。

そのため、「結婚する理由がわからない」とネガティブに考えながらも、結婚への思いを完全には断ち切れず、気持ちが揺らいでしまうのでしょう。

それでも私が結婚をおすすめする理由

それでも私が結婚をおすすめする理由

ここまで見てきましたように、今の日本では必ずしも結婚しなくても生きていけますし、実際に結婚するといろいろな負担が増えて大変なことも多いです。

そのため、結婚しない人生を選ぶのは自由ですし、人によってはそのほうが結婚するより何倍も幸せに過ごせるでしょう。

ただ、その点を十分に踏まえたうえで、あくまで個人的にですが、私は基本的に結婚してみることをおすすめしたいです。こちらでは、その理由をお伝えします。

【理由1】家族は何ものにも代えがたい

まず、家族は本当に何ものにも代えがたいほどありがたい存在だからです。

もちろん、家族が増えることで精神的経済的な負担が増えることも間違いありません。時によっては乗り越えられないかもしれないと本気で思うくらい、大変な壁に当たることあります。

ただそれ以上に、お互いのことを自分ごとのように思い合い助け合える存在は、とてもありがたいもの。

自分一人では「どうでもいいかな」と思うことでも、家族がいればこそがんばれたり、楽しめたりすることも本当に多いです。このありがたみは恋愛では感じられない深さといえます。

とはいえ、結婚相手を間違えると、そのような感謝し合える関係は築けません。そうならないように、結婚相手の選び方についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

やっぱり家族の存在って大きいんですね!

みよし

はい!独身で一人暮らししていたときとはまったく違いますね。

【理由2】(子宝に恵まれたら)親のありがたみが実感できる

(子宝に恵まれたら)親のありがたみが実感できる

結婚しても子宝に恵まれるかどうかはわかりませんし、必ずしも子どもを希望する必要もありません。

ただ、実際に子宝に恵まれた場合には、親としてさまざまな貴重な経験ができます。

自分が子どもとしての立場でしかない間は、親の気持ちを想像するのは難しいです。

生まれ育った家庭環境がよければ、その恵まれた状況が当たり前に思いやすいですし、あまりよくない家庭環境だった場合は、その環境に不満をもちつつ物心がつくまでは「こんなものなのかな」と思いやすいでしょう。

しかし自分が親になったときに、子育ての大変さや家計を回していくことの難しさなどを感じるにつれて、良くも悪くも自分が育ってきた環境が当たり前ではなかったと気づいていくもの。

子どもから見れば、親はどうしても特別に大きな存在に感じやすいのですが、自分が親になると「親も同じ一人の人間」にすぎないとわかってくるからです。

そうすることで、親も親なりに一生懸命がんばってくれていたことや大変な状況にあったことが感じられ、自分が親を過大評価あるいは過小評価していたという気づきも出てきます。

そういうことがきっかけで、親との関係が良くなったり、自分のなかである程度ふんぎりがついたりすることがあるものです。

私自身、自分が親になり子育てをする過程で、親への感謝が増したり、不満に思っていたことが和らいだりしてきました。

結婚して子宝に恵まれた場合には、そのように親のありがたみを実感できる大きなチャンスも出てきます。

【理由3】結婚生活を通して視野が広がる

結婚してパートナーと結婚生活を送ることで、ほぼ間違いなく視野が広がります。

どんなに相性が合う相手でも、これまで「赤の他人」であった人とひとつ屋根の下で生活を送るわけなので、さまざまな習慣や方向性を調整していかないといけません。

どのような家具を買うかや毎日の食事をどうするかなどの大きな話から、ゴミ収集日にどちらがゴミを出すかなどの小さなことまで、二人で「相談」して進めていくことばかりです。

自分の思い通りにいかないこともたくさん出てくるなかで、相手と調整しないといけないことがたくさん出てきます。

それは大変なことでもありますが、自分一人では想像もできなかった考え方や選択肢に気づけるチャンスでもあるのです。

もし子宝に恵まれた場合には、子どもから学ばされることも本当にたくさんあります。

損得勘定を重視して結婚を考えるなら、このようなことは苦痛でしかないので、結婚しないほうがいいでしょう。

しかし、いろいろな試練がやってくることも覚悟のうえで、一人ではけっして経験できない結婚生活は、間違いなく自分の視野を広げ、人生に深みを増してくれます。

結婚をどう捉えるかで大きく変わるんですね。

みよし

そうですね、「お互いさま」の気持ちをもてないなら、むしろ結婚しないほうが幸せかもしれませんね。

「なぜ結婚するのか?」を教えてくれる名言集

「なぜ結婚するのか?」を教えてくれる名言集

ここでは、人がなぜ結婚するのかについて大きな思慮を与えてくれる名言をご紹介します。

これらの言葉にあなたがどう反応するかで、あなたの結婚への思いが見えてくるかもしれません。

「結婚とは?」に応える名言

まずは結婚についての著名人が残した名言です。

『結婚には多くの苦痛があるが、独身には喜びがない』

サミュエル・ジョンソン(イギリスの詩人)の言葉です。

結婚すると家族との共同生活になるため、自分の思い通りにいかないことや思わぬ苦難などがやってくることも多い一方で、家族がいるからこそ感じられる喜びもある。独身には家族と一緒にいることで生じる大変さはないが、家族と分かちあえる喜びはないということ。

やはり、損得勘定では計り知れないところに価値を感じるかどうかが、ポイントになりそうですね。

『結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。これまで見たものの中で最も美しかったものは、腕を組んで歩く老夫婦の姿でした』

グレタ・ガルボ(スウェーデン出身のハリウッド女優)の言葉です。

結婚しないといけないわけではありませんが、何十年も苦楽をともにしてきた老夫婦が、今でもお互いのことを心から思い合い手を取り合う姿は、理想の結婚像のひとつかもしれませんね。

『人類は太古の昔から、帰りが遅いと心配してくれる人を必要としている』

マーガレット・ミード(アメリカの文化人類学者)の言葉です。

一人暮らしが長かった私にはとても響く名言。やはり、自分に何かあったときに心配してくれる人がいるのは、人間として本能的にうれしいものですよね。

どれも、結婚を多面的に考える大切さを教えてくれますね。

みよし

そうですね、目の前のわかりやすいことだけでなく、将来や本質から考えるようにしたいですね。

おばあちゃんが教えてくれる結婚名言

おばあちゃんが教えてくれる結婚名言

次に、私が今まで聞いた「おばあちゃんの名言」で、とくに印象深かったものをご紹介します。

『自分を大事にしてもらいたいなら、まず相手を大事にしなさい』

夫婦関係にかぎったことではありませんが、自分から求めてばかりではうまくいかないということですね。

『7つの習慣』で有名なスティーブン・R・コヴィー氏も、その著作で「まず理解に徹し、それから理解される」と述べています。

結婚する前も結婚してからも、相手のことをまず考える姿勢を大切にしたいですね。

『一番大切にしないといけないのは親じゃない。自分で選んだ結婚相手だよ』

自分を育ててくれた親への感謝は欠かせませんし、親孝行もとても大事。ただ、親は自分の意思で選んだわけではありません。

しかし、現代の日本では、どのような経緯であれ結婚相手は自分が選んだ相手

だからこそ究極的には、親以上に人生の伴侶として選んだ結婚相手を最期まで大切にしようと教えてくれる言葉です。

『選ぶべき人は一緒にいて楽しい人ではなく、離れたくない人。愛せる人ではなく、許せる人。幸せになれる人ではなく、苦労を乗り越えられる人』

若い頃の恋愛ではワクワクドキドキした関係がよかったかもしれませんが、結婚になるともっと落ち着いて、お互いのことを自分ごととして考えられる関係が望ましいということですね。

うまくいっているときだけでなく大変なときこそ、自ら進んで歩み寄り、手を取り合って乗り越えていけるのが、理想的な夫婦といえるでしょう。

結婚相手は単なるパートナーではなく、まさに人生の伴侶なんだと感じさせられます。

みよし

本当に深い信頼関係で結ばれていることが何より大事ですね。

結婚する方法がわからない?

結婚する方法がわからない?

ここまで読んできて「自分には結婚する理由はないなぁ」と気づいた人は、とてもすばらしい発見です。ここから先は読まないで大丈夫なので、ぜひあなたらしい人生を歩んでいってください。

そして、「やっぱり、なんだかんだ言って自分は結婚したいのかも……」と感じた人も、どのように婚活していけばいいかわからないことも多いかもしれませんね。

下記の記事で、性別年代別に婚活の具体的な始め方をご紹介しています。婚活が初めての人にもすでに取り組んでいる人にもわかりやすい内容ですので、ぜひチェックしてみてください。

どのように考えていけば婚活が成功するのかを知りたい人は、こちらの記事も忘れずに。

まだまだ恋愛モードが抜けないと感じる人は、下記の記事で恋愛と結婚の違いについて考えてみてくださいね。

結婚するにしてもしないにしても、時間はかぎられています。

自分が納得できる方向で、一つひとつしっかりがんばっていきましょう。

たしかに、いざ結婚したいと思っても、わからないことが多いですね。

みよし

その通りですね。結婚相手を見つけるより先に信頼できる相談相手を見つけることが大事でしょう。

結婚する意味がわからないならお気軽にご相談ください

結婚する意味がわからないならお気軽にご相談ください

多くの人が結婚するのは、「一人で生きていくより二人(以上)で生きていくほうがいいと思う」からだと考えられます。

具体的には、おもに下記のような項目です。

  • 好きな人と一緒に生きていける
  • 大切に思い合える家族ができる
  • 生涯独身でいるのは寂しい
  • 子どもがほしい
  • 経済的に安定できる
  • 親を安心させられる
  • 社会的な信用を得られる

私は個人的に、独身でい続けるよりいろんな経験ができるので、結婚してみることをおすすめしていますが、もちろん必ずしもその必要はありません。

自分の価値観とライフプランに合った選択をしていけばいいでしょう。

それでも、自分が結婚したほうがいいかわからなかったり、結婚する意味が腑に落ちなかったりする場合は、お気軽にお声がけください。

婚約破棄を経験したあと、お見合いから結婚して12周年を迎えた私が全力でご相談に乗らせていただきます。

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この記事を書いた人

お見合い33回を経て結婚した経験を活かして、結婚相談所エールマリアージュを運営。式場まで決まってから婚約破棄した経験もあり、お客さまの気持ちに寄り添うことを徹底。「成婚ありき」ではなく「お客さまの人生」を優先した対応が高評価を得ている。「IBJ Award2023」など、各結婚相談所連盟からの受賞多数。

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