早く結婚したいし、出会いの機会もないけれど、結婚相談所に相談することは情けないような気がすることはありませんか?
日常生活の中で、友人の延長でお付き合いになったり、職場の同僚と仲良くなったり、趣味のサークルで知り合った方と意気投合したり、そうして結婚することが「普通」だと思うと、結婚相談することが、何だか情けないような気がしてしまうかもしれませんね。
かくいう私自身も、30代半ばになっても、結婚に結び付くようなお付き合いに発展することはなく、どうしようかなと思いつつ、相談所の門を叩くのは躊躇していた時期がありましたので、お気持ちはよく分かります。
ただ、本当に、結婚相談することは、情けないことなのでしょうか?
結婚相談しようと思う理由は、言うまでもなく、結婚に結び付く出会いがないからでしょう。
自分なりに一生懸命に生きていて、結婚に結び付く出会いがないことが、そんなに情けないことでしょうか。
職場が男性もしくは女性ばかりで、朝から夜まで忙しく働いていたりすると、なかなか異性とお話する機会さえ、あまりない状態になることもあります。
休日に買い物に出かけても、出会いがあるわけでもありませんし、趣味サークルに参加しても、そこで結婚相手を探すのはリスクが大きく、本来の活動の目的を失ってしまう危険性もあります。
たとえ、異性の方と仲良くなる機会があったとしても、その方が、そもそも結婚したいと思っているかどうかさえ、分かりません。
今の時代、価値観がどんどん多様化し、結婚したいと思う時期はもちろん、結婚するということさえ、当たり前とは言いにくい時代になっています。
このように冷静に考えると、自分なりに毎日を一生懸命に生きていて、結婚に繋がる出会いがないのは、決して珍しいことではないですし、情けないことでもないことが分かります。
以前の私もそうでしたが、「結婚相談が情けない」と思うのは、結婚は、友人の延長、職場での出会い、友人の紹介などですべきという思い込みが強いからなのですね。
特に、周りに、そういう出会いをした人が多いほど、自分は、ダメな人間なのかなと思ってしまいがちです。
実際、私の周りは、なぜか、ほとんどすべての友人が、そのような出会いで結婚していて、早い友人だと、大学卒業後すぐに、同級生と結婚した人もいました。
そのような状況だと、どうしても、自分の状況を簡単に肯定することは難しいですよね。
しかし、このお仕事をさせていただくようになって、また、自分自身が実際に活動して実感するのは、本当に結婚したいと思っているのに、結婚に繋がる出会いがないと悩んでおられる男性や女性は、とても多いということです。
お話を伺うと、皆さま一人ひとり、いろんな思いをしながら頑張って生きているのに、結婚に繋がる出会いがなく、その状態を打破するための具体的な方法も分からず、以前の私のように、いろいろなものを手当たり次第に試すことを繰り返しているか、逆に、手をこまねいて動けない状態になっているか、どちらかになっていることが多いですね。
「隣の芝生は青く見える」と言われますが、結婚していない人から見ると、結婚している人がすごいように見えてしまうものです。
しかし、実際にはそうとは限りません。
私の知っている人にも、陰でお相手の愚痴を平然と言ってしまう人たちもいますし、別居してしまっている人もいます。
当たり前のことですが、本当に大切なのは、「結婚相手との出会い方」にあるのではなく、「結婚後に幸せな家庭生活を送る」ことにあります。
結婚相談が情けないと悩む前に、思い切って門を叩いてみて、新しい出会いを積極的に探された方が、より新しい世界が開けて来るかもしれませんよ。
頑張りましょう!