男性は、「がっつき過ぎ」に注意です

比較的、男性の方が多いのですが、交際が少しでも順調に進み始めると、勢いがつき過ぎて、がっついてしまう、つまり、積極的になり過ぎる方がいらっしゃいます。

 

せっかく、お相手との距離を少しずつ埋めていくチャンスをみすみす潰してしまうようなものです。

そうなれば、一生懸命に頑張った努力が、まさに水の泡です。

 

先日も、お電話で問い合わせいただいた男性のお客様が、これまでのお見合いや恋愛の経験を延々と話してくださるので、いつも通り、お客様の立場に立ってお聴きしていました。

しばらくは、大変な苦労をされて来たのだなとお話を伺っておりましたが、途中から、「ん?それは、お相手の女性はどのように感じたかな??」と心配になることが次々に出てきたのです。

 

具体的なことは、こちらでは書くことができませんが、一様に、お相手の心情を無視したような「思いやり」のお話でした。

思いやりは、お相手がそのように感じて初めて、「思いやり」になるのであって、ひとりよがりな「思いやり」ほど、迷惑なものはありません。

自分が思う「優しさ」が、お相手にとってありがたいことかどうかは、お相手が決めることです。

 

この辺りの勘違いをされる男性が、時々いらっしゃるので、丁寧に何度も説明させていただくようにしています。

例えば、お見合いが終わったら、その場で、「車でお送りしますよ」と言ってしまう方もいらっしゃったりします。

そもそも、完全にルール違反なのですが、それをさておいたとしても、初対面の女性を車で自宅まで送ろうとするのは、あまりにマナー意識に欠けています。

 

ご本人は、「優しさ」を示しているつもりなのでしょうが、それは優しさでも何でもなく、単なる「失礼」な行動になってしまいます。

お相手のお話を聞いているようで聞いておらず、自分のペースでどんどん進めていこうとするのも、自らチャンスを逃したいと言っているようなものです。

お相手の女性が、もう少し待ってほしいと言えば、喜んで待つような姿勢が必要ですし、もっと言えば、お相手が言葉にしない気持ちを汲めることが、本当の優しさのひとつです。

 

一般的に、多くの女性が男性に求めるのは、ある程度の経済力と、誠実さ・安心感です。

気に入った異性とお近づきになれるかもと思えば、男性でなくても女性でも、どんどん積極的に話を進めたいと思うのは、人情です。

その気持ちが出てくるのは仕方ないことですし、むしろ、基本的にはとても望ましいことです。

 

しかし、いつも申し上げていることですが、結婚生活は、まさに日常の連続ですので、お互いに助け合う姿勢がないと、早晩、関係は破綻してしまいます。

結婚してから、いきなり協力し合うなんてことは、絶対に不可能ですので、お付き合いし始めから、お互いの気持ちを考慮して譲り合っていけることが、関係を適切に深めていくコツなのです。

 

もちろん、お付き合いがすべて順調に進むことなんてあり得ません。

私自身も、何度も失敗を繰り返していました。

時には、がっつき過ぎて失敗することも、長い目で見たら大切なことでさえあるかもしれません。

私たちは、自分自身が痛い目に遭った経験があればあるほど、周りに対して優しくなれる傾向があるからです。

 

大切なのは、たとえ、がっつき過ぎて失敗しても、そこからひとつずつ学習し、経験値を積んでいくことです。

そして、同じ失敗は、二度としないようにすることです。

 

そのサイクルを繰り返していくことで、確実にコミュニケーション能力や、異性との関わり方に対する自信がついてくるようになります。

ぜひ、「積極的」ということと、「がっつき過ぎ」ということの違いを意識して、婚活されてみてくださいね。

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