結婚相談所の仕事をしていると、「少しでも早く納得いく結婚をするためのコツは何ですか?」と聞かれることがよくあります。
ポイントはいくつかあるのですが、私は最初に、
「自分が絶対に譲れないことをはっきりさせて、それ以外はこだわらない」
ということを挙げます。
あれもこれもと欲張ったら相手は見つからないですし、自分に無理をするとどこかで我慢の限界が来て長続きしないからです。
そのときの思いつきで、「こういうところがいい」「ああいうところがイヤ」と判断するのではなく、これからの人生を一緒に生きていく上で、「これだけクリアできれば、あとは何でもいい」くらいに思えるようにしっかり整理することが大切です。
年齢、年収、容姿、人柄、職業、料理上手、学歴、家事、健康、金銭感覚、清潔感、浮気しない、趣味、子ども、
たばこ、酒、ギャンブルなどなど
これらの中から絶対に譲れないことを1つに絞るのです。
しかも、たとえば「人柄」と言っても、「誠実で優しくて、度胸があって、短気でなくて、気が利いて・・・」などと1つの項目でも、いくつも要素を挙げるのは意味がありません。
もちろん、他は何でもいいというわけにはいかないでしょうが、許容範囲を限りなく広げてこだわらないようにします。
年収のように決定的に大きなことを求めるなら、他はほとんど何でもいいという感じになります。
誠実で優しい人を求めるなら、料理や片づけができなかったり、年収が低かったりしても協力し合う気持ちが必要になります。
多くの人は、「自分は高望みしていない」と言います。
でも、実際には客観的には明らかに高望み、求めすぎであることがかなり多いです。
男性なら、「容姿は普通でいい」と言いながら、どう考えても美人でスタイルがいい女性を求めていたりします。
女性なら、「年収は普通で」と言いながら、男性の3割もいない600万円以上とかを平気で求めたりします。
あなたがこれから結婚生活を送っていく上で、本当に絶対譲れないことは何かを「適切に」理解して、それ以外にはなるべくこだわらないようにできるか
それが、スムーズに結婚相手を見つけられるかどうかのまさに分岐点になります。
私の場合は、「ケンカしてもちゃんと向き合って話し合えるかどうか」という1点だけでした。
以前に、結婚式場まで決めていた婚約が破談になったことで、どんなに大変なときでも素直に話し合えることが自分の結婚生活には欠かせないと分かったからでした。
それ以外のことにはほとんどこだわらなかった(タバコは苦手だったので避けましたが)ので、33回もお見合いした中でも、嫁を迷わず選ぶことができました。
婚活は、「適当に」考えてうまく行くほど簡単ではありません。
自分の活動の「軸」をしっかり持っておくことがとても大切です。
もし、自分ではよく分からないようでしたら、いつでもお気軽にご相談ください。
無料相談を出張で受け付けていますので、あなたに合ったアドバイスをさせていただきます。