私たちは誰でも、「結婚相手はこんな人がいい!」と、多かれ少なかれ考えるものですよね。
できるだけ幸せな結婚生活を送るためには、当然のことですよね。
その一方で、なかなか良い出会いに巡り会えないと、「自分がこだわりすぎなのかな??」と思ったり、時には、周りから、「高望みしすぎだから」と言われたりすることもあります。
ヘタな妥協はしたくないけど、婚期がどんどん遅れて年齢を重ねていくのもイヤだ…。
あなたも、そんな微妙な気持ちになることもあるかもしれませんね。
お客様からも、「どこまで妥協した方がいいのでしょうか?」というようなご相談をよくいただくので、今回は、結婚相手選びでの「妥協」について書いてみます。
この記事を読み終えると、結婚相手選びで適切に「妥協」できるように、自信を持って婚活に臨めるようになるかもしれませんので、最後まで読んでみてくださいね。
「妥協」と「欲張らない」の違いとは?
30代半ばからは妥協しないといけない?
あなたは、よく耳にしませんか?
30代半ばくらいになったら、
「相手が会ってくれるだけでも良いと考えて、あまり選ばないように」
「婚活市場での自分の位置を認識するように」
「いつまでも相手の容姿や年齢にこだわっている場合ではないよ」
とかって。
特に、
性格や金銭感覚、価値観などの性質に関することは、妥協してはいけないが、
年齢・容姿・年収・学歴・身長などの条件に関することは、妥協した方がいい
という論調が多いですね。
確かに、一理はあります。
条件に関することは、未来永劫続くようなものでもないですし、二人で協力して乗り越えられたり、そもそもそんなに気にしなくて良かったりするものもあります。
それに対して、性質に関することは、日常生活を一緒に送る中で、日々向き合わされるものなので、ないがしろにはできないと考えられます。
ただ、これから数十年に及ぶ結婚生活を送るお相手について、そんなに簡単に妥協して後悔しないものでしょうか?
次に、妥協して良いことと悪いことの違いを見てみましょう。
本当に「妥協」してはいけないことは何か?
それはズバリ、
心から納得できないこと
です。
周りが何と言おうとも、それがたとえ正論であったとしても、あなたの心がざわざわして、本心では納得できないことなら、妥協してはいけません。
なぜなら、心から納得していないものを無理に押さえつけて我慢しても、交際段階や結婚後、何か不満が出てきたら、「やっぱり、あの時、妥協しなきゃ良かった…」と、そこに原因を求めてしまうからです。
その思考が、お相手への不信感を強めてしまい、二人にとって最も大切な信頼関係を維持しづらくなります。
安易に妥協して本当に後悔しないか、しっかり見つめ直す必要があります。
ただし、
そのこだわりがピンポイントで強いものなら、婚活が長期化することや、自分からどんどん動いていく必要性があることは、しっかり覚悟しないといけません。
「良い所取り」だけはできないので、注意してくださいね。
その覚悟があれば、周りから「こだわりすぎ」「高望み」と言われても、あまり気にする必要はありません。
私のお客様でもこれまで、
「絶対に若い人/年齢が近い人」
「親御様との同居必須」
「絶対に容姿が自分好みのタイプの人」
「絶対猫を飼ってもいい人」
「今の持ち家に必ず住んでくれる人」
「病気・障がいをちゃんと理解してくれる人」
など、
ご自分の希望ややむを得ない理由から、絶対に譲れないことがあった方々も、たくさん無事にご結婚されています。
その皆さまの多くは、結構期間がかかりましたがあきらめず、自分から積極的に動き続けて成果を出されていきました。
もちろん、いたずらにこだわり続けても、婚期が遅れるだけなので、後ほどお伝えするポイントをしっかり押さえて、随時見直していくことも、とても大切ですよ。
逆に、
希望通りにならなくても、実際にはあまりストレスにもならず、「まぁ、仕方ないな」くらいの感覚で済ませるものなら、それは、単なる「欲張り」と言えます。
納得して手放すことができるなら、欲張らない方がいいです。
希望が叶えばいいなぁくらいの軽い気持ちで、考えるようにしましょう。
あれもこれもと求めすぎると、チャンスがどんどん少なくなり、婚期がどんどん遅れるだけですので…。
単なる「欲張り」を手放すことを「妥協」と考えると、ややこしくなりますので、要注意です!
「妥協」と「欲張らない」の違いは、心から納得できるかどうか
です。
とは言っても、そんなに簡単に分けられないと感じる人も多いかもしれませんね。
次に、「妥協」と「欲張らない」を、どうやって区別して考えると良いかをお伝えします。
「妥協」と「欲張らない」を区別して成果を出す方法
何が本当に譲れないかを明確化する
まずは、自分の中で、「これだけは!」という本当に譲れないものをはっきりさせましょう。
年齢・容姿・年収・学歴・身長・地域などの条件的なものかもしれませんし、性格・価値観・金銭感覚・教育観などの性質的なものかもしれません。
条件的なことの場合は、下記2点を確認しましょう。
① 相手に好意を持つことができ、信頼関係を築けても堪えられないか?
② 二人で協力しても、本当に乗り越えられないことか?
自分の希望とはちょっと違うなと思っても、心理的距離が近くなれば、当初思っていた条件より、その人と一緒にいることが大事と思えることも多いです。
また、共働きしたり家事をきちんと分担したりすることで、年収の不足分や通勤距離の遠さをカバーできることもあるかもしれません。
性質的なことの場合は、下記2点を確認しましょう。
① 生理的に絶対ムリ!と思ってしまうか?
② 過去のトラウマなどの影響が大きく、相手と話し合うこともできないか?
タバコやギャンブル、体臭など、どんなに話しやすくても、理屈抜きで生理的にダメと思ってしまうことは、安易にあきらめない方がいいです。
過去に本当につらい思いをして、すぐにその経験と繋げてしまうものは、結婚しても尾を引いてしまう可能性があるため、ある程度こだわった方がいいです。
ただ逆に、上記のように思い込んでいるだけという場合も少なくないので、もう一度、自分の心にちゃんと確認してみましょう。意外と多いですよ。
ここまで整理しても、「どうしても譲れない!」と思うなら、それが、あなたにとって本当に妥協できないことと言えます。
どんなことがあっても、心から納得して譲ることができないと思われるからです。
良い悪いは別にして、「自分は○○について妥協できない」としっかり認識しましょう。
「本当に譲れない」もの以外は、欲張らない
今、あなたが「絶対譲れない」と決めたこと以外は、いったん、すべて手放しましょう。
結果的に叶えばラッキーくらいの気持ちで、ひとまずこだわらないようにしましょう。
なぜなら、
「条件のすり合わせ」だけでは、まず間違いなく、幸せな結婚生活は送れないから
です。
ある程度、価値観や考え方、習慣などが違っても、お互いの気持ちや状況を尊重し合って、二人にとって、家族全体にとって「より良い方向は何か?」ということを考えられなければ、早晩、関係は破綻します。
むしろ、結婚前に話し合っていた前提とは全く違う状況になっても、「この人とならやっていける!」と思える信頼関係が何より大切なのです。
だからこそ、「本当に妥協できない」と決めたこと以外は、まずは手放して、一緒にいて心地良い関係性を築けるかどうかを重視していきましょう。
それが、幸せな結婚に少しでも早く近づく方法です。
自分からどんどん動き、行動を止めない
「絶対に譲れないこと」を決めて、それ以外をいったん手放したら、あとはとにかく積極的に動きましょう。
どれくらいの強いこだわりかによっても変わりますが、「絶対に妥協できないこと」を決めた時点、少なからず、出会いの間口は狭くなっているはずです。
まずは、その譲れないこと以外は何でもいいくらいの心積もりで、できるだけ多くの人に会えるように全力を尽くしましょう。
会ってみて、「やっぱり違う」と思えば、お断りすればいいのです。
会う前にあれこれ考えすぎて、実際に会う回数が増えないと、婚期は遠のくばかりです。
「間口は広く、判断は早く」の心がけが、とても大切です。
すぐに成果が出なくても、できるだけ落ち込まないようにして、行動は止めないようにしましょう。
一度行動を止めてしまうと、次にまた動き出すのは、何倍も大変です。
あなたがしっかり考えた上で、「絶対に妥協できない」と思ったことです。
簡単にはあきらめず、それが叶うご縁が見つかるよう、とにかく行動しましょう。
その上で、本当に難しいなと感じたり、考え方が少し変わってきたりしたら、躊躇なく見直すことも大事です。
幸せの形はひとつではありません。
「絶対に妥協できない」と思っていたことが、思い込みだったと気付くときが来るかもしれません。
そのときは、それまでの考えに固執せず、あなたが早く幸せになれる方向を選んでくださいね。
まとめ
ヘタな妥協はしたくないけど、婚期がどんどん遅れて年齢を重ねていくのもイヤだ…。
そんな気持ちから、あれもこれもと欲張っては、良いご縁は遠のくばかりです。
逆に、早く結婚したいからと言って、本当に譲れないことまで簡単に譲ってしまっては、結婚してからとんでもない後悔をしてしまうかもしれません。
こだわらなくても、心から納得できるか?
このポイントをしっかり踏まえて、あなたにとって本当に妥協できないことをハッキリさせた上で、それ以外は一度手放すことが、幸せな結婚への近道です。
まず、本文でお伝えした流れで、何が本当に譲れないことなのか、考えてみてくださいね。