「せっかく結婚するなら、妥協したくない!」
そう思ったことはありませんか?
結婚はこれからの人生をとても大きく左右しますので、できるだけ自分が願う「理想の相手」と結ばれたいと思うのは当然ですよね。
その一方で、理想にばかりこだわりすぎると、婚期がなかなかやってこないのも事実。ある程度は現実的に考えることも大切です。
そこで今回は、結婚相手にどこまで妥協していいのか、逆にどんなことは妥協してはいけないのか、また「譲れない条件」はどうやって決めればいいかをお伝えします。
結婚における「妥協」の考え方を知りたい人は、最後まで読んでみてくださいね。
さっそく、結婚に妥協は必要なのかという点から見ていきましょう!
結婚するには妥協が必要?
まず、結婚するには本当に妥協することが必要なのかという点からお伝えしていきます。
そもそも「結婚相手に妥協する」とはどういうこと?
「結婚相手に妥協する」とは、結婚相手に関する下記のようなことについて、自分の理想や希望通りにならなくても受け入れることを指します。
- 容姿
- 性格
- 価値観
- 職業
- 経済力
- 学歴
- 生活習慣
- 仕事への考え方
- 家事育児の分担についての考え方
- お金の使い方・貯め方
- 食べものの好み
- 趣味の優先順位や時間の使い方 など
結婚相手への希望について挙げればきりがありませんが、これらについてすべて、自分の希望通りの相手が見つかることはまずありえません。
そのなかで、これからの人生を一緒に生きていくパートナーとして、どれだけ受け入れていけるかがポイントになります。
男女が重視する結婚相手に求める条件はなに?
では次に、結婚相手に求める条件が男女でどのような違いがあるかを見てみましょう。
上の表を見ると、男女ともに「人柄」を求める意見が断トツで多いですが、それ以外の項目は男女で違いが出ているものがほとんどです。
多くの女性が家事育児への協力、仕事への理解、経済力、職業に対して男性より求める傾向が強く、男性は容姿について女性より求める傾向が強くなっています。
もちろん、個人差が大きいのであくまで傾向ですが、男女での違いがあることも理解しておくといいですね。
また、恋愛と結婚で相手に求めるものも変わりやすいので、こちら↓の記事も参考にしてみてください。
結婚で「妥協する」から「相性を大切にする」へ
ここまで読んで、「結婚相手に求めたいものも多いし、男女で求めるものも違うから、妥協するしかないよなぁ」と思ったかもしれませんね。
ここで「妥協」という意味を改めて詳しく見てみましょう。
広辞苑では上記のように表されています。
一般的には「妥協」という言葉はネガティブに捉えられがちですが、「おだやかにことをまとめる」となっています。けっして無理に譲ることではないのです。
そもそも結婚する最大の目的はなんでしょうか?
おそらく、ほとんどの人にとって「心から信頼できるパートナーと温かい家庭を築き、家族みんながずっと幸せに生きていくこと」ではないでしょうか。
そうだとすると、結婚相手に「自分が求めることがどれだけ叶うか」より「どれだけ相性が合うか」のほうが大切といえます。
自分の希望とは少し違っていても、お互いに譲り合っておだやかにまとめられるなら相性がいいですし、相性が良ければ温かい家庭を築きやすいためです。
そういう意味では、結婚するには妥協が必要といえるでしょう。
妥協ってマイナスのイメージがありましたが、自分が求めることより相性が合うことのほうが大切なんですね。
そうですね!結婚生活は恋愛と違って毎日のことなので、自分の理想が叶うよりお互いに心地いい関係が大事ですね。
結婚相手にどこまで妥協していいのか?
結婚するには妥協が必要なのはわかっても、「どこまで妥協すればいいのか」が問題ですよね。次に、具体的な項目について見ていきましょう。
年齢が理想に合っているか?
自分が希望する相手の年齢層と、相手が希望する自分の年齢層に大きな開きがないことが大切です。
一般的に、男性はできるだけ若い女性を求め、女性は同世代か少し年上の男性を求める傾向が強くあります。
本能的な視点でみれば、男性はなるべく元気な子孫を残そうとし、女性はできるだけ長く安定した家庭を築こうとするのは当然といえるかもしれません。
ただ、自分が求める相手の年齢層と相手が求める自分の年齢層にズレが大きいと、そもそも結婚すること自体がとても難しくなります。この点を理解しておくことが大切です。
年齢はつい欲張りがちなので注意しないとですね。
どうしても求めたくなりやすいですが、自分の年齢とのバランスを考えたいですね。
容姿が好みのタイプか?
自分が選ぶ側に立ちすぎないで、相手から選ばれる側でもあることをどこまで意識できるかがポイントです。
とくに婚活で、実際に会う前にプロフィールで選びすぎると、出会いの機会がどんどん減り、婚期が遅れます。
男女ともに「ちょっとでも容姿が自分好みの人」を希望するのは当たり前かもしれません。ただ、容姿で選びすぎると、ほかの要素も合わせた場合、結婚する対象になる人が極端に減ってしまいます。
年収が十分にあるか?
相手から「経済面で必要以上に頼られそう」と思われない程度で考えることが重要です。
とくに40歳くらいまでの女性は、妊娠・出産という大変なことがやってくるかもしれないため、男性に一定以上の経済力を求めるのは納得感があります。
ただそれでも、自分の収入をあまりに顧みず、相手に求めすぎると敬遠されてしまうでしょう。
最近は女性だけでなく、男性も女性に対して共働きである程度稼いでくれることを求める傾向が強くなりつつあります。
いずれにしても、相手に「必要以上に求められそう」という印象を与えないことが大切です。
相手がいくら高年収でも、信頼関係を築けないとそのお金も適切に使えないですもんね。
その通りですね!世帯年収が増えることを自分の年収が増えることと同じように考えすぎるのは、とても危険ですね。
学歴が希望以上に高いか?
学歴で対象を絞ると、ほかの要素と合わせてかなり絞られるのでおすすめはしません。
自分と近い学歴のほうが親近感をもてたり、自分より高い学歴の人にあこがれがあったりするかもしれませんが、社会人になってからどう生きてきたかのほうが大切です。
実家が特別な家柄の場合はどうしても気にせざるを得ないこともありますが、いたずらに学歴で対象を狭めるより、実際に会って判断していきましょう。
趣味や興味をもつことが近いか?
趣味は「結果的に合えばラッキー」くらいの感覚でいることがおすすめです。
趣味が合うことを重視する人はとても多いですし、実際に趣味が合えば、自然と楽しく話せるでしょう。
ただ、趣味が合えばほぼ無条件で会話が弾むのも事実。会話が途切れそうになると、ついその共通する趣味の話題に頼ってしまい、深い信頼関係がなかなか築きにくいものです。
趣味は会話のきっかけをつかみやすいという意味でとてもいいのですが、あまりに重視しすぎると、かえって交際が進展しづらいことも多いので注意しましょう。
趣味が合うのは大事だと思っていたので、注意します。
趣向性が真逆くらいに違うとさすがに厳しいですが、趣味が合わなくてもとくに問題ないですね。
ライフプランに対する考え方が近いか?
ライフプランについては、全体的な方向性を確認しておくのは欠かせませんが、あまり細かく合わせようとしないほうがいいです。
「子どもがほしい」と思っても実際に子宝に恵まれるかどうかはわかりません。今は収入が高くても、仕事が変わるかもしれません。これまでは健康で風邪ひとつ引いたことがなくても、結婚してすぐに病気を患うかもしれません。
もちろん、将来の方向性についてお互いの考え方や希望が近いことは大切ですが、たとえその通りにならなくても「お互いに助け合って生きていこう!」と思えることが何倍も重要です。
食べものの好き嫌いが似ているか?
食べものの好みが近いに越したことはありませんが、決定的に重要とはいえないです。
お互いの好みがあまりに違うと、生活していくなかでやりくりが大変かもしれません。しかし、お互いに歩み寄る気持ちがあれば、長く暮らしていくうちにお互いの好みが自然に近づいてくるものです。
「僕はこれが好き!」「私はこれがダメ!」などと、お互いの違いを大きく考えすぎずに、「どうやったらうまくやっていけるかな」と前向きに考えられる相性を大切にしましょう。
食べものの好みは近くないとダメだと思っていました。
そういう感覚が強い人は多いかもしれませんね。
私たち夫婦は食べものの好みがかなり違いますよ(笑)。
結婚で妥協してはいけない点
いろいろな項目についてどこまで妥協するのがいいかを見てきましたが、逆に結婚で妥協してはいけない点もあります。ここでは、とくに絶対に妥協してはいけないポイントをお伝えします。
本音で前向きな話し合いができない
どんなに相手の条件がすばらしくても、本音で前向きな話し合いができない人とは、絶対に幸せな結婚生活を送れません。
相手と性格や考え方などが100%合うことはありません。何年も一緒に生きていれば、ほぼ必ず意見が違うことが出てきますし、単純な勘違いから誤解が生まれるかもしれません。
そういうときに、一方もしくは両者が感情的になって話し合いに応じないなら、関係の修復は望めません。
納得できないことがあっても、本音で前向きな話し合いができるかは、しっかり見極めましょう。
たしかに、前向きな話し合いができないと、すぐ離婚になりそうですよね。
離婚ではないですが、私はこれが原因で、式場まで決まってから婚約破棄になりました…。
うそをつく
うそをつく人とは絶対に結婚してはいけません。
長く生きていれば、まれに相手を傷つけないために小さなうそをつくことはあるかもしれませんが、相手を傷つけるうそをつくのは最悪です。
自信がなく気が弱い人のなかには、うそをつかれても、ちょっと優しくされただけで「やっぱり、この人は優しい」と思ってしまう人もいます。
うそをつく人とは、きちんと距離をおく毅然とした態度も大切にしましょう。
生理的に無理と感じる
どれだけ楽しい時間を一緒に過ごせても、「生理的に無理」と感じる人も基本的には避けましょう。
頭では「いい人」「自分が気にしすぎ」と思っていても、気持ちがついてこれずとても強いストレスを感じてしまうためです。
多くの場合は、初対面で無理と感じるものですが、交際を進めていくうちに「やっぱり無理かも」と思うこともあるので、注意しましょう。
「生理的に無理」と感じることについては、こちら↓の記事に詳しく書いていますので、参考にしてみてくださいね。
どんなに印象がいい人でも、生理的に受け付けないと難しいですよね。
そうですね、こういうところで無理に妥協すると、間違いなく後悔してしまいますね。
異性関係がだらしない
異性関係がだらしなく信用できない人は、どれだけ魅力的でも絶対に近づいてはいけません。
コミュニケーションが取りやすく、何でも気をつかってくれて器用に立ち回れる人ほど、異性との接し方に慣れているもの。
あなたに特別な想いがなくても、あたかもそのような感じで対応できてしまうのです。
結婚してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、目の前の魅力だけに惑わされないようにしましょう。
金銭感覚が違いすぎる
お金に対する考え方が大きく違うと、生活のいろいろな場面で衝突してしまうので要注意です。
節約志向が強すぎると窮屈さを感じるかもしれませんし、浪費癖があるとそもそも生活が立ち行かなくなる危険があります。
生活していくうえでお金の話は避けて通れません。話しづらいからと目を背けないで、金銭感覚が近いことを確認しましょう。
デートくらいならあまり気にならなくても、毎日のことになったら影響が大きいですよね。
「これくらいなら」と見て見ぬふりをしていると、結婚してから大変なことになりますね。
生活リズムがあまりに違う
生活リズムが完全に合わないと、よほど的確なコミュニケーションを取れないかぎり、円満な家庭生活を送ることは難しいといえるでしょう。
夫婦は、毎日のように顔を合わせて会話するなかで、お互いへの信頼関係がさらに深まっていくものです。
シフト勤務の仕事も多いため、相手と生活リズムが合わないことはよくありますが、2~3日も続けてほぼ顔を合わせないようなことが続くレベルは危険と考えましょう。
今だけでなく将来を見据えた信頼関係を意識していくことが大切です。
結婚後に支え切れないほど大きな事情がある
二人の関係がいくらよくても、結婚後にとても大きな影響を及ぼす環境要因がある場合は要注意です。
とくに、下記の項目には注意しましょう。
借 金 | 生活費を圧迫して暮らしづらくなる |
酒 癖 | DVやモラハラにつながりやすい |
信 仰 | 日常の思わぬところで大きくぶつかりやすい |
持 病 | 程度によってはフォローしきれない |
転 勤 | 突然、生活環境が大きく変わってしまう |
同 居 | 相手家族との相性によってはすさまじいストレスになる |
特殊な家庭事情 | 前提が違いすぎてコミュニケーションが取りづらい |
これらは、「戸建て派vsマンション派」のような価値観の違いではなく、ひとつが合わないだけで決定的に「無理」となるものばかりです。
それだけに、きちんと確認しておく必要があります。
いざ結婚となると、こういうところも、ちゃんと考えないといけないんですね。
自分ごととしてしっかりイメージして考えることが、本当に大切ですね。
エールマリアージュで実際にあった!結婚相手に「妥協」してよかった興味深い事例
こちらでは、当初の希望とは違う「妥協」をして幸せなご結婚をされたお客様の事例をご紹介します。
【事例1】「博識な人がいい!」と言っていた方が結婚したのは…
ある40代女性様は何度かお見合いを経験されたあと、「自分にはどういう人が合うのかしら?!」とかなり迷われていました。
私も定期的にご相談をお受けして、ご自身の求める相手像を整理していくなかで、「私は、博識で尊敬できる人がいい!」と気づかれた様子でした。
新しくお見合いから何度かお会いしているお相手がいて「とてもいい感じなんです!」とおっしゃるので、「お相手は博識な感じなのですか?」とお聞きしたところ、「いやぁ、それが博識とは真逆なんですよね~!」とのご返答。
期待していた展開とはまったく違ったものの、一緒にいてとても居心地よく、何でも素直に言い合えるとのことでした。
その後は順調に交際を続けられてスムーズにゴールイン!今も、とてもお幸せに過ごされています。
「結婚相手は博識な人がいい」と思われていたところから考えると、失礼ながら、実際のお相手には「妥協」したということになるのかもしれません。しかし逆に、博識な人にこだわり続けていたら、今の幸せはなかった可能性は高いでしょう。
相手への「妥協」が願ってもない幸せにつながった、すばらしい事例でした。
実際に会ってみないとわからないんですね。
そうですね、自分がイメージしていたタイプとはぜんぜん違う人と結ばれる方は、けっこう多いですよ。
【事例2】「かわいい人じゃなくていいって気づいた」という名言
ある30代男性のお客様はご自身がカッコいいこともあり、お相手にも「かわいい人」をかなり強く求めてらっしゃいました。
お見合いは次々に成立するものの、「なんかピンと来ない…」ということが続き、いいご縁はなかなかやってきませんでした。
その様子をうかがっていると今までと違い、とても落ち着きつつも前向きな感じがしました。よくお聞きすると「自然体でいられるのがいい」とのこと。
それからゆっくり関係を深められ、見事に結ばれました。
お相手には失礼ですが、最後のご挨拶にお越しになったときの「かわいい人じゃなくていいって気づいたんです」というお言葉がとても印象的で、今もはっきりと覚えています。
その表現はよくないかもしれませんが、何かとても大切なことに気づかれた想いがとてもよく伝わってきました。
こちらも、「妥協」がすばらしい人生の門出につながった事例でした。
妥協して結婚した結果が気になる人へ
エールマリアージュで実際にあった、結婚相手に「妥協」してお幸せになられた事例をご紹介しましたが、それでも「妥協してあとから後悔したらイヤだ」と思うかもしれませんね。
そこでこちらでは、妥協から結婚して後悔する理由と、妥協した結婚でも幸せになるために大切なことをお伝えします。
妥協して結婚したら後悔する理由
では、妥協から結婚して後悔してしまう理由から見ていきましょう。
【理由1】「減点式」で相手を見る
まず、相手を「減点式」で見てしまうことで、「この結婚は間違いだった」と感じやすくなります。
誰にでも長所短所はあるのですが、「妥協して結婚した」という意識が残っていると、つい相手を「減点式」で見てしまうのです。
逆に、相手とのご縁に感謝することから始め、お互いに協力してより良い人生を送っていこうと考えると、「加点式」でどんどんいいところが見えてきます。
相手を「減点式」で見ると後悔しやすくなるので、気をつけましょう。
ネガティブに捉える前に感謝することが大事なんですね。
「減点式」の見方をすると、感謝の気持ちを忘れやすいので、ぜひ注意したいですね。
【理由2】自分が「評価する側」に立ちすぎている
自分が相手を「評価する側」に立ちすぎると、「もっといい人がいたのでは?」と後悔しやすくなります。
このように考える人は、「自分は何でもちゃんとできている」「この結婚に満足できないのは相手のせいだ」と、他責の感覚をもつ傾向が強いです。
本当は相手に助けてもらっていることがたくさんあるのに、自分の至らなさには目もくれず不満を強くもってしまう特徴があります。
たとえ妥協して結婚したとしても、お互いさまの感覚を大事に信頼関係を築いていけば、愛情をしっかり育むことは可能です。
【理由3】妥協してはいけないところを妥協してしまった
残念ながら、本当に妥協してはいけないところを妥協してしまった場合、取り返しがつかないこともあります。
たとえば、どんなに話し合いをしようとしてもすべて損得勘定でしか考えられない人と、容姿や経済力などの条件だけに惹かれて結婚した場合、関係を修復するのは極めて難しいです。
そのようなケースでは、関係改善にベストを尽くしつつも、最悪の場合は大変なリスクになりますが、離婚という選択をせざるを得ないかもしれません。
だからこそ、「何をどこまで妥協するか」が本当に大切なのです。
いや~!絶対に離婚なんかしたくないです!
誰も離婚するつもりで結婚する人はいないですもんね。そういう事態にならないように、しっかり気をつけたいですね。
妥協した結婚でも幸せになるための心がけ
次に、妥協から結婚しても幸せな結婚生活を送るために大切な心がけをお伝えします。
【心がけ1】「隣の芝生はいつも青く見える」と心得る
「隣の芝生はいつも青く見える」、つまり、どんなに満足する相手と結婚しても、何かしら周りがうらやましく思えることは出てくるものです。
たとえ自分の「理想の相手」と結婚できたとしても、30~40年間も一緒に暮らすなかで納得できないことは出てきます。もしかすると、理想だったはずなのに「この人じゃなかったかも?」とさえ思ってしまうかもしれません。
それくらい、私たちは自分が手に入れたもの以外が魅力的に見えてしまうものです。
だからこそ、目の前の出会いに感謝して、謙虚に向き合っていくことが大きな幸せにつながっていきます。
何でもかんでも妥協すればいいわけではけっしてありませんが、冷静に足元を見つめていきましょう。
ないものねだりはよくないってことですね。
ほんと、きりがないですからね。目の前の出会いから大切にしていきたいですね。
【心がけ2】愛情や信頼は「与えられるもの」ではなく「育むもの」と知る
「理想の相手」と結婚できたら、愛情や信頼など必要なことはすべて手に入ると思ったら大間違いです。
「理想の相手と結婚できた」という満足感はまさに一瞬のもの。どんな人と結婚しても、愛情や信頼関係などは二人で協力してイチから育んでいかなければなりません。
まれに「理想の相手と結婚できたら不幸になっても後悔しないから、妥協したくない」という人がいますが、そう長くは強がっていられないでしょう。
結婚生活は長く、日常そのものなので、協力して信頼関係を築ける相手であることは欠かせないからです。
そう考えると、「妥協した結婚」が「理想の結婚」より幸せになることも十分にありえると感じられるのではないでしょうか。
ご参考までに、私が妻との結婚を決めた理由などについて、こちら↓の記事を読んでみてくださいね。
結婚相手に譲れない条件を決めるステップ
ここまで読んで、結婚相手に対して「適切に妥協する」ことの大切さを感じていただけたのではないでしょうか。と同時に「適切に」というのをどう考えればいいのかとも思ったかもしれません。
そこで最後に、結婚相手に譲れない条件を決めるステップをご紹介しますね。
その際、年齢・容姿などの条件面、考え方などの性格面を分けて書くことが大切です。
ここで本音を出し切れないと、この作業をする意味がなくなってしまいます。誰に見られるわけでもありません。遠慮なく書き出してみましょう。
たとえば、明らかに年齢が合わなかったり、自分はほとんど働いていないのに相手へ高年収を求めたり、自己中心的に考えやすいタイプなのに相手へ優しさを強く求めたりしていないか。
そういう大きなアンバランスさがないかを確認することで、より効率的に婚活しやすくなります。
もちろん、何らかの理由で、アンバランスさが大きくても求めたい場合もあるかもしれません。その際は、通常の何倍もがんばる必要があることを自覚しておきましょう。
自分を客観的に見ることも大切ですね。
実家の事情や体調などのどうしても避けられない環境要因は別として、自分の希望としてはなるべく少なくする方向で確認することが大切です。
その判断基準は、その項目を外すと「胸がザワザワするくらいイヤ」か「そんなに強いストレスを感じずに流せる」かです。
あれもこれもと欲張ると出会いの幅がどんどん狭まりますし、安易に流しすぎると結婚してから大変なことになってしまいます。胸にしっかり手を当てて、じっくり考えてみましょう。
ここまでしっかり考えたうえで決めたのですから、基本的には誰が何と言おうと譲ってはいけません。それらは、安易に譲ってしまうとあなたが結婚後に強く後悔することだからです。
たとえ婚活が少し不利に働くようなことであっても、ひとまずある程度は納得いくまで、その方向で思いっきりがんばってみましょう。
そして、活動を進めていくなかで気づきがあり、方向性を変えようと思ったら、そのときは遠慮なくすぐに変更して大丈夫です。
大切なのは、納得感です。あなたが何か腑に落ちて変更したものは、あなたの新しい基準になるので自信をもって進めましょう。
どうでしたか??自分が絶対に譲れないことを決められそうですか?
結婚でどこまで妥協していいかわからない人はお気軽にご相談ください
「妥協する」ことが、お互いが納得する一致点を見つけておだやかにことをまとめることなら、1秒でも早く結婚するには「妥協する」ことは必要です。
ただ、下記の点については絶対に妥協してはいけません。
- 本音で前向きな話し合いができない
- うそをつく
- 生理的に無理と感じる
- 異性関係がだらしない
- 金銭感覚が違いすぎる
- 生活リズムがあまりに違う
- 結婚後に支え切れないほど大きな事情がある
そのうえで、下記の『結婚相手に譲れない条件を決めるステップ』に沿って、自分が譲れないことを決めてください。
- 自分が本当に譲れないと思うことを書きだす
- 自分にその条件・性格を求める資格があるかを見つめなおす
- 本当に絶対譲れないかを再確認する
- 最終的に残ったものを確認する
それでも、何をどこまで妥協したらいいかわからない人は、私までお気軽にご相談いただければと思います。あなたにとって何が本当に大切なのか、一緒に考えさせていただきます。